JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

You'll Never Know

2010年01月27日 | 生ジャズ

逢えなくてどんなに寂しいか、
どんなに恋しく思っているか
あなたは知らないでしょう?

隠そうとしても隠しきれないあなたへの気持ち
何度も何度も言ったから わかってくれていいはずなのに

あなたは行ってしまった
私の心も連れて
毎日祈りを捧げるたびに あなたの名前をつぶやく

愛を誓うのに他に方法があるなら
なんでもするけれど・・・
でもたぶん、あなたはわかっていないのね


 深澤さんが「ときどき日記」で紹介している英国の大長老現役歌姫:
Vera Lynn (昨年92歳にしてヒットチャートの1位を記録)
深澤芳美の「ときどき日記」
に敬意をこめてトリビュート。
 彼女の優雅な声でゆったりと歌われると、イジイジした感じにはならなくて、
ひたすらに「いじらしい」感じ。
 昨日深澤さんとの演奏のときは、最後のところをちょっと面白おかしく
「今わかってないんだから、きっとこれから先もわかってくれない(ニブイ)ヤツなんだわ!」
と絶望的に拗ねている風に訳してみましたが・・・
ま、『可憐な片想いの歌』としておきましょう。




ジャズひな祭り

2010年01月24日 | 銀座

 今年もやります
何と5回目になりました。
サイトも装い新たにオープン、チケット販売開始です
ジャズひな祭り2010

 今回の大きな特色が3つあります。
①ステージとステージの間の休憩(移動)時間が
長くなったこと。・・・焦って転ぶ人がいると危ないので。

②秋満義孝、細川綾子両大先輩がご出演くださること。
そうかと思うと、アマチュア界からは「洗足学園ジャズ科」の
現役大学生バンドも参加

③これまでトラッド色が強かった「ジャズひな祭り」ですが
今回は遠藤律子トリオ(ラテン系)、フレンチジャズトリオ
(ベース&ギター&アコーディオン)など、少し流派の違う
ミュージシャンの参加。

 つまり、年代的にも、スタイルも、それから時間にも、
より許容量が広がってきた、ということですね
さまざまな人が銀座の午後の時間に、よりゆったりと
さまざまなジャズを楽しめるように、少しずつ進化させよう、と
いうコンセプトのもとに、実行委員会は動いているわけです。

 
 どうです?楽しみになってきたでしょう?
この催し、チケットが非常に早く売り切れるので局地的に有名です。
これまで現場で演奏を聴いたことのない方、ライブ・銀座初心者大歓迎
 3月7日(日)午後のご都合がつく方は、ぜひぜひお早く
エムズを始め各参加店か出演者にアクセス、予約をお願いいたします。 
 ご一緒に春の午後のひとときを楽しみましょう






もひとつオマケに

2010年01月20日 | 季節
 同じ境内に、いつのまにやら白梅もひらいていました。
しかもメジロが来て、花の蜜を食べているのです
写真でお見せできないのが残念
しかたがないので、ブログのテンプレートでその雰囲気なりとも・・・。
でも、「梅にウグイス」が「合いの物」なんですね。
実際に梅林で見るのは、圧倒的にメジロが多いと思うのですが・・・。
ナゼ?

咲きました!

2010年01月20日 | 季節

 先日「今年初梅!」と書いた紅梅、寒さの緩んだ今日は
見事に開いておりました。おりしも今日は「大寒」
「・・・一年で一番寒さの極まるころ・・・逆にいえば、
これからは暖かくなっていく、ともいえる・・・」
そうかとうれしくなって膝を打ったしだい

そう言えば・・・道案内

2010年01月16日 | Information

 銀座の街角で、プリントアウトした地図を片手に
きょろきょろしている方を見かけます。
誰が見てもわかりやすい、という地図は多分ないのでしょう。
しかも!サイトに掲載した地図の目印になる店やビルの
名前が変わったり、建て替えられたり・・ということが、
十年の単位ではなく、日常的に起きているのですから
始末が悪い。戦前の銀座通でなくとも、「近頃の東京は・・」と
グチの一つも出ようというもの。

 エムズのサイトの地図にある「数寄屋橋阪急」ビルは
現在半分以上が改装中です。数寄屋橋交差点側の
「モザイク銀座阪急」の1~4Fは営業していますが、
みゆき通り側(帝国ホテルや泰明小学校のある通り)は
閉鎖されています。地下鉄日比谷線と丸の内線の銀座駅から
お越しの場合は、以前と同じくC2またはC3の出口から出て
「数寄屋通り」を探していただけばよいのですが。
(ここでエムズに電話をくだされば一発
このビルのエスカレーターは、改装中も1Fまでは使用可能です。

 もうひとつ、先日新橋側からホテルの紹介で地図を持って
歩いて来られた方が、有楽町あたりまで行ってしまってから
電話を下さり、「寒いし今日はあきらめて帰ろうかと思うんですが・・・
結局たどり着いて楽しんでくださったから良かったものの、
考えてみると、新橋方面から見える方にとっては親切な説明になっていませんでした。

 サイトの地図を改良すべく取り組みますが・・・
まずは説明です。
 外堀通り(電通通り)を東京駅方向に向かう。
→数寄屋橋交差点の一つ手前の信号が「銀座西五丁目」です。
タクシーの場合はここでおります。この信号を左に入り、
一つ目の角をまた左に。この角の目印は右側が「東方見聞録」
などの居酒屋さんの入ったビル、左側が1Fにカメラの「ライカ」
地下にイタリアンの「ラ・ボエーム」のあるビルです。
この「数寄屋通り」を、新橋方向に少し引き返す形になります。
左手2軒目の「マキシ・ド・ピアビル」(1F:「五楓」という
ダイニングバーと宅急便集配センターの真ん中に大きな古風なシャンデリアのある
エレベーターホールがあります。)
 このビルの5階の右側の店が「JAZZ&BAR em's(ジャズバーエムズ)」
でございます。


エムズ界隈の地図検索
「中央区銀座5丁目」で検索してください!
エムズは6丁目4-18ですが、5丁目との境目(=みゆき通り)に近いのです。
 

寒中お見舞い申し上げます

2010年01月14日 | 季節

 この冬一番の冷え込み中・・・
散歩の途中、近所のお寺の境内で見つけた紅梅。
つぼみが今にも開きそう・・・いつもここのは早いのです。
向かい側にある白梅は、まだ若緑色の堅いつぼみでした。

 いちばん寒い時期に春を予感する・・・日本的情緒ですね。


町内会的村祭り的パーティー的コンサート@森下文化センター

2010年01月12日 | エピソード

 10(日)大江戸線森下駅・菊川駅、半蔵門線清澄白川駅から
休日のことで、ほとんど店もしまっている『高ばしのらくろード
商店街』を通って文化センターに向かう人の群れ。
それはちょうど「JAZZひなまつり」の時の数寄屋通りに似ていたかも・・・?

 その1時間ほど前、文化センターの4階ロビーで、それぞれの
楽器を持ったミュージシャン十数名と、山のようなお酒を
運び込んだバーテンダー(五味・藤澤両氏)二人、前の催し物が
終わるのをジリジリしながら待っていました。

 深澤芳美とキャロライナ・シャウト「祝20周年JazzParty」
ライブとダンスとバーのコラボだ!と意気込んで企画し、
それをすべてやらせてくれる場所があって喜んだものの

そこは公共の施設、入ってみればだだっ広い体育館のような
スペース、200脚近い椅子と会議用のテーブルを、
まずは自分たちで倉庫から運び出して会場を設営するところから、
催しは始まったのです。

 バー・コーナーはテーブルを4つ合わせてクロスをかけ、
少し放射状になるように並べた椅子の間にところどころテーブルを配置して
飲み物が置けるようにして・・・サウンドチェックする間もあらばこそ、
力仕事に励むミュージシャンを見るのは初めてでした。
私もADよろしく走り回っていて、ゲスト・シンガーだと
いうことを忘れかけていましたが・・・

 たくさんの飛び入りゲストも登場し、いつになく?しっかりステージを
仕切る(でも、もらった進行表とは違っている)深澤さんが
「それでは今日の、『サプライズでないゲスト・シンガー』ジャズバーエムズ
女将!影山ミキさん」と私を呼び出してくれる頃には、
客席はすっかりまったりいい雰囲気。
ダンサーの方にチャールストンのステップも習ったりして
パーティーらしいな~~。
 それにこのバンドのファンは、ホントに良く飲まれる方が多いんですもん。
プラスチック・カップというハンデはあるものの、お揃いの
白い上着(バー・コートと言う)を着て銀座らしさ?を振り撒いていた
バーテンダー二人はてんてこ舞い。
オリオンズの藤澤氏がこの日のために考案した
特別カクテル『キャロライナ・シャウト』も大人気。
限定50杯は早々に売り切れました。

 みなさん本当によく飲み、よく聴いて楽しんでくださって、
深澤さんと、この楽団のキャラクターがよく現れた
楽しいステージ、イベントでした。
私も久々のドレスでなんだか発散!しちゃいました。
実は大きなステージも大好きなのさっ!

 撤収もまた、係の人に追い立てられながら全員で大わらわ。
もうかなり出来上がっているヤツもいて、でも、急いで打ち上げに行かなくちゃ。
近くの居酒屋さんの2階座敷を借り切り、時計をにらみながら
(もうラストオーダーだっちゅうに!)飲むこと飲むこと。
クラリネットの白石さんが乾杯の音頭を取って
「深澤芳美とキャロライナ・シャウト20周年記念、大成功」と叫ぶや
「イエ~~イ」「ウォ~~」とものすごい雄たけび
高校時代の体育祭の(勝利した側の)打ち上げみたいだ。
このノリは決して嫌いではありません。

 何もかも手作りで、裏方も表方もみんなでやって、
それぞれがフリーランサーの職人であるミュージシャンたちが
こんなにチームワークを見せた一夜、なんだか感じ入るものがありました。


 おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
これからもずっと、こんなセッションをたくさん創り出していきたいですね


深澤芳美の日記


 

酔うほどに・・・

2010年01月09日 | ステージから

 今年初の五十嵐トリオ。
バリトン・サックスの原田忠幸さんが遊びにみえて
ファンの方々も初めての方も大喜びの大人っぽい雰囲気
と思ったのですが、ワインを飲みながらのお二人のトークは
なんとも微笑ましい幼馴染みのコンビのよう。
五「ん~と、次は何をやろうかねえ?(原田さんを振り返る)」
原「(にべもなく)知りません
五「これだ(苦笑)。あーたはいつもそういう協力的でない
返事をするんだよ。せめて『そーですねえ』とか言いなさい。」
原「はーい(ややあって)あっ!じゃあわかりました!
(嬉々として)ジャイアント・ステップス!
五「(憮然として)できないことを言ってもしょうがない
でしょ
原「すみませ~ん(ワインを飲む)」
 それでもアルトとバリトンのコンビネーションは素晴らしく、
普通この至近距離では聴けない音のふくらみをたっぷり味わえて
'Mood Indigo'なんて目がハートマークな感じ。
初めて実際に聴いた、特にジャズファンではない、という
大酒飲み(失礼)のお客様も
「いいねえ、酔うほどに(お互いに?)冴えてくるねえ、
銀座だねえ」とご満悦。
 最終ステージでピアノの森田さんが
「そろそろミキさんの歌を」と促すと
五「オヤ?いつの間にかもうそんな時間かい?
私「いえいえ、ごゆるりと演奏を。皆様の電車のお時間のままに
原「ボクは今日帰りたくありません!
五「だれか一人だけ帰らないって言ってるゾ。朝まで演奏
させときなさい。」大笑い。
皆さんを送り出したあと、
五「今日の演奏は楽しかったな~。さっ、ター坊、帰るよ。」
原「(しぶしぶ)はあい」兄と弟って感じですね。


後で五味さんが「ワインが足りなくなりました。
注文しなくちゃ

 今年も五十嵐軍団の酒場ライブは健在です。