少し前になりますが、ハロウィンの夜に、Daphne Tse さんのキルタンコンサートに行ってきました。
ダフネさんの歌声は優しくて、一言で表すと愛。愛に満ち溢れていて、聴いているととても優しい気持ちになります。温かさで胸がいっぱいになって、誰にでも優しくなれそうな気がしてきます。
まさかその歌声が間近で聴けるなんて！本当に贅沢な時間でした。
キルタンはバクティヨガといわれていて、Devotion、捧げる愛のヨガです。マントラを歌にのせて唱え、一方が歌ったのをもう一方がレスポンスしながら唱えていきます。なので、キルタンコンサートも参加型。その場の空気感、参加している人のよいエネルギーが共鳴し合うのを肌で感じました。
演劇や舞台の起こりも、自然や大きな存在に捧げる、ということであったといわれています。自然に対する畏敬の気持ちをエゴではない純粋な美しさで表現していく。そういった意味で、「捧げる」ということだと考えると、自然を表現し、大地とつながるフラも、日本のお祭りも、通じるものがありそうです。
ダフネさんは、ハロウィンの日はもう亡くなってしまった人を思い出し、思いを届ける、冥界とつながる日だと話していました。そしてコンサートのあともお菓子を回してくださって、これをおいしく食べて、そして誰かに優しくしたり、何かを与えてくださいね！とおっしゃっていて、素敵だなぁ、そして、大人は子どもや誰かに与える日なんだということを思い出しました。
日本では最近、ハロウィンは大人も仮装して、嫌なこと忘れて盛り上がろう！みたいな風潮があるけど、人でごった返した渋谷と同じ東京で、静かな夜を過ごしながら「与える」「思いを届ける」ということを思い出したというのはとても対照的な感じがしました。
ダフネさんの曲はよくクラスでかけています。特に、Saraswati Mahalo という曲の中の、Mother thank you というフレーズが大好き。コンサートでは、ママにも、ママのママにも、思いを届ける気持ちで歌いましょう、というようなことを話していて、とても温かい気持ちになりました。
クラスでは、すべての女性の方に、お疲れさま、ありがとう、ともにがんばりましょうね！という気持ちで曲をかけています。やっぱり女性はまだまだ苦労が多い、相対的に家庭の仕事量が多い。あたりまえのように思われているけど、でも大きな仕事が報われますように。家事はほんとうにカルマヨガですよね☆
