スバルXVを買ってから、
もう1年が経とうとしている・・・はやいなぁ
この車は運転免許を取ってから3台目。
車種を選ぶのも、買うのも、
何もかもを一人でしたのは初めてで、
見た目も乗り心地も、すべてに満足の
まさに「愛車」である
免許を取ったのは35歳と遅い。
昔から車が苦手だった。
中学生の頃、バスで習い事に通っていたのだけれど、
時々、乗っているのがどうしようもなく怖くなった。
(このまま乗っていてはいけない!)と
心臓がドキドキし、冷や汗が出て、全身が辛くなり、
耐えられずに、途中で降りて歩いたことも何度か。
その後、そのバスは大事故に遭い、全員死亡!
・・・な~んてことが起きるわけではなく・・・
事故に遭った過去があるわけでもない。
ただただ無意味に怖いという、不思議な恐怖感だった。ちょっとパニック障害に似ていたかもしれない。
自動車の助手席に乗るのも、
信頼できる人が運転しているのでなければ、
ビクビクだった。
だから、(私は一生、車の免許は取らない)と思っていた。
35歳の春に、腹痛で検査入院した。
最初の検査では、「内臓のあちこちにあやしい影がある」と言われ、
これは、大変な病気かもしれない、と不安が渦巻いた。
MRIや腫瘍マーカーまでした。
結局、痛みは胃腸炎、影は害のほとんどない「憩室」や「のう胞」だったのだけれど。
そんな病院のベッドの上で、
ある時 なぜかふと、
(あ、もし、無事退院できたら、もう運転免許をとっても大丈夫だ。)という思いが湧いた。
病気の不安で、何かが切り替わったのかもしれない。
でも、なぜか よくはわからない・・・
湧いた というより、上からそんな考えが降りてきたみたいだった
余談だけれど・・・
お父様の遺言で建築デザイナーから転身し、
病院を継いだばかりだった同年代の主治医の方は、
その数年後に、ご自身が病気で亡くなってしまった・・・
すべては移ろいゆく・・・
今や私は、すっかり運転好きになり、
愛車に乗らない日はないくらい、
高速移動の楽しさを享受している。
あ、人を乗せて運転するのは、今でも苦手だけれど・・・
人生は不思議で面白い・・・
ところで・・・
なぜ35歳で急にそんなことになったのか、
わからないとは言いながら・・・
本当は・・・
ある前世で、
スピードの出る乗り物の事故で死んだのが35歳だったのだ。
なんて・・・結構本気で 思ってる・・・