JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

秋のイベント・・・「プロムナード銀座2006」

2006年10月30日 | 銀座
 銀座には、いろいろな組合・団体があります。
「~丁目町会」とか「~通り会」とか。毎年10月になると、30数団体が
連合して、銀座の「秋祭り」が催されるのが慣わしになっています。
景気のよかった時代、悪い時代もそれなりに、銀座の文化を広く知ってもらい、
より多くの方々に銀座を訪れてもらいたいというコンセプトでさまざまな
企画をしてきました。

 今年も10/28(土)~11/5(日)の期間に、「プロムナード銀座2006」
として、イベントやサービスが提供されています。
 参照:銀座案内銀座コンシェルジュ

 28日(土)午後2時に、影山は数寄屋橋公園に「ウグイス嬢」として
立っていました。エムズの所属する組合は、「銀座料理飲食業組合連合会」
といって、その大半が老舗レストランです。各地の農協と提携し、
国内産の安全でおいしい野菜や果物を積極的に使用し、応援する、という
キャンペーンの一環として、先着約1500名の方々に¥100!で野菜・果物の
詰め合わせを配布する、というものです。

 農林水産副大臣、中央区長なども来賓として参加、司会進行と
街頭アナウンスを務めたわけです。 Tシャツ一枚でもいいお天気、
人出も反応も上々で、15:00スタート予定が14:50になり、
15:15にはあらかた売り切れ状態になってしまい、現場はてんやわんやの
大騒ぎでした。
 数寄屋橋公園の他、1丁目の「銀座わしたショップ(沖縄物産)」
5丁目「銀座熊本館」歌舞伎座向かいの「いわて銀河プラザ」でも
それぞれ各地の野菜・果物などの¥100チャリティーを行いましたが、
いずれも20分程度で完売となったようです。
 募金は「中央区社会福祉協議会」に寄付されます。
皆様、ご協力ありがとうございました。

 期間中、エムズでは、「ハッピープレゼント応募用紙」をお配りしています。
住所氏名を書いて応募していただくと、抽選でお酒やら帝国ホテル
ご宿泊券などが当たります。去年はエムズ経由でお二方当選でしたから、
かなり確率はいいですよ
ぜひ、現場でご参加くださいますよう。
 今週も張り切ってお待ちしておりま~す



My One And Only Love

2006年10月30日 | 生ジャズ

君を想う それだけで
僕の心は歌いだす 春の翼に乗った四月の風のように
君はいつでも輝いて見える ただひとり 僕の愛する人

夜の帳が降りて その魔法ですべてを覆い
夜の静けさの中 君が僕の腕の中にいるとき
君の唇は温かくて優しい ただひとりの愛する人

君の手が触れると 今まで感じたことのない
天国にいる気分になる
話していると 君の頬に紅が差して
ああ、君は僕のものなんだと思う

君はこんなにも 僕の心を熱くするよ
Kissのひとつひとつが 僕の心に火をつける
僕は自分のすべてを君に捧げたいと願う
ただひとり 愛する君に


 とっても有名なこの曲、リクエストも結構ありますね。
日本語にすると、う~~ん、テレちゃう。 日本の男性は
こんな詩は書いてくれないだろうなあ、と考えたりします。

 昨日、売出し中のJAZZ Vocalist Roberta Gambariniのコンサートに
行きました。彼女は素晴らしい器楽的スキャットを多用しますが、
バラードはほんとうにストレートに完璧に歌います。この歌の時に彼女は
「私があなたの腕の中に」「私たちの交わすKissのひとつひとつが」と
変えて女性の歌詞にしていましたが、ここでは男性形で訳してみました。

 途中の歌詞に「blush on your cheek(君の頬がポッとピンクに染まって)」と
いうところがありますが、この「L」を「R」にしてしまうと、
「アナタの頬が髭剃り後でジョリジョリして痛い」となってしまうので、
発音には細心の注意を払わねばなりません






Love Me Or Leave Me・・・・愛するか別れるか

2006年10月27日 | 生ジャズ

愛して そうでなければ放っといて
信じないかもしれないけど
私が愛しているのはあなただけだから
他の人と過ごして気を紛らわすより、ひとりのほうがましなの

夜はkissをするのに最高の時間
でも私にとっては想い出にふけって過ごす時間
誰か他の人と過ごして忘れようなんて思わない

あなたでなければダメ
だからわざとひとりでいるのよ

あなたの愛がほしいけど 借り物ならばいらない
今夜だけっていうんじゃイヤ
私のものだけになってくれないなら いらない!!

 Anita O'dayの舌を噛みそうな超ハヤイ鉄火肌歌唱で有名な
この曲。実際彼女の半分くらいの速さで歌っても、息継ぎ不能で
呼吸困難になります。

 今週のトリは小林洋(P)酒井一郎(B)
「待ってました!」「他の曲挿入アドリブ合戦東西横綱DUO」の登場、
おおいに笑って1週間のお疲れを癒してくださいませ。






愛ちゃんの夜は・・・

2006年10月27日 | ステージから
 月一恒例のシグナス訪問の間、1stステージは
愛ちゃんと涼さん(名づけて「どっちが保護者?DUO」)にお任せです。

愛「ミキママ(!)がまだなのでちょっと不安なんですけどーがんばりま~す」
「って可愛くMCしてましたよ~」とチクル(?)人あり。
もー、愛ちゃんたら、笑わせてくれますね

 3rdステージに見えたお客様「酒バラなんかリクエストしたいな~
愛「喜んでっ!」(居酒屋ですかー?)愛「あの、ソフトがいいですか?
ハードなほうにしますか?」客「ハア?お任せしますよ」勇んでバリバリ弾く愛ちゃん。
「結構ハードにお届けいたしました!\(^o^)/では次は、
私の一番好きなバド・パウエルの"I Will Keep Lovin' You"をお聴きください」
客「”ずっと愛してるよ”ってか・・・帰っておかーちゃんに言わなくちゃね」(笑)・・・
 影山「ではっ!"Love me Or Leave me"愛するかさもなくば別れよう、
という潔い歌、これは奥様に言わないで(言われないで)くださいね

 ラストは"When October Goes"のリクエスト 思いっきりシミジミと
歌い上げてしまいました。愛(気合を込めたエンディングのあと)「びえ~~ん
影山「泣きが入りましたので、今夜のステージはこの辺で・・・
おやすみなさ~い

 演奏後、涼さんと並んでお話している姿に五味さん、笑いをこらえて
「新婚さんみたいですねえ」涼さん「えっ?オレ、花嫁のパパ?



男性の妙齢とは・・・・

2006年10月25日 | ステージから

 先日の記事に「たくさんリクエストを下さった妙齢の男性」と
書きましたが、さて、「妙齢」とは何歳から何歳まで?
 以前に酒井一郎さんのブログでも、「“妙齢の女性客”について
書いたら「私も妙齢に入ってますか?」というツッコミが結構あって
冷や汗もの・・・」というようなケースがありました。


 ちなみに、「ルート66やってよ」というリクエストが聞こえた他の方々も
「おお、なつかしいね」と反応されたので、"Route66"のあと「これはたしか、
アメリカのTVドラマの主題歌でしたね。(実際には観ていない)それでは、
映画音楽で有名なのを1曲」と言って"As Time Goes By"
「ナット・キング・コールから一曲」と言って"It's Only A Paper Moon"
「月と映画つながりで」と言って"Moonglow"「とどめに(とは言わない)」
"Last Walts"とお届けいたしましたら、お帰りの際に
「リクエストしたかったな~、と思うものを全部やっていただきました」と
ニコニコの方が数人いらっしゃいました。
 こういうジェネレーションは、エムズにおいては間違いなく
「妙齢」でございます。



When October Goes・・・季節モノ

2006年10月24日 | 生ジャズ

10月が行ってしまう 雪がちらほら舞い始める
くすんだ色の町並みの屋根の上を 飛行機が飛んでいく
暮れかけた空の下 子供たちが家に帰ろうと駆けてゆく・・・
子供だった時代には 私も彼らのように幸せだったのに

10月が過ぎようとしている 遠い昔の夢のように
あなたが私の腕の中にいて 楽しい時間を一緒に過ごした頃
こぼれかける涙を見せまいと 顔をそむける
10月が終わろうとするのが とてもつらくて

もう忘れようと思うけれど きっとどんなに時が過ぎても
10月が過ぎて冬が来る頃はいつも つらい思いがよみがえるだろう・・・


 詩:Jonny Mercer 曲:Barry Manilow  1991作
たぶん私のレパートリーの中で一番新しい作品だと思われます。

 先日、妙齢の男性のお客様がたくさんリクエストを下さった際に
「9月の歌はあるけど、10月のはないのかな?」とおっしゃって
「新しいのなら1曲ありますが・・」「いや~、やっぱり古いのじゃなくちゃ」
と言われて立ち消えになりました。
 この歌はあまりにも美しいのですが、何せ10月最後の1週間くらいしか
歌わないものですから、何年たっても中々納得の出来栄えにならないのです
・・(;_;)くすん。

スダチ第2弾!

2006年10月23日 | バーカウンター
徳島から再びスダチが届きました!

 前回、あまりにも素早く売り切れてしまったので、

今回は2箱お願いしました。
かなり大粒です。
全部を「五味スペシャル」にしたとすると、12,3杯分でしょうか・・・?
とてもとてもスッキリしたフローズンスタイルです。お好きな方、
興味を覚えられた方は、「スダチはまだありますか?」と聞いてくださいね。

 今週のトップバッターは森田潔(P)横山涼一(B)
ペアでございます。

 久々の雨で、少し肌寒くなりそう・・・
風邪気味の方にはホット・アメリカン・レモネード
(濃い目に作った生のレモネードに、赤ワインをフロートさせたもの:
寒い時期の私のお気に入り)もいいかもしれません。



Teacher's Pet・・・・先生のお気に入り

2006年10月23日 | 生ジャズ

先生のペットになりたい
できるだけ近くにいて抱きしめられていたい

先生の自慢の生徒になりたい
いつもいちばん側にいられる優等生でいたい

あなたの唇が教えるぜ~んぶのことを勉強するの
あと少し宿題をすれば、きっと大威張りで卒業ね?

先生のお気に入りになりたい
卒業証書を持って帰ってママに見せたい
あなたも私を「愛してる」ってちゃんと書いてあるのをね
そうしたら 学校を卒業しても
ずっとお気に入りでいられるね?

 ドリス・デイで有名なナンバーです。
う~~ん、これは「ヤラシ系」ですかね。
“My Heart Belongs To Daddy”なんかもそうですが、
こういう挑発的な歌詞の曲ってたいてい舞台や映画のお芝居の
ために作られたものなので、純粋に歌だけでお届けする場合
ちょっと気恥ずかしかったりしますね。

 でも、“Love for Sale”などもそうですが、こういう歌の場合は基本的に、
歌詞の濃厚さ・際どさをそれほど気にせず、演奏のリズム・テンポの
おもしろさやカッコよさ、それぞれの表現者のかもし出す雰囲気を
楽しめれば良い、という種類の曲の数々だと思います。

国際交流というべき・・・・?ある夜のエムズ

2006年10月20日 | ステージから
直前にご予約のお電話をいただくことがあります。
「今から30分後、外人のお客様ふたりとOK?]なんてね。
で、五味さんに伝達「○○さん、3名様外人の方だって」
五味「愛人ですか?」影山「チガウ!なんで3名なのよ!」
トンチンカンなやりとりもあり・・・件のお客様たち、入ってくるなり
「ボクたち、コール・ポーター好きなんです!」と宣言して
ハイベンチに。かしこまりました。3曲立て続けにお届けしました。

コール・ポーターのナンバー:
Night And Day
It's All Right With Me
My Heart Belongs To Daddy

 彼らは大声で一緒に歌います。影山「もしもし、私より大きな声で
歌ってはいけません」反対側のカウンターからも声がかかります。
「そーだそーだ!」ハイベンチ「Oh! I'm Sorry!」
カウンター「せっかくミキさんがムーディーに歌ってるのに!
影山「ムーディーじゃありませんてば!えーと、How can we say
the mood correctly?romantic?sentimental」それから
英語のジョークが飛び交い、次の曲の説明をしようとする私は業を煮やして
「もーっ!静かに!Be Quiet!」まるで小学校の教室みたい。

 ラストナンバー" Over The Rainbow"のあと、すっかり盛り上がった
イタリア系のお客様は「ブラーボ!(男性形)ブラーバ!(女性形)
ブラビッシモ!(最上級)

 そんなこんなでエムズの夜は更けてゆきました・・・

 今週も秋晴れウィークでしたね。
今夜は小谷教夫(P)山口雄三(B)の、ちょっと珍しいコンビネーション
週末のまったりは「Between the Sheets」でいかがですか?


 

Two Sleepy People・・・眠たいふたり・・・?

2006年10月18日 | 生ジャズ

こうして一緒に座って 手を握り合い
うっとりとお互いを見詰め合って 
気がつくと明け方の光が差している
でも まだオヤスミを言いたくないの

居心地のいい椅子に座って くつろいでる 
何にも言葉はいらないの
愛してる気分に浸っていて まだこのままでいたい

よく一緒にぐずぐずと遅くまで過ごしたよね 覚えてる?
パパはあなたのこと、よく思っていなかったみたいよ
私たち、秋に結婚してこの小さな愛の巣を借りたのよね

今でもおんなじ ぼんやりした男の子と 眠たがりの女の子
朝の光が差しても 眠たいくせにまだ
オヤスミを言いたくないふたり


 「スターダスト」「我が心のジョージア」「ニアネス・オブ・ユー」
超スタンダード3作品の作曲者:ホーギー・カーマイケルの作。
私の大好きなナンバーです
歌詞には大して深い意味はない、と思います。でもこの歌を歌うと、
初めて聴く方もたいてい「オヤスミなさ~~いって感じですね」と
おっしゃいます。曲想と歌詞がうまく一体化した一例ですね