2 第一関門

11月30日　火曜日
　朝8時半　タクシーが私達を迎えに。（ホテル滞在は三人。後の2人はパリで自宅滞在）私達乗り込んだ後　何処に行くの？私達知らない・・・・行き先知らない客なんて始めてだとあきれるタクシーの運ちゃん。これは私達は何もせず全部企画されていたと言う事です。）
　
スタジオに着いたら　またまた個人ごとにインタヴュー、今回はお芝居がかったコンクールへの意気込みを見せてね・・・と。困ってしまう。

その間に本番のステュディオは秘密に・・・秘密に・・・（私達候補者は足を踏み入れても垣間見てもいけない場所で遠回りの道のりで避けて移動）コンクールの準備をしています。

候補者5人。〔マルゴー、ステファニー、ルーシー、アニエス　そして私）



審査は四段階。

段階ごとに一人ずつ落とされる事。最後の四段階目の挑戦は２人で競う　と通知がありました。関門その都度時間が訪れるまでコンクールがどのような課題で如何に展開するかは教えてくれません。

集合の合図がありました。

　　　第一の関門　スムージー　（挑戦者５人）

支給されたシェフの衣装をまとい軍隊のように戦場に出かけるごとくの仕草を求められる。私を含め皆緊張。


平行に並べられた５台のテーブル。フィリップス社のミキサーとナプキンの掛かった大きな籠がそれぞれのテーブルに。
　
　司会者

スムージーを作ってください。ありきたりのスムージーではなく　オリジナル　創作　意外性に富んだものを要求しています。

横にあるマスクで眼を覆ってください。３分間　めくらのままで使いたい素材を選んでください。

　私
　
スムージー・・・作ったこと無い・・・どうしよう・・・

手探りで　私の感覚でなんとなく。マンゴー・柿・リーチー・ライム・コンバヴァを選ぶ。

目隠しの状態のままで司会者にＥｍｉは何を選んだのか　？と聞かれる。自分の思ったものを正確に取ったこと確認。如何して柿？との質問。
柿をミキサーに掛けると卵白を泡立てたときのようになるからかな　と　答える。

司会者
　　
　　皆さんマスクを取ってください。

　　皆さんご自分の選択に満足ですか？

　　では後ろ隣の人と選択した籠交換してください。

皆　驚きの沈黙

　私はマルゴーの選んだもの
　　　バナナ　キーウイ　　胡瓜　ライム

　マルゴーはアニエスの選んだ１０種類程の果物と野菜を手にし大きな戸惑い

　私の選んだ籠を手にし　柿を発見　怒ったような表情で私を見つめるルーシー
　
司会者

　使用時間　10分　飾りつけは大事ですよ。

バナナとキーウイが入るので甘味が。胡瓜が入るので香料が必要とカルダモンとパンデピスの香料にタバスコ　塩を加え　全材料のまず滑らかなスムージーを用意。細かく切った半量の胡瓜を最後に加えて軽く攪拌の胡瓜の感触が滑らかなスムージーの中で感じられるような仕上げ。皆は小さなべリンを選んだけれど私は大きなグラス使用。

審査員の前に提出。テーマ名は？シェフにじっと見つめられ思わず　＊リラックス＊
ヴァカンスの香りで美しいと誉められる。

これはこの日（他のものは失敗したけれど）誉められた随一　の作品でした。（一位で通過）苦笑
ルーシーは二位で通過。柿が良かったみたい。後でお礼を言われました。

最後の二人は同点で再競いがありました。（フランス側は１３日のウェブサイトの始まりまでどのような展開があったのか名前など隠しているので私のことのみ皆様のご心配を避けるようにご報告しています。）

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