活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【1月7日】

2016-01-07 | 単行本

生命が誕生した後、生命の主役は細菌であります。人は30兆の細胞からできているそうですが(60兆と聞いたこともあります)、さらに100兆の細菌を体内に持っているそうです。重量でいうと脳の重さに匹敵する数キロだそうです。それらの細菌とは通常共生をしているわけです。いわゆる常在菌というもので、彼らの恩恵を受けながら我々は生きているわけです。ちょっと前まで、病気というと有名なのは、ペストとか腸チフスとかジフテリアとか多くのものがあり苦労しましたが、抗生物質のおかげでほとんど姿を消しました。では人は全て健康になったかというと、最近はかえって弱くなっているのではないか、と思われる。多くの人がアレルギーに悩まされ、喘息、Ⅰ型糖尿病なども増えているそうです。それらの原因は何かは解明されていませんが、常在菌との関係がよく言われています。失われてゆく、我々の内なる細菌を読み始めました。抗菌なんとかという肩書きを付けた商品が売れますが、そもそも体中が細菌だらけなのですから抗菌なんてちゃんちゃらおかしい企業の宣伝です。なんか勘違いしているのではと思います。

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