
ジャズのライブに「出囃子(=オープニング・テーマ)」はあまり
ありませんが(ビッグ・バンドにはありましたよね、もちろん)、
エンディングは私が紹介と挨拶をしている間に、みなさん何かしら
バックで弾いてくださっています。以前にも書きましたが、
土井さんは「Four」、特に決めていない甲斐さんは、最後に演奏した曲の
テンポを変えて・・・というふうに。

北島直樹さんと吉田豊さんのステージ、例によって、
チック・コリア風バリバリの演奏から、昔のアメリカのアニメの
主題歌のアレンジまで、ピアノ・デュオの魅力を堪能させて
くれます。 私の歌が入って、エンディング:実はMCの間に、
北島さんが吉田さんに「ラストはコレ、やります」と言って、
譜面を手渡す気配がしてました。で、エンディングのMCが始まって、
流れた曲は「銀座ブルース」北島「銀座の雰囲気にピッタリだと思って、
ちょっとアレンジしてみました

ご存知ですか?歌謡コーラス・グループ“マヒナスターズ”の
ヒットナンバーです。私も一時在籍していましたが、北島さん、
実は学生時代にマヒナのツアーに駆り出され、それがもとで(?)
この業界に入った、という経緯もあって、

詳しいのです。

1ステージ目が終わってから、北島「ちょっと 速かったですかねえ?

私「そうですね、歌いながらテンポを決めるといいですよ

「銀座ブルース」を、なぜか裏声で口ずさむ北島さん「♪あの子の笑顔が可愛い
ちょっと飲んで行こうかな♪ホントにあなたっていい方ね
でもただそれだけね♪~ここんところがイカシてますよね

吉田「うう・・・し、知らない

北島「でも、このサビのメロディーは、このまま弾くとキツイですねえ

私「そうですね、いかにも歌謡曲です」北島「じゃ、歌でお願いします」
そんなワケで、最終ステージのエンディングは例によってカウンターの
お客様も合唱



マヒナの数多いヒットの中で、私の一番好きな曲でした。
たそがれゆく 銀座 夢売る街よ
恋の灯つく 銀座 夢買う街よ
アレッ!違ったかな?

北島さんは「よし!次はデュエットで歌いましょう!」とご満悦でした・・・
禁断・門外不出のデュエットが聴けるのは、6月の加藤真一さんとの
時かな・・・(若い人とだと、引かれるかもしれないし)

