JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

完成!テーマソング!?

2007年04月26日 | ステージから
 
 ジャズのライブに「出囃子(=オープニング・テーマ)」はあまり
ありませんが(ビッグ・バンドにはありましたよね、もちろん)、
エンディングは私が紹介と挨拶をしている間に、みなさん何かしら
バックで弾いてくださっています。以前にも書きましたが、
土井さんは「Four」、特に決めていない甲斐さんは、最後に演奏した曲の
テンポを変えて・・・というふうに。

 北島直樹さんと吉田豊さんのステージ、例によって、
チック・コリア風バリバリの演奏から、昔のアメリカのアニメの
主題歌のアレンジまで、ピアノ・デュオの魅力を堪能させて
くれます。 私の歌が入って、エンディング:実はMCの間に、
北島さんが吉田さんに「ラストはコレ、やります」と言って、
譜面を手渡す気配がしてました。で、エンディングのMCが始まって、
流れた曲は「銀座ブルース」北島「銀座の雰囲気にピッタリだと思って、
ちょっとアレンジしてみました

 ご存知ですか?歌謡コーラス・グループ“マヒナスターズ”の
ヒットナンバーです。私も一時在籍していましたが、北島さん、
実は学生時代にマヒナのツアーに駆り出され、それがもとで(?)
この業界に入った、という経緯もあって、その筋の曲にも
詳しいのです。

 1ステージ目が終わってから、北島「ちょっと 速かったですかねえ?
私「そうですね、歌いながらテンポを決めるといいですよ
「銀座ブルース」を、なぜか裏声で口ずさむ北島さん「♪あの子の笑顔が可愛い
ちょっと飲んで行こうかな♪ホントにあなたっていい方ね 
でもただそれだけね♪~ここんところがイカシてますよね
吉田「うう・・・し、知らない」(まだ30代だし)
 北島「でも、このサビのメロディーは、このまま弾くとキツイですねえ
私「そうですね、いかにも歌謡曲です」北島「じゃ、歌でお願いします」
 そんなワケで、最終ステージのエンディングは例によってカウンターの
お客様も合唱;ステキな歌詞ですよ。
マヒナの数多いヒットの中で、私の一番好きな曲でした。

たそがれゆく 銀座 夢売る街よ
恋の灯つく 銀座 夢買う街よ

 アレッ!違ったかな?
北島さんは「よし!次はデュエットで歌いましょう!」とご満悦でした・・・
禁断・門外不出のデュエットが聴けるのは、6月の加藤真一さんとの
時かな・・・(若い人とだと、引かれるかもしれないし)


連休のお知らせ

2007年04月23日 | Information

 ようやく春から初夏へ、の気配がしてきました。

 エムズは4/28(土)~5/6(日)
お休みとさせていただきます。

 連休の間だからこそ、銀座に行けるのに~!!と
お怒りの向きもあるかもしれませんが、なにとぞお許しください

 気ぜわしい4月があっという間に終わり、ゴールデン・ウィークは
「遊ばなくちゃ!」と思ってこれもまた気ぜわしく過ぎてしまい、
なんだか疲れが抜けないな~・・・なんてことになりませんよう


 まずはナマの演奏を聴いて(ホントに、CD聴くのとは、
周波数が違いますってば)、心と体のコリをほぐしに
お出かけくださいね



現実的なエムズの風景

2007年04月20日 | Information

ネットで見つけて、「どんな店だろ?」と思いつつ、訪れてくださる方の
ご意見その1「もう少し、お店のいろんな角度から撮った写真とか、
表ページに出ていると、雰囲気がわかってうれしいですね」
 そうかもしれません。 今のところ、カメラ・マニアではないので
(出演者にも写真嫌いが多い?)あんまり深く考えていませんでした。
たまたま撮って送っていただいた写真を載せることもある・・・くらいで。
それに、やっぱり「秘密バー」でもありたいので。
ナンチャッテ。

 現在、エムズの全貌がごらんになれるサイト:
サントリー・バー・ナビ「ジャズバー」で検索してみてください。


 誌面:
発売中のグルメ雑誌「dancyu:銀座 美食案内」
p.88~89 これは、森永アイスクリームの新製品の宣伝ページに
撮影場所を提供したものですが。

 興味と不安を抱いていらっしゃる方は、ごらんになってみてくださいね。



 

Kiss

2007年04月20日 | 生ジャズ

キスして
逢いたかったと言って
天国みたいなキスをして

抱きしめて
強く胸に引き寄せて
あなたの腕の中で守っていて

あなたの魅力でゾクゾクさせて
私の人生をパーフェクトにして

愛しい人
もいちどキスして
そしたら夢がほんとうになる

 ジャズを歌い始めたころに覚えた曲
裾の広がった古典的なドレスを着て、ビッグバンドを
バックに歌う、または、そのビッグバンドの演奏を聴きながら
恋人と踊るのにぴったりの曲です。
(注:”クラブ”ではなく、”ダンスホール”で)

April Showers

2007年04月18日 | 生ジャズ

人生は 毎日が花の撒かれた歩きやすい道なわけじゃない
でも 必ず幸せはやって来る
4月の雨が降って 太陽が見えないとき
忘れちゃいけない 大事なことは・・・


4月の雨が降るときには
5月に咲く花のために降っているんだよ
だから心配しないで
雨じゃなくてスミレが降っていると思っていなさい

丘の上に雲がかかっても
すぐにタンポポの群れが取って代わる
だから 4月の雨で憂鬱でも
もうじき青い鳥の歌が聴こえてくるはずだよ


 冷たい雨の続くこの週明け、あまり盛り上がらない気分の
人も多いかも。でもね、「止まない雨はない」と言います。
(ジプシーだけじゃなく、いろんな国の言い習わしにあると思う)
これを主題にした曲もたくさんありますね。

 季節の風景を人生になぞらえていることが多いのですが、
実際に雨の中をお散歩すると(ちょっと寒いけど)、木々の新芽が
生き生きと新しい季節の予感を感じさせてくれるのも
春の雨のうれしいところ。

 ちなみに「April Showers」は「4月の驟雨」と訳されています。
「驟雨」とは、「急に降り出したり止んだりする、強弱の激しい雨」
のことで、「濡れて参ろう・・・」とはならないらしいです・・・(by高浜さん)




間違いなリクエスト

2007年04月18日 | たまには言わせて

 あるお客様「'As Time Goes By'お願いします!」
私「かしこまりました」客「ビリー・ホリデーみたいに!」
私「?」客「けだるく、投げやりで、男で苦労してきた・・・みたいな
風にお願い」私「無理です。6丁目では
影山風にしかお届けできません」・・・・でも、うれしそうに
お聴きになっています。
さらに「ハイ!’ニューヨークのため息’'You'd Be So Nice~'
お願いします。銀座のため息風に!」私「だから、無理です!
思いっきりアグレッシブにお届けいたしました。

 ご自分の記憶の中にある曲を、それに感動した時のイメージで
再現してほしい、という欲求はあるかもしれませんが、演奏家は
モノマネ芸人ではありません。ましてスタンダードの曲というのは、
ジャズの演奏家としては、いかに今の自分風に表現するか、という
ことを楽しみ、また楽しんでいただきたいわけです。

 知ったかぶりをしてプロに指図するのはやめましょう。

あと、知っている曲だからといって、歌っている私よりも先に
聞こえるような声で歌うのもお止めください。

私が「これからバラードを歌いますので、この曲の間、
私より大きな声でお話になりませんよう」というアナウンスをしましたら、
静かに聴きたいファンの方々のイエローカードが出ているとご理解ください。


All The Things You Are

2007年04月16日 | 生ジャズ

永い間 心躍る冒険を求めていた気がする
何を求めていたんだろう? ほんとうには知らなかったんだ
君に出会って
これがボクの求めていた冒険だとわかったよ
君の手に触れると 心臓がバクバク言ってる
この世でボクが求めていたのは 君だったんだ・・

春を待ち望むから 冬を辛く永いと感じるよね
君は春のように 永い寂しい時間のあとに
ボクの前に現れた

美しい宵に流れる愛の歌のように
君はボクの心を震えさせるよ

星を明るくする天使の光のように
君はこの世でボクの出会ったいちばん愛らしい存在だ

いつか君をこの腕に抱きしめる時が来たら
君のすべてがボクのものになる時が来たら
それはきっと神聖な瞬間になると思うよ



 先日高浜トリオのライブで「春の歌シリーズ」として
取り上げられていました。そうか、こんな「春」感もあるな、と
思って歌詞を調べたら、バースがありました。これが歌われているのを
意識して聴いたことはないけれど、なんだかステキ、どんなメロディーだろ?
歌ってみたいですね。



Nice Work If You Can Get It

2007年04月13日 | 生ジャズ

真夜中に おててつないで星明かりの下
そんなふうにできたら・・・「やったね!」だね

大好きな彼と そぞろ歩く
ドキドキ幸せのため息吐息
そんなふうにできたら・・・大満足!

ドアの外でずっと待っていてくれたら
ふたりの心がぴったりひとつになる
万事それでOK!

大好きな人が大好きになってくれたら
それ以上なんにもいらない
みんな大拍手!

ヤッタネ(^_-)-☆ やればできるじゃん!
(あとで詳しく教えてね)


役割分担?でもなぜかお揃い

2007年04月12日 | ステージから

 光井トリオ(今回は珍しく、ピアノは袴塚さん)に、
クラリネットの松平さんのご参加を得て、恒例の(?)
盛り上がりを見せるステージ:

'Chinatown My Chinatown'の演奏では、軽快なテンポに
それぞれのソロもついつい長くなり、根市さんの番にも
「もう一丁!」と声がかかりました。

終わって心なしか、肩で息をする根市さん「ふうう・・疲れた。やっぱり
ソロ2コーラスは結構キツイね」私「お水かキャンデー
召し上がりますか?」(血糖値の心配をする私)根市「イヤ、大丈夫
前にさあ、どこかのライブで知らないお客さんがね、『アンタはずっと
演奏してんのに、なんであのクラリネットの人は休んでるの?
って同情されたことがあったよ。
そう言われても・・こればかりは、それぞれの楽器というか、
持ち場の事情で・・・。

 リクエストの'枯葉'も秀逸な出来「今世紀最高の出来でございました」
(by光井さん)でしたが、途中で小節数を間違えてソロを終わって
しまおうとする松平さん。(別に休みたかったワケではない、と
思います)すぐに気が付いて事なきを得ましたが、松平「実は間違え
ちゃいました」演奏後の自己申告&反省会もすっかりお約束
というか、みんなに伝染してしまいました。

恐るべし!バンチャン・スタイル!

 でも、初めてしっかり一緒に3ステージ演奏した、という袴塚さんは、
「やっぱりいいなあ、光井さん」と、目がハートでした。

Hush-A-Bye

2007年04月11日 | 生ジャズ

母さんが歌ってくれる子守唄の優しい調べ・・・
遊び疲れて眠くなって 小さな瞳がふさがりかける頃
そうっと口ずさみ始める・・・

ルルラルル 坊やオヤスミ
天使がふわふわ飛んでいる夢を見ながらね
ルルラルル 泣かないで
ママはここにいるの

今はまだ腕の中でオヤスミ
すぐに大きくなっちゃうから・・・

でも、大きな立派な男になってもね
ママはここにいるわ

 土井「あっコレやろう。コレ」いきなり最初の4小説を奏でる。
面食らってついて行こうとする新太郎さん「え?え?わからへん!」
土井「だからさ、コレコレ」1コーラス弾き流し、新太郎さんも
「ああ、コレね」一応納得して4ビートで演奏開始。お客様全員
ハミング状態。
 目を離していた私は、てっきりこの曲の好きな五味さんのリクエストだと
思っていました。演奏が終わって、土井「そうだ!“ハッシャバイ”だ!」
全員爆笑 
土井「これの元歌はたしか、リムスキー・コルサコフだったな
新太郎「そこまで知ってて、なんで曲名思い出さへんねん!
やっぱりただの○○症かな・・・


 ちなみにどなたもこんな歌詞はご存知ではありませんでした。
とっても単純な(日本にもありそうな)子守唄です。
'Hush-A-Bye'はたぶん、「ねんねんころり」みたいな感じかな。