すてきな本に出会いました。
「ウニピピリのおしゃべり」吉本ばなな 平良アイリーン 著 講談社 2019年
ウニピピリとは、内なる子ども、とされ、ハワイの問題解決方法「ホ・オポノポノ」ではインナーチャイルド、記憶の保管庫と呼ばれています。再生される記憶をヒントに、「アンバランスを正し、もともとの完璧なバランスを取り戻す」方法なのだそうです。
ほんとうはしたくないのに周りに合わせてしていること、日常で感じる違和感、気が乗らない誘いなど、ほんとうの自分の声をあと回しにしてしまうと、ズレが生じて、物事がうまく進まなくなったり、自分のことが分からなくなってしまいます。
自分がほんとうはどうしたいのかな、どう感じているのかな、と自分との対話を重ねて、自分を大切に扱うと、ほんとうの自分とつながりやすくなるのだそうです。
自分についていた嘘が分かったり、傷ついた心に気づいたり、無理して理想の誰かみたいになろうとして苦しんでいる心に気づいたり、生きにくさを感じていた原因が分かったり。力みがとれて、自然体でいることが心地よくなりそうなヒントが対話を通して伝わってきます。
ちょっと気持ちがぎゅーっとなったら、自分でケアできる方法がある、というのもお守りのようで心強く感じます。