Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

さくらんぼのリキュールとコンフィチュールレシピ

2013-07-13 07:47:08 | 保存食 Conserves

今日も続いてさくらんぼのお話になってしまいます。沢山収穫したさくらんぼを目の前にして痛む前に即出来る保存食はやはりリキュールと思い早速行動に移ることにしました。

フルーツリキュール用のアルコールも売っているのですが私はいつもアルコール度50度ホワイトラム酒を使用します。漬けてから12日経ちだんだん綺麗な色がでてきました。我が家のさくらんぼは黄色い物なので黒いさくらんぼのように濃い色は望めませんがそれでも赤味の濃い琥珀色に仕上がります。

作り方ご紹介します。

基本の材料はさくらんぼ1kgに対しラム酒1L 砂糖350gです。でも私は砂糖は250gに減らしました。氷砂糖は手に入らないのでグラニュ糖 さくらんぼの色が綺麗に出来るように白糖使用です。

作り方

さくらんぼは洗ってからクッキングペーパーでよく水気をふき取り楊枝などで何箇所かつつきます。 軸を入れると味が出るそうなので短く切った軸つきのものも1割ほど加えました。

一日1回上下さかさまにして砂糖を溶かす作業を5日ほど繰り返します。その後直射日光の当たらないところで保管2ヵ月後から賞味できます。漉す方法もあるようですが我が家ではこのままクリスマスまで寝かせます。 木枯らしピューピューの冬 家族の集まる団欒の日々にグラスにさくらんぼと一緒に美味しいリキュールを楽しみます。滞在していた姪が自分で作ってパパにプレゼントしたいと言ったので二人で楽しくお喋りしながら作りました。

前にもご紹介した記事がありますので宜しかったら此処をご覧ください

リキュールには傷付いていないさくらんぼをしましたが傷ついているのもあったのでコンフィチュールも何瓶か仕込みました。

 最近はゼラチンの入ったコンフィチュール用の砂糖が沢山出ていますが私は昔からの方法で普通の砂糖グラニュ糖を使います。無花果などはカソナード糖を使いスパイスも効かせた物が好きですがさくらんぼはそのデリケートな味わいをそのまま残したいので。

さくらんぼは綺麗に洗い水気をふき取ってから種を除き好みの大きさにします。この正味の量の6割(普通は8割、5割まで落とすことも出来るのですが短期間保存の場合。長くの保存のことを考えると6割をお勧めします。我が家では2年ほど前のコンフィチュールも沢山残っています。原則としてコンフィチュールは買わないで手に入った果物で作るのですが無花果などは泣きたいほど沢山収穫があるのです。2年前には野生のプラムをそれは沢山頂いて皆に配ったのだけれどそれもまだ沢山。)の砂糖をさくらんぼの上にかけさくらんぼ1kgに対しレモン汁1個分を絞ります。さっと掻き回し一夜置き翌日煮込みます。

広口の鍋で強めの中火で絶えずかき混ぜながら水分を飛ばし焦げないように煮込みます。あくが出てきた場合バターを少し落とすとすうっとあくがひき透明感が出ます。それでもと言う時は表面取り除いてください。でもあまり取り除くとペクチンまで除いてしまうのでご用心を。一度に沢山仕込むと水分が飛ばず時間も掛かるし美味しく出来上がりません。

煮沸した瓶に出来上がった物を入れ即蓋をして逆さにして冷やします。

ところでうまく煮詰まったかどうか疑問に思う方に。

冷蔵庫で1時間冷やしておいたお皿にほんの少し出来上がったと思うコンフィチュールを垂らします。丸く滴のようだったら美味しく煮詰まっていますよ。

 

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (越後屋)
2013-07-13 20:29:53
フルーツリキュール良いですよね。
ここはベリー類のリキュールを仕込むご家庭が多いです。
サクランボ、クラフティと生食で終ってしまう量なのが残念。
クリスマスに手作りのフルーツリキュール最高ですね。
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Unknown (Mchappykun)
2013-07-14 00:56:39
私も今年はさくらんぼ酒を作りました。アメリカのビングチェリーと言う赤黒い色のものなので、赤色が凄くでます。ラム酒で漬けるというのもあるのですね。私は焼酎です。軸を入れると味がよくなるというのは知りませんでした。でも、やはり新鮮な軸でないと、駄目でしょうね。茶色になっていたら味が悪くなりそうですものね。

コンフィチュール、こうやって作るとよいのですね。チェリーは種を取るのが面倒ですが、美味しいですね。チェリーの種取器というのも売っています。
保存食を作りなれている塩の華さんならではの素敵なレシピです。
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お喋りなリキュール♪ (きき)
2013-07-14 19:45:44
あらま、凄い数のリキュールの瓶♪ 鬼ヶ島に鬼の征伐にお供したら1本頂けるのでしょうか?(笑)わたくしは、庭の西洋梨でリキュールをつけるのですが、手入れをしないためか、毎年収穫がある訳ではなく(良い年は、3-400も成るのですが)以前つけたのは、既に4年ほど前でしょうか。。。今年は、豊作のようですが、またラクーンに食べられてしまいそう(涙)。この間の一時帰米では、葡萄の袋がけをしてきました。こちらも豊作のようで、50枚の袋では、足りませんでした!

お嬢様とおしゃべりしながら漬け込んだリキュール。。楽しい話題も美味しさのエッセンスになっていることでしょうね^^*
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Unknown (タヌ子)
2013-07-15 08:26:13
これだけの量のさくらんぼを一つ一つ拭き取る作業、今季のいる仕事ですね。
でも、丁寧に作られた自家製リキュールとジャムは格別な味でしょうね。
私も数年後には庭のサクランボで、こうして自家製の保存食を作るのが夢。
早く大きくならないかな。
今のところ庭の収穫物で作れるのはラズベリージャムと林檎のコンポートぐらいかしら。
でも、林檎は今年も不作。
泣きたくなるほど大量のいちじく、消費のお手伝いをしてさしあげたい!(笑)
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Unknown (ソーニャ)
2013-07-15 14:51:21
出来具合によってこれだけの量のサクランボウを
選別するのも大変な作業ですね。

愛情たっぷり手にかけたサクランボウを
寒い冬に家族団らんの食卓に登るのは
サクランボウも幸せですよね。
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Unknown (ryuji_s1)
2013-07-17 13:25:17
Fleur de selさん

さくらんぼのリキュールとコンフィチュールレシピ
素晴らしいレシピ
有り難うございます
うれしいです
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越後屋さんへ (fleur de sel)
2013-07-19 16:01:31
ベリー類のリキュール派とっても色が綺麗ですね。もうすぐブラックベリーの季節。何瓶か作ってみようかな?
作ったリキュール予約が入っていて減ってしまうのではないかと心配しています。夏に家族が沢山来訪するので主人が隠してしまったらというのですよ。笑
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Mchappykunさんへ (fleur de sel)
2013-07-19 16:04:44
赤黒いさくらんぼだと本当に綺麗な色に仕上がるでしょうね。私のさくらんぼだとなんとなくさくらんぼ酒という色にはならないので一寸寂しいですがお味は美味しいです。私もさくらんぼの種とり器持っていますが手作業の方が早くできて毎年引き出しの中に眠っています。
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ききさんへ (fleur de sel)
2013-07-19 21:41:42
洋梨のアルコール漬けは美味しいでしょうね。でもとってもアルコール度の高い物が必要でしょうね。3-400は沢山。でも我が家の無花果もそのくらいなると思います。不作の年はめったにありません。水分の多目のグルメの無花果ではないのですが。葡萄の収穫楽しみですね。どのようにお使いになるのでしょうか?
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タヌ子さんへ (fleur de sel)
2013-07-19 21:49:54
さくらんぼは収穫作業がまず大変と思います。洗うのも量が多いと。でもこの段階主人や姪義妹に帰宅していた娘が皆手伝ってと言うか皆下準備をしてくれました。と言うわけで皆からおすそ分けの予約が入っています。
ラズベリー沢山いいですね。ノルマンディーはブラックベリーの方小出し。2年前カマンベールに行く途中の道々はブラックベリーに覆われていました。林檎は去年は不作だったと聞いています。でも沢山獲れると保存食作りに悲鳴上げるかもしれませんね。無花果は本当にお分けしたいです。でも本当に美味しい品質の物ではないのですけれど。
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