金曜日の五十嵐トリオの夜、『前田憲男とウィンドブレーカーズ』の
メンバーでもある、原田忠幸さんが、楽器を持って遊びに来てくださいました
五十嵐さんとは何十年来の仲良し(お兄様でドラマーの原田イサムさんと
五十嵐さんは同い年)で、お家も近く、飲み仲間でもあるのですって
影山は、長いこと働いていた「サイセリア」の主(ぬし)的存在だった
ドラマーのジミー原田さんのご次男として、10年以上も前に
「偲ぶ会イベント」でお会いしたきりだったのですが・・・。
バリトン・サックスという楽器は、存在は知っているけれど、
大きなコンサートのビッグバンドの一員としてくらいしか、見ることも聴く機会も
ありません。こんなに近くで、まして共演するとは、ホントに珍しく
うれしい経験でした。
原「何せ楽器が重くてね~。身軽にいろいろ行けないのよ。
」
そうでしょう。
鈴木直樹さんが使う『カーブド・ソプラノ・サックス』にも、
みなさんビックリなさいますが(こちらは小さいので)、管楽器は短いほど
音が高いワケで、バリトンくらいになると、普通の日本人の体格だと、
斜めに構えても、長い時間支えているのは大変そうに見えます。
原田さんはさすがに背が高くて、ほぼ正面に構え、力が入ると腰を落として
足の間にして吹いていらっしゃいました。
休憩中、初めて訪ねて来られたお若い女性ファンと話し込む五十嵐さん。
五「(原田さんに)あ~た、何か好きなものやってよ
」
原「え~~?
リーダー何やってんの?ん~、それじゃ
'My One And Only Love'でも。」
終わってもまだ客席で機嫌よく赤ワインを飲んでいる五十嵐さん。
自分もワインを飲みながら、ヤケ気味に
原「いい加減戻って来なさい!
」
おふたりのコンビネーション 'Broadway''Alone Together'
そして歌とのからみも、『大きな暖かい何かに包まれているような空気感』で
心地よく、たまたま久しぶりにいらしていた古くからのファンの方は、
「原田さんまで出てくるなんて、今日はミュージックチャージは
タダみたいなもんだね
」
喜びのあまり、飲み過ぎてしまわれたのではないかと、少々心配です・・・。