更年期は、40代後半〜50代前半、閉経を挟んだ期間といわれています。
生理がストップするまでに向けて、40代後半頃からエストロゲン(女性ホルモン)が分泌される量が急に減少します。エストロゲンは脳の視床下部から、「ホルモンを分泌して〜」と指令があると卵巣でつくられ、子宮の発育や、子宮内膜の増殖などにはたらきます。しかし、閉経前後は、卵巣の機能が徐々に低下していくので、脳から指令があっても、分泌される量が少なく、少ないともっともっと、となるので、バランスが乱れ、今まで何の不調もなく元気だったのに、急に不調が現れ戸惑うことがあります。
めまいや頭痛がしたり、憂うつな気分や不安感に襲われたり、急に1週間程眠れない期間が続いたり。または、予兆もなく熱がこみ上げてきて汗をかいたり、急に冷えて湿っぽくなったり、タイミング も、不調が続く期間も、アップダウン、予測ができず、ジェットコースターに乗っているようだと例えられます。
特にほてりは、更年期を迎えた女性の80パーセントほどの人が、1度は経験するそうです。
多くは、突然やってきて、強烈な熱が身体に広がっていく感じ、胸から広がり首や顔にかけて上っていったり、腕のほうまで下りていく場合もあり、急に熱が上がったようにほてり、脈拍が早くなり、見た目にも明らかに汗をかくこともあるといわれています。
または、膝の裏から背骨にかけて熱が上がっていき、顔のほうまで熱が届く場合もあるそうです。
日常生活や、ヨガでできることは、
◯神経を刺激するものや、ことを減らす
コーヒー、タバコ、アルコール、たくさんのチョコレート、動物性のたんぱく質のとりすぎ、辛すぎる、スパイシーすぎる食べ物、過大なストレス、忙しすぎ、寝る前の熱すぎるお風呂、寝る前のスマホ画面など目に入る刺激
◯野菜や大豆、テンペ、海藻などを意識してとる(無理しない程度に)
◯ストレスの多い生活、忙しすぎる生活をしていたらそれに気づいてあげて、休めるときに休憩したり、体力と相談して、優先順位を決めて少しずつこなしていく。お付き合いの境界線を決める。
◯締め付けない服装
◯専門機関の受診をためらわない
◯ヨガでは、気持ちを落ち着けるポーズや、ストレスを和らげるポーズ、不安や神経を落ち着かせるポーズもあるので、体調と相談しながらするのも少し助けになるかもしれません。(元気があるときは両手をついて腰をあげるポーズや、脚を広げて前屈するポーズ、元気がないときは陰ヨガ じんわり時間をかけてポーズをとっていく動きの少ないヨガ もクールダウンになります)
少人数のヨガなので、できそうなことがあれば対応できると良いかと思いますので、体調等お気軽にご相談ください。
参照:「The Woman's Book of Yoga & Health」
Linda Sparrowe , Patricia Walden
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