
カウンターでくつろぐピアニスト:袴塚さんに、普段はバーボンを
ロックでお出しするのですが、このときは
「ギブソンを作ろうかと思うんですが、飲みますか?」
袴「・・・断るワケないでしょ!

と、いうのは袴塚さんが以前にどこかのバーで出されたこのカクテルを
「うまかった。 オニオンが2個ついててうれしかった

話していたのを思い出したもので・・・。
配合はマティーニと一緒なのです。 基本はジンとベルモットを3:1
最近ではドライ志向で、5:1,6:1などという感じになりつつありますが・・・。
で、袴塚さんがは「そのときのギブソンはマティーニより柔らかい感じだったな~」
つまりはそのバーテンダー氏が、それほどドライに作らなかったためだと思われます。
それと、マティーニは基本ステアですが、こちらは基本シェイクなので、
空気を含んで柔らかく感じられる味になるのですね

レシピには、「これだ!」という縛りはなく、その時の気分、飲む人の強さ、
酔っぱらい度、バーテンダーの意地悪etcetc....で、いかようにも配合されます。
そもそも名前の由来となったアメリカ人のギブソンさんはお酒に弱く、人の集まる
場所でカクテルグラスに水を注いでパールオニオンを飾ってもらい、あたかもジンを
飲んでいるようにふるまったのだとか・・・・アルコール度ゼロですね

私の好みはベルモットをやや多めに入れて、でも「甘い!」と感じるほどではなく
酢漬けの小さなカクテルオニオンがつまみとして生きるくらいの・・・。
今年のお屠蘇代わりの一杯。 正々堂々『女将のキラー・カクテル』です

ご一緒にいかがですか?
