吸水口さく、ネジ固定は24カ所中6カ所 プール事故 (朝日新聞) - goo ニュース
今、必要なものは何か?
1.モラル
2.思想
3.プロ意識
モラルとは人としてしてはいけないこと。その基準は人によって様々だが……。
思想とは、例えば公務員の場合、「社会への奉仕」といったその職業の持つ理想。プール管理者であれば、「安全」。
プロ意識とは、自分の仕事が他の人には出来ないという誇り・プライド。
この事件のプール監視員は、安全の教育もされておらず(理由は教育に使う時給がもったいないからだとか)、泳げず現場には水着も持ってきていなかった。
そうしたアルバイトを管理していたのは京明社。
京明社の発注元が太陽管財。太陽管財は京明社に丸投げ、チェックもなし。
そして太陽管財に発注していたふじみ野市も同様。
ねじで止める旨を示した国の行政指導書も太陽管財に渡していなかった。
こんな事件も。
「岐阜県の裏金問題で、複数の会計担当の職員が裏金の処分に困り、計約500万円分の紙幣や硬貨を焼いたり、ごみと一緒に捨てたりしたと県の調査チームに証言していることが3日分かった。
調査チームによると、1999年以降、当時の副知事が裏金の存在を隠ぺいするため知事公室長らに指示して各職場の担当職員に県職員組合へ裏金を移すよう示唆したが、一部の部署では、組合に移さずに各自で保有。その後、処分に困り、パソコンの購入やユニセフなどへの寄付に使ったが、焼却したり、ごみに混ぜて処分したケースも計6件あったという。時期は不明としている」(共同通信)
裏金で作ったお金は4億5千万円。
焼却するくらいなら寄附をして下さいよ。
人としておかしい。
公務員として自覚に欠ける。
現在必要なのは、自立した自己。
組織に流されずに自分を保てる人。
曖昧に流されてこの様な事態を引き起こす人よりは、まだ確固たる自分の信念で悪をなす人の方が好ましい。信頼できる。
建築偽装問題もパロマの問題もそう。
組織や自分たちは大丈夫だろうというなあなあの日常の中で、自分が考えること、想像すること、感じることをやめてしまった人間たちが引き起こしてしまった事件。
現在、組織は疲弊し、組織の中の自己が問われている。
★追記(8/10)
こんな事件も
「広島市東区の民家の二階で六日夕、住人とみられる男女二人の高齢者が一部白骨化した遺体で見つかった。広島東署は部屋に荒らされた形跡がなく、遺体に外傷もないことから衰弱死の可能性が高いとみる。電気やガスは止まり、銀行口座に残っていたのは二百円。蓄えがなくなり、相次ぎ力尽きた可能性が強い。景気回復が言いはやされる中、百十五万都市の片隅で起きた現実である。(山成耕太)
男性は七十歳、女性は六十八歳とみられ、東署が身元の最終確認を急いでいる。これまでの調べなどでは、女性が三十年ほど前に部屋を借り、その後同居を始めた男性と暮らしていた。
女性は清掃の仕事をしていたが昨年末、体調を崩してやめた。二人に収入はなく年金頼りだったようだ。近所の住民は「女性が最近、急にやせ細っていて驚いた」という。
自宅近くに、二人がよく食事をしていた飲食店がある。女性は六月から店に姿を見せなくなった。「何しよるん」。一人で訪れた男性に店員が問いかけると「風邪をひいて寝とる」と答えた。その男性も夏祭りがあった七月八日以降、姿が見えなくなった。
東署は、遺体の状況から女性が先に亡くなったとみている。「葬式も出せずに途方に暮れ、男性が後を追うように衰弱死したのか」。捜査員は唇をかむ。
二人の部屋は遅くとも七月中旬には電気が止まった。ガスも止まり、カセットコンロを使っていた。二人の部屋の前には公共料金の請求書が山積みになっていた。
中国電力によると、料金滞納すれば検針日から約二カ月後をめどに電気は止められる。その際には原則として利用者に面接するが会えないことも多いらしい。今回、直接二人と話をしたかどうかは不明という。東区役所にも、生活保護などの相談に行った形跡はない。
大阪府で高齢者らの見守りを続ける特定非営利活動法人(NPO法人)デイコールサービス協会の松本敏理事長(57)は「人と人とのつながりが希薄になっている社会でこうしたケースは間違いなく増える。役所に世話になるのを恥ずかしいと思う高齢者も多い。どう見守っていくかは社会の大きな課題だ」と話す。
二人が通った飲食店に一枚の写真が残っている。七年前の一九九九年、桜舞う花見の席で、二人はふっくらした顔で笑っていた」(中國新聞)
この方たちに燃やしてしまった500万があったら……。
今の時代、変な形でお金が滞っている。
与えられた予算を使い切らなくてはならないという行政は改めよ。
その分を他にまわせ。
今、必要なものは何か?
1.モラル
2.思想
3.プロ意識
モラルとは人としてしてはいけないこと。その基準は人によって様々だが……。
思想とは、例えば公務員の場合、「社会への奉仕」といったその職業の持つ理想。プール管理者であれば、「安全」。
プロ意識とは、自分の仕事が他の人には出来ないという誇り・プライド。
この事件のプール監視員は、安全の教育もされておらず(理由は教育に使う時給がもったいないからだとか)、泳げず現場には水着も持ってきていなかった。
そうしたアルバイトを管理していたのは京明社。
京明社の発注元が太陽管財。太陽管財は京明社に丸投げ、チェックもなし。
そして太陽管財に発注していたふじみ野市も同様。
ねじで止める旨を示した国の行政指導書も太陽管財に渡していなかった。
こんな事件も。
「岐阜県の裏金問題で、複数の会計担当の職員が裏金の処分に困り、計約500万円分の紙幣や硬貨を焼いたり、ごみと一緒に捨てたりしたと県の調査チームに証言していることが3日分かった。
調査チームによると、1999年以降、当時の副知事が裏金の存在を隠ぺいするため知事公室長らに指示して各職場の担当職員に県職員組合へ裏金を移すよう示唆したが、一部の部署では、組合に移さずに各自で保有。その後、処分に困り、パソコンの購入やユニセフなどへの寄付に使ったが、焼却したり、ごみに混ぜて処分したケースも計6件あったという。時期は不明としている」(共同通信)
裏金で作ったお金は4億5千万円。
焼却するくらいなら寄附をして下さいよ。
人としておかしい。
公務員として自覚に欠ける。
現在必要なのは、自立した自己。
組織に流されずに自分を保てる人。
曖昧に流されてこの様な事態を引き起こす人よりは、まだ確固たる自分の信念で悪をなす人の方が好ましい。信頼できる。
建築偽装問題もパロマの問題もそう。
組織や自分たちは大丈夫だろうというなあなあの日常の中で、自分が考えること、想像すること、感じることをやめてしまった人間たちが引き起こしてしまった事件。
現在、組織は疲弊し、組織の中の自己が問われている。
★追記(8/10)
こんな事件も
「広島市東区の民家の二階で六日夕、住人とみられる男女二人の高齢者が一部白骨化した遺体で見つかった。広島東署は部屋に荒らされた形跡がなく、遺体に外傷もないことから衰弱死の可能性が高いとみる。電気やガスは止まり、銀行口座に残っていたのは二百円。蓄えがなくなり、相次ぎ力尽きた可能性が強い。景気回復が言いはやされる中、百十五万都市の片隅で起きた現実である。(山成耕太)
男性は七十歳、女性は六十八歳とみられ、東署が身元の最終確認を急いでいる。これまでの調べなどでは、女性が三十年ほど前に部屋を借り、その後同居を始めた男性と暮らしていた。
女性は清掃の仕事をしていたが昨年末、体調を崩してやめた。二人に収入はなく年金頼りだったようだ。近所の住民は「女性が最近、急にやせ細っていて驚いた」という。
自宅近くに、二人がよく食事をしていた飲食店がある。女性は六月から店に姿を見せなくなった。「何しよるん」。一人で訪れた男性に店員が問いかけると「風邪をひいて寝とる」と答えた。その男性も夏祭りがあった七月八日以降、姿が見えなくなった。
東署は、遺体の状況から女性が先に亡くなったとみている。「葬式も出せずに途方に暮れ、男性が後を追うように衰弱死したのか」。捜査員は唇をかむ。
二人の部屋は遅くとも七月中旬には電気が止まった。ガスも止まり、カセットコンロを使っていた。二人の部屋の前には公共料金の請求書が山積みになっていた。
中国電力によると、料金滞納すれば検針日から約二カ月後をめどに電気は止められる。その際には原則として利用者に面接するが会えないことも多いらしい。今回、直接二人と話をしたかどうかは不明という。東区役所にも、生活保護などの相談に行った形跡はない。
大阪府で高齢者らの見守りを続ける特定非営利活動法人(NPO法人)デイコールサービス協会の松本敏理事長(57)は「人と人とのつながりが希薄になっている社会でこうしたケースは間違いなく増える。役所に世話になるのを恥ずかしいと思う高齢者も多い。どう見守っていくかは社会の大きな課題だ」と話す。
二人が通った飲食店に一枚の写真が残っている。七年前の一九九九年、桜舞う花見の席で、二人はふっくらした顔で笑っていた」(中國新聞)
この方たちに燃やしてしまった500万があったら……。
今の時代、変な形でお金が滞っている。
与えられた予算を使い切らなくてはならないという行政は改めよ。
その分を他にまわせ。