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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

いだてん 第15回 「あゝ結婚」~何だかんだ言ってふたりは夫婦。スヤさん、四三に勧められて冷水浴をやって「ひゃあーーーっ!」(笑)

2019年04月22日 | 大河ドラマ・時代劇
「何はさておきオリンピックだけん」
「だったら私も何はさておき、お義母さんです」

 スヤ(綾瀬はるか)の気持ちは複雑だろうな。
「何はさておき、お義母さんです」と言ったのはウソではないだろうが、寂しさもある。
 なぜならスヤはずっと四三(中村勘九郎)を想い続け、やっと夫婦になることができたのだから。
 だが、スヤはこんな女性でもある。
「自分の体を何に使うかは自由」
 今の四三は「自分の体をオリンピックに使いたい」と言っているのだから、それを認め、応援するのが自分の役割。
 スヤはこう考えている。

 それにしても四三は不器用だな。
 ひとつのことしかできない。
 妻も家庭も教職もマラソンも手に入れてがんばればいいのにそれをしない。
 でも、これは一般人の発想で、天才は違うんですよね。
『バカと天才は紙一重』。
 炎天下の海岸を40キロも走り続けるなんてことを普通の人はしない。
 自分がオリンピックに出場して優勝するなんてことも考えない。
 そう言えばアップルの創業者スティーブ・ジョブスの座右の銘は『Stay foolish』だったっけ。

 こんな四三を嘉納治五郎(役所広司)はこう評した。
「職にも就かず、マラソンばかりやっているようなやつのことを何というか知っとるかね?
 プロフェッショナルだよ。
 君はマラソンを極めて、我が国におけるプロフェッショナルのスポーツ選手、第1号になりたまえ!」
 なるほど。
 現状、四三はただの『ろくでなし』『放蕩者』だが、『プロフェッショナル』という言葉を使えばそれらは否定される。
『スポーツ』もそうだが、言葉や概念の導入は大事なんだなあ。
 新しい言葉が導入されれば、新しい世界や価値観が生まれる。

 最後はこれ。
 四三に『冷水浴はよかばい』と手紙で言われて、早速、試してみるスヤさん(笑)
 ハダカになって冷水をかぶって「ひゃあーーーっ!」
 何だかんだ言って、ふたりは夫婦なのです。

コメント (2)
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