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JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

ゴキゲンのワケは・・・後日譚

2008年05月09日 | 銀座

 有楽町「ITOCiA」(イトシア)にありました。
奥様とデートのときに、「う~~ん、このネーミングは、
フランク永井の『有楽町で逢いましょう』から来たのに
違いない!」と閃いた高浜さん、フランク永井のモノマネ入れて
(高浜さんのモノマネはセンスがいい!しかし、ネタが古風なため、
同世代以上でないとわからない場合あり
歌ってあげたのだそうです。

貴方を待てば雨が降る 濡れて来ぬかと気にかかる
ああ ビルのほとりの ティー・ルーム
雨も’愛しや’ 歌ってる 甘いブルース
貴方と私の合言葉 『有楽町で逢いましょう』

 ソラで書けてしまう、私も全く同世代(ふん!
でも、ステキな歌詞でしょう?J-POP系にはあり得ない!
日本語って、絞って絞りぬいて、物凄くシンプルに
いろんなことを感じさせるような言葉を一言発する、というのが
粋な使い方のようですね。

 ちなみにこの歌、今は「Bicカメラ」になっている有楽町駅前のビルに
そごうデパートができたときのコマーシャル・ソングだったそうで。
 で、高浜さん、奥様に「そんなワケないでしょ!」と一蹴されて
へこんだのだそうですが、いろいろ調べて、やっぱり自分の解釈は
かなり正しかった!とわかり、『鼻た~かだか!』で
ゴキゲンだったのだそうです。


 高浜さんのブログ「日記帳」4/30と5/2の項参照
高浜さんブログ

藤棚

2008年04月29日 | 銀座


 いいお天気の連休前半になりましたね。

 エムズから歩いて3分のところにある数寄屋橋交差点
(10月には野菜頒布会のウグイス嬢をやっているところ)
宝くじ売り場の前の、ちょっとした公園スペースです。
こんなステキな藤棚になっていたとは!
 それにしてもこの春の都心は花が早い!

銀座の片隅に・・・

2008年01月29日 | 銀座

A
Place
For Snakes
As well As
Naked
Lovers

 ある古いバーで見つけた壁掛け型の小さなプレートに
刻まれていた文句です。:'naked lovers'とは、原罪を犯した
アダムとイヴのこと。ヘビは1匹で十分なはずですが、世の中に
「誘惑する(したい)もの」「誘惑される(されたい)もの」は多いもの。
・・・てなわけで、意訳してみると・・・
「世の中のアダムとイヴたちと同じように、ヘビたちにも
解放された場所です。」
=『アダムもイヴもヘビたちもみ~んなここにおいで!』・・かな?

こんなバーで飲んでみたい方、公開はできませんので、
影山にこっそりお問い合わせくださいませ。



日比谷公園に・・・

2007年12月20日 | 銀座
 巨大なツリー型テントが出現!
さまざまに色を変えて、みゆき通り側からの眺めは
なかなかゴージャスです。
参照:TBSのサイトTOKYO FANTASIA 2007

 オリンピック誘致活動の一環、ということらしいのですが、
実際のイベントの内容などはまだよくわかりません。
 明日(21・金)正式な点灯式が行われるそうです。
期間中、付近の交通事情はかなり厳しくなるでしょう。
ご注意くださいね。

銀座的作法:お見送り

2007年11月21日 | 銀座

 エムズのあるビルのお向かいの1階に、
今年で43年目を迎えられた割烹があります。
とてもオーソドックス(この意味わかる?)な和食で、
北陸直送の食材をふんだんに使っています。

 時々そこの女将さんがお客様を見送っているのに出会います。
門口に立って、深々と頭を下げて、その方が角を曲がるまで
じっと見守っています。 ご近所の、あるクラブのママさんも、
同じことをしています。

 銀座で長いこと遊んでいる大先輩たちから聞いたお話:
「昔はね、クラブや高級料理屋だけじゃなくて、もっと
一般的なレストランでも、お菓子屋でも洋品屋でも、
必ず亭主も若い衆も表に出て、頭を下げて、最初の角を曲がるまで
見送ってくれたもんですよ。角までが長いと、寒いときなんか
悪くてね、振り返るとまた頭を下げてくれるし、一所懸命
ジェスチャーで『中に入って!』ってやるんだけどね。
ゼッタイ入らないんだ。

 私もなぜかそうします。見送るときには角を曲がるまで、
無事にお帰りになるように念じています。 自分が見送って
もらうときには、「寒いですからここで結構です」と言って、
その場で入ってもらうようにしています。 

 こういうことって、お作法として教わったというのではなく、
そもそもの最初に知り合った先輩達の習慣を
そのまま受け継いでいるんだな、と思います。

オトナへの道

2007年11月17日 | 銀座

 あるバーにて。
バーテンダー「今日の口開けに、初めての若いカップルがみえたんです。
彼の誕生日祝いにということで、彼女のほうがネットで調べて、
わざわざ前もって下見して、うちを選んでくれまして。
とても喜んでいただけたようです。
私「それはステキね
B「そうなんです。帰り際のあいさつもとてもしっかりした人たちで、
『今日はほんとによくしていただいてありがとうございました。
とても楽しかったです』って。恐縮しちゃいました。
私「お若い人たちにそういうあいさつされるとウレシイよね
B「はい。ボクも感心して、『それでおいくつになられたんですか?』って
聞きましたら、『二十歳同士なんです』って。イヤ~~、若いなあ、
エライなあって・・・

 そういうバーテンダー氏も、実は若干25歳なのです。

 銀座は「オトナの街」と思われていますが、実際には若いスタッフも
お客様もたくさん存在しています。 ひとつ言えることは、
「大人志向」の人々の街、だということですね。 若いコミュニティーの
中で、自分たちに完全に理解できる価値観の共有だけを頼りに
つながっているよりも、知らない世界を見せてくれる先輩やプロが
いるところで過ごしてみようと思うかどうか・・・。
よく、「銀座のバーって大人しか無理ですよね?」と
いう質問がありますが、お答えは「もちろん大人の方、それから大人に
なりたい方もウェルカムですし、楽しんでいただけると思います。

余談:見かけや年齢が十分でも、中身が大人でない場合もあります。

 ちなみにこのバーは、業界では有名な老舗(開業67年目!)ですが、
独自のホームページは持っていません。 もちろん、口コミで、また
いろいろなグルメ・サイトやバー特集などで、数え切れないほど
紹介されてきていると思います。ただ、星の数ほどあるバーの中で、
さらに数ある「ステキなバー」の中で、ここを選び、ここで思い出に
残る時間を過ごした二十歳のカップルとの出会いは、やはり偶然であり、
もしかしたら必然であり、ご縁としか言いようがありません。

 そういうご縁の積み重ね、集合体が、「銀座=良い大人の世界」を
構成しているのだと思います。


続:「国産野菜チャリティー頒布会」の顛末

2007年10月29日 | 銀座

 打ち上げでは、5丁目のレストラン「LINTARO」で
オードブルからデザートのアイスクリームまで、
産直野菜のみを使った創作フレンチの数々が振舞われました。
 
 皮ごとじゃがいもや玉ねぎ・にんじんのローストもフライも、
とても甘くてほんとうに美味しいお料理でした。
 
 組合スタッフの「雨にたたられてたくさんの野菜が残って
しまったこと」に対するお詫びや残念だ、というあいさつに対して、
産地の責任者の方々の「雨の日、農家は仕事を休みますが、
雨はその間に、美味しい作物を育ててくれているものですから、
恨むことはできませんね」という陽気な感謝の
スピーチに、なんだか感動しました。


 銀座と産地のつながりが、より親密になり、安心で
おいしいものが、よりリーズナブルに、銀座でたくさん
食べられるようになること。

 これってやっぱりすべての活力源ですよね。


ウグイスというよりも・・・

2007年10月28日 | 銀座

 さながら波に弄ばれる浜千鳥!?って風情だったでしょうか?

 土曜日の午後、台風の影響がまさに最高潮の時間帯、
数寄屋橋公園にて、恒例の「国産農産物100円チャリティー頒布会」が
決行されました。

 銀座料理飲食業組合連合会の提供で、北は北海道北見市から、
男爵芋・玉ねぎ・・岩手の新米「ひとめぼれ」・ジョナゴールド
埼玉県からは新米「彩のかがやき」・深谷ネギ・・・大分のかぼす、
南は沖縄(これは1丁目『わしたショップ』にて)の野菜・果物を
各農協から直送で配布、募金のすべては中央区社会福祉協議会に
寄付される、というもの。
 この組合は、老舗レストランが多く、「銀座のレストランは安全で美味しい
国産野菜を応援する」というテーマで、「プロムナード銀座2007」の
催物のひとつです。


 これまでの6年間(エムズは3度目の参加ですが)、毎年晴天に恵まれて、
30分以内にすべての野菜が売り切れる、という状態だったので、
昨日のような事態は初めてでした。 暴風雨の中
人出は少ないし、いかに美味しくても、重い荷物を持って歩きたくないかも
しれないし、警備や野菜配布に当たったスタッフはもちろん、傘とマイクを
持っていた私の原稿はびしょ濡れで文字が消えかかり、めくることも
ままならない状態。十分な音響設備ではないので、声は通らないし、
感電しそうで怖いし、ノドは枯れてくるし・・・
しゃべっている最中に、私の脇をつつく人あり。
知らないおばあちゃんが「これって並んだら何くれんの?」
いえ、だから、説明しているところです。他にもスタッフがたくさん
立っているでしょ?誰かなんとかして。

 まあ、とにかく最悪の状況でした。 
ご協力いただいた皆様に感謝するしかありません
誰も風邪を引いていないといいな。


正しい飲み方?その①

2007年10月21日 | 銀座
銀座のあるバーにて:金曜日の午前3時過ぎ
 実はこのバー、開店2周年です。 こういう場合、たいていは
スパークリングワインなどが振舞われます。大きなクーラーに
何本か入っていて、新しいお客様が見えると、
亭主「まず一杯召し上がってください」と言って、乾杯をします。
 同業の人々は、その時間にやっと片付けてさあ、これから、と
いうわけですが、お客様たちはほとんどがもうかなり出来上がっています。
でも、最後に行ったなじみのバーで
「実はあそこのバーが周年記念なんですよ」と聞くと、それじゃあ、
ことのついでにお祝いに一杯飲みに行こうか、と思ってしまう酒飲みの習性。

で、そんな時間にもわらわらと人が押し寄せて・・・
ということになりますが、ハッキリ言って酔っ払いだらけです。

 自称「飲み歩き修行中」の30代の方、シャンパンのあとに
ハイボールを頼まれましたが(隣に座っていたので)なにせ、このバーの
ハイボールは、大きめのタンブラーに半分くらいウイスキーを入れます。
きっと、もう、何軒か回って来たに違いない彼は、半分ほど飲んだところで、
ご亭主とサブの女性バーテンダーに
「飲みたいけど、もう飲めません。どうぞ一杯ずつ飲んでください」
ふたり「ありがとうございます。ご無理をなさらないでください」
彼「いや、ボクなじみのマスターに、『バーに行ったら3杯は
ちゃんと飲みなさい』と教えられてます。

今日はもうダメだから、ボクの代わりに飲んでください

 う~~ん、素晴らしいいい教育受けてますね(?)
 お若い方が、バーに行ったらスタッフにご馳走しなくちゃ、と
張り切ってしまうと、お金持ちをひけらかしているみたいになってしまう
場合もあり、店側もムリをしているのでは?と気を遣います。
でも、この場合はお祝いなので、スタッフも気持ちよくご馳走になれます。

 どう飲むか、何を飲むか、せっせと勉強して薀蓄ばかり詳しくなる方も
いらっしゃいますが、別に知識を楽しみに行くわけではありません。
バーに行ったらその場の空気を感じ、無理なく回りに溶け込んで、
自分が美味しいと思う範囲で(種類も量も)気持ち良くなって帰るのが
正しい飲み方。