活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【3月8日】

2024-03-08 | 単行本

地球ではかつて五大全滅といわれる生物の大全滅がありました。その中でも最大のものの一つがペルム紀の大全滅といわれるもので、これをもって地史学的に古生代から中生代へと変わります。2億5100万年前のことです。ペルム紀は氷河期と高酸素濃度でした。高酸素は後の石炭紀と言われる大森林時代に作られましたが、二酸化炭素の濃度低下によって植物の繁栄は終わりを告げます。そして気候も温暖化を加速し、やがて地球史に見る低酸素濃度かつ高温になります。酸素濃度は一気に三分の一減って12%くらいになり、これは現在の標高4500mに匹敵するそうです。0mでこの濃度ですから、ちょっとした丘に登るのも厳しい状況で、これが動物の往来をなくし、山には動植物は無くなりました。またこの時期に大陸が集合してパンゲア超大陸を作ったのです。何故大全滅したかは諸説ありますが、硫化水素の濃度が上がったからという説が有力です。温泉や火山地帯で匂うアレです。動物の90%がいなくなり、植物もコケ、地衣類しかなくなったそうです。これが回復するのに100万年かかったらしいです。

 

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