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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

全日本女子バレーボール ワールドグランプリ 

2006年08月21日 | スポーツ
日本がブラジルに16連敗/バレー (日刊スポーツ) - goo ニュース

 2006年の柳本ジャパン。
 キューバ、韓国には3-0で完勝。
 中でもよかったのは若手選手の成長だ。
 10代でアテネオリンピックを経験した大山佳奈、木村沙織。
 大山はテクニック・器用さは高橋みゆきなどに及ばないが、さらにパワーアップした。
 木村はセッター・アタッカー・レシーバーをこなす選手としての幅を備えた。
 あっけらかんとした性格で見失われがちだが、彼女は器用。華がある。
 いずれは全日本の中心選手になるのではないか?
 そして新たな若手の登場。
 荒木絵里香。
 大山の同級生で大山の影に隠れてきた地味な存在だったが、開花した。
 花には遅咲き・早咲きの花がある。
 荒木は遅咲き。もっともっと開花していくだろう。
 落合真理も同様。
 怪我やチームの解散などの苦難が彼女を襲い、何度もバレーを辞めようと思ったという。
 荒木と落合、このふたりには遅咲きの雑草魂を見せてほしい。
 そして、小山修加は昨日のブラジル戦だけなので未知数。でも楽しみだ。

 この様に若手が台頭してきた今年の柳本ジャパン。
 若手ゆえに未熟な所もある。
 それが昨日のブラジル戦。
 大山はその無器用さゆえに今後、何度も壁にぶつかっていくだろう。韓国・ブラジル戦では研究されたのか、彼女のスパイクは止められた。となると彼女はさらに上の選手にならなければならない。大山がどこを目指すのかは、本人や監督次第だが、できれば小手先のテクニックを身につけるのではなく、さらにパワーアップしてほしい。それが彼女の無器用さに合っている。
 木村は昨日のブラジル戦でサーブの集中砲火を浴びた。
 これも試練。
 しかし弱点が露呈しただけいい。レシーブを鍛え直せばいいからだ。
 彼女が昨日受けた屈辱はきっと彼女を奮起させるだろう。
 荒木、落合、小山はまだまだ未知数。
 特に身長182cm、最高到着点315cmの跳躍力を持つ小山の潜在能力はすごい。成長過程にある彼女らは試合での試練を受けてさらに大きく育っていくだろう。
 この様に選手育成がうまい柳本監督。
 すぐに悩む大山には起用を外してベンチで試合を見せる方が有効だと考えたのだろう。
 天然の木村には逆に屈辱を味合わせた方が、彼女に堪えると思ったのだろう。
 そう考えると、昨年まで荒木や落合を起用しなかったことも柳本監督の考えではなかったかと思えてくる。下積み、同期や後輩が活躍している姿を見せることは彼女たちを強くした。
 花にはそれぞれ育て方がある。

 今年の柳本監督のテーマは-2(マイナス2)、個々人がミスを2つ少なくすれば、チームも5位-2で3位になれる。
 しかし、完成されていない大山らがさらにパワーアップして+2(プラス2)になれば、チームはさらに強くなれる様な気がする。
 柳本監督の完成された最終的なチームとはどの様な形であろう。
 個人の成長は必ずしも監督の思惑どおりには行かないだろうが、2年後のオリンピックでどの様なチームを見せてくれるか楽しみだ。

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