明日はひな祭りだなぁ、と思いながら昨日買い物をしていたら、
ついつい生の鱈を買ってしまいました。
両親と暮らしていたとき、ちらし寿司の桜でんぶは、母の手作りでした。
市販の、お砂糖じゃりじゃりのは苦手だったけれど、
母の桜でんぶは好きでした。家では「そぼろ」って言っていたなぁ。
結婚してからは、
ちらし寿司が大好きで、ひな祭りが結婚記念日だった義父母のために、
毎年作っていました。夫も好きだったなぁ・・・
今回は完全に手抜き・・・
丁寧には ほぐしていないし、食紅は水で溶かずに直接入れちゃったし・・・
でも、甘ったるくなく、お魚感が残っていて、よい感じ
一日遅れだけど、明日実家でお寿司にでもしようと思います。
ちらし寿司・・・母には手まり寿司の方が食べやすいかな・・・
実家の夕食が済んだ頃合いに電話してみたら、
明るい母の声。
昨日父が言っていた通り、夕食は「お汁粉食べたよ」って。
「食べ終わって今は、辻井伸行さんのテレビやってるから、観てるの」っていう母の声の向こうで、
「俺が録画しておいたやつだぞ」っていう父の声。
ふたりで好きなもの食べて、ふたりで好きな音楽番組観て・・・
嬉しそうに報告してくれる母の声を聞いていると
なんだか泣きそうになってしまいました。
住んでいる家も一緒に住んでいる夫である父のことも、私が妹じゃなく娘だということも、
ひんぱんに分からなくなる母だけれど、
今は父とふたり、穏やかな夜を過ごしている・・・
さて・・・
鱈のでんぶには、皮は使いません。
棄てようかなと思ったけれど・・・もったいないな、と思い直して、
塩胡椒して澱粉つけて、フライパンでゆっくり揚げ焼きしてみました。
これが・・・カリッカリにできあがり、美味しいんです~!!
でんぶよりこっちの方が、私好みでした
今夜は桜色の甘酸っぱいロゼワインで、独りほろ酔いです
いろいろあっても、今この瞬間は、
心軽やか。自由で幸せ・・・
世界中の人が、幸せだなって思えていたら良いのになぁ・・・・・・