平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒15 「人生のお会計」~拳銃を手に入れるために入れ墨を彫る男

2016年10月27日 | 推理・サスペンスドラマ
 余命幾ばくもない彼は考えた。
「自分の人生は地味で平凡だった。
 これで生きていたと言えるのか?
 一度でいいから人の役に立つことをしたい」

 ここからの彼の行動がぶっ飛んでる。
 復讐を代わりにおこなうことを決めた彼は、
・貯めていた500万をホストクラブで散財し、復讐相手の居場所を聞き出す。
・やくざの事務所に乗り込み、拳銃を売れと迫る。
・かたぎには銃は売れないと言われると、入れ墨を彫り、
「俺もお前らと同じになったのだから銃を売れ」とふたたび迫る。

 こんな彼の行動にリアリティを感じるかは視聴者の判断。
 僕は感じないなぁ。
 貯金があるのだから、ゆっくり温泉旅行でもすればいいし、残ったお金はどこかに寄付してもいい。
 民事裁判で訴えることもできる。
 まあ、彼をこのような行動に走らせたのは、正義が正しくおこなわれないからなんだろうけど。
 悪いやつは法の網をかいくぐって悪事三昧。
 弱者ばかりがひどい目に遭う。

 事件は単純明快。
 ラストのハンカチの中のオチも予想できる。
 だって、あんなに堂々と監視カメラを見せてるんだもん。
 彼の意図は見え見え。
 彼は右京(水谷豊)のことを「あんた、すごいなぁ」と、しきりに感心していたが、別にたいしてすごくない。
 右京さんの説得もなぁ。
 ここで自殺したら、この場所を大切に思っている人が迷惑に思う、って……。
 結構、苦しい説得。

 どうした、『相棒』?
 シナリオの質は確実に落ちてる。

 

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