シルクとレースで着飾って
ロールスロイスに乗っていた彼女
ぜんぜん場違いな掃き溜めに鶴が降りて来たみたいに
僕の家のキッチンで 嬉々としているんだ
なんでこんなに気に入られちゃったんだろ?
見渡す限り どんな男でも手に入れられる彼女だのに
僕で満足だなんて ちょっと他の子とは違っているよね
とにかくベストを尽くさなくっちゃ、とは思うんだけど
でもさ・・・それにしても夢みたい
これが現実だなんて、話がうますぎるな・・
僕はまったくパッとしない男なのに
そんな僕に惚れ込んでくれる子が現れた
彼女はちょっと変わってる(としか思えない
まったく稼ぎも良くないのに
彼女は掘っ立て小屋でも苦にしないって言うんだ
なんでまたこんなに惚れ込んでくれたんだろ?
ちょっと変わってるよね?
毎日毎日 僕の世話を焼いてくれるのがうれしいらしい
僕がいなきゃ、ずっと楽だろうと思うのに
でも、いなくはなれないんだよ
だって ボクがいないと彼女が寂しがるから
ちょっと変わった子なんだよ