「同行援護従業者養成研修講座」という、
どうしても覚えられない名前の研修の3分の1日目を受けてきた。
視覚障害の方が外出する時に、
同行して支援する資格 を取るためだ。
資格を取って働こうというわけではない。
81歳の母が、緑内障で視覚障害者2級になった。
視力も視野も悪化しているので、
単独で外を歩くのは、危険。
買い物も、どんな商品が並んでいるか見えないので、
そばに付いて 説明しなければならない。
でも、ありがたいことに父が元気でいてくれて、
母はまだ料理もできるので、
二人で普通に生活できている。
だから私は、自分のしたい生活ができる。
この自由な日々のうちに、
専門的な知識を勉強しておくのも、母や他の人の役に立てるかな・・・と。
本日の受講の方たちのほとんどは、
現役の介護福祉士さんやヘルパーさんだった。
でもまぁ、この年になるとずうずうしさ満点になるので、
ほとんど物おじしない自分がいた
でも・・・!難しかったぁ~
二人組になって、
一人はアイマスクをして「利用者さん」役。
援護者は「利用者さん」の斜め前に立って 腕や肩をつかんでもらい、
ある程度のスピードで歩く、曲がる、方向転換する、
地下鉄の改札を一緒に通る・・・などの実習を室内で した。
何が難しいかというと、「すべてを言葉で伝える」こと。
右、左などの「向き」は相手の側になって言わなければならないし、
次にするべき行動を、一つ一つわかるような言葉で言わなければならない。、
方向転換や、改札にカードを通すときの一連の動きを、
一つ一つ瞬時に伝えるというのは、慣れないと難しい。
また、向いてほしい方向が、
相手の方が「右に向く」ことなのか「左に向く」ことなのか・・・を、
私は、え~と・・・と考えないと言えなかった
でも同じような方がたくさんいて、ちょっと安心したけど
次回は、食事の時の支援の実習。
最終日は実際に外に出て、地下鉄にも乗るらしい。
どんなことも、支援者がやってしまうのでなく、
「利用者ご本人が自分ですることの お手伝い」というスタンスが大切だということだ。
手をつかんで、ここですよと導くのではなく、
言葉で「もう少し右です」とか言う方がよいとのこと・・・。
ぱっぱと手っ取り早く手をつかんで引っ張ってしまいそうな私・・・
でも、いろいろ新鮮で、面白い1日でした~
新しいことを知るのって楽しい
というわけで、いつも日曜日は
両親を乗せてスーパーに買い物に行くのに、
実家には行かずに過ごした私。
1日母のことを思い描きながら研修を受けてはいたけれど、
母の日なのに 何にもしなかったなぁ・・・と思いながら、
家に帰ってきたら・・・
宅急便が来ていた。
あら、大阪の次男から・・・
ドキドキして箱を開けると、
わ~いお花~
息子からの 母の日のプレゼント。
大人になった息子に
母の日になにかしてもらう 嬉しさを、
初めて味わったのでした。
感謝 感謝・・・
うるうる・・・