平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ヤスコとケンジ 第5話

2008年08月10日 | 学園・青春ドラマ
★キャラクターの立たせ方
 「ストーカーの様につきまとわれて困っている」
 「写真集も欲しくないからもらってくれと言われた」
 こう言われたヤスコ(多部未華子)はつらいでしょうね。
 涙を流して家に帰ってくるヤスコ。
 ここで描写を終わらせてしまったら、ヤスコはフツーのキャラだ。
 すごいのはその後。
 翌日、ヤスコは同じ写真家の写真集をいくつも持ってきて「どれが欲しかったのか?」と純(大倉忠義)に聞く。
 つらいのにさらにがんばったヤスコ。
 普通のキャラならやらないリアクション。
 これでヤスコはヒロインになれた。
 キャラクター描写はこの様にさらに一歩踏み込めるかどうかで違ってくる。

 純の次の描写も見事。
 助けに来たケンジ(松岡昌宏)とエリカ(広末涼子)に純は言う。
 「自分が落とし前をつける」
 幹夫(安田章大)の裏切りは自分の問題だからだ。
 いつもは助けられっぱなしだった純が自分のプライドとヤスコのために闘う。
 これも一歩踏み込んだ描写。
 これでかっこいいだけだった王子様・純のキャラクターが立った。
 このエピソードにはさらにおまけ付き。
 幹夫に純は言う。
 「お前も大事なものを見つけろよ」
 裏切られても友人として忠告する。
 普通だったら幹夫を殴り倒して終わり。
 これも一歩踏み込んだ描写。

 キャラクターを立たせるには一歩も二歩も踏み込んで描写することが大事だという見本だ。

★「マイ★ボス・マイ★ヒーロー」の榊君との共演を!
 この作品、同じ枠でやってた「マイ★ボス・マイ★ヒーロー」と合体してほしいな。
 ケンジとヤクザの組長・榊君がいっしょになって闘う。
 夢の共演!
 同じTOKIOだし。
 でも「マイ★ボス」は韓国原作だったっけ?
 ぜひ実現して欲しい。


コメント
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