
カウンターでくつろぐピアニスト:袴塚さんに、普段はバーボンを
ロックでお出しするのですが、このときは
「ギブソンを作ろうかと思うんですが、飲みますか?」
袴「・・・断るワケないでしょ!

と、いうのは袴塚さんが以前にどこかのバーで出されたこのカクテルを
「うまかった。 オニオンが2個ついててうれしかった

話していたのを思い出したもので・・・。
配合はマティーニと一緒なのです。 基本はジンとベルモットを3:1
最近ではドライ志向で、5:1,6:1などという感じになりつつありますが・・・。
で、袴塚さんがは「そのときのギブソンはマティーニより柔らかい感じだったな~」
つまりはそのバーテンダー氏が、それほどドライに作らなかったためだと思われます。
それと、マティーニは基本ステアですが、こちらは基本シェイクなので、
空気を含んで柔らかく感じられる味になるのですね

レシピには、「これだ!」という縛りはなく、その時の気分、飲む人の強さ、
酔っぱらい度、バーテンダーの意地悪etcetc....で、いかようにも配合されます。
そもそも名前の由来となったアメリカ人のギブソンさんはお酒に弱く、人の集まる
場所でカクテルグラスに水を注いでパールオニオンを飾ってもらい、あたかもジンを
飲んでいるようにふるまったのだとか・・・・アルコール度ゼロですね

私の好みはベルモットをやや多めに入れて、でも「甘い!」と感じるほどではなく
酢漬けの小さなカクテルオニオンがつまみとして生きるくらいの・・・。
今年のお屠蘇代わりの一杯。 正々堂々『女将のキラー・カクテル』です

ご一緒にいかがですか?


「台風一過」(恐ろしい「台風一家」だと思っていた子どもは多い

とはよく言ったもので、本当にたちまち抜けるような青空が高くなり、
刷いたような雲とその色を変える夕焼けも吹き渡る風も、
何もかもが「秋」を感じさせる週明けになりました


しかも

(だいたい満月

テッペキのお月見ができることでしょう


今夜は月と同じに「“チョイ欠け”モダン亭」高浜さんとのデュオです。
門外不出の(門の外に出したいんですけれども

またお送りできるでしょう。
で

お月見と音楽のお供のお酒です




(どれが主役でどれがお供か

今回は「メーカーズ・マークキャンペーン」10月末まで
通常\1,300のところ\1,000/glassにて

なんだか可愛げのある専用の丸いロックグラスで

いつも飲んでる方もそうでない方も、柔らかくて飲みやすいバーボンを
秋の夜長にぜひどうぞ




立秋後のこの2週間近くは、本当に凄まじい暑さでしたが、夜中になると
風が少々動き始めましたね


今夜のお天気は心配(満月が見られないかな


どうぞ元気なお顔を見せてください


写真はジム・ビーム社のバーボンの変わり種。
その名も「Devil's Cut(デビルズ カット=悪魔の取り分)」
ウィスキーを熟成中に蒸発して減ってしまう分のことを
「Angel's Share(エンジェルズ シェア)」と言いますが、それに対して
熟成中に樽にしみ込んでいなくなってしまう?分もある、というわけで
なんかこじつけがましい気もしますけれども、ビーム社では特殊技法により
この樽にしみ込んだ分を取り返して

美味しい製品を売り出しました





「ザ・マッカラン12年」は、なかなか人気の高いスコッチですが、こちらは
弟分というところ。ビンテージは同じ12年です。
印象としては、やや木の香(樽香?)が強く感じられて、ハイボールにすると
スッキリ飲める、かな?

通常\1,300のところ、今月いっぱい\1,000にて。
湿気の強いこの時期、どうぞ試してみてください


定員を超えました



早くも「梅雨の晴れ間」


写真は懸案の『シンガポール・スリング』エムズ・スタイルです。
今週、「ラッフルズ・スタイル」と「甘くない銀座スタイル」両方のご注文が
ありました。 これはもう、本当にお好みです。ラッフルズの方は
カジュアルなトロピカル・ドリンクとしてごくごく飲んでしまえる感じ。
銀座スタイルの方は、しっかり作ったジン・フィズを飲んで、最後に
底に沈んでいるチエリー・ブランデーをデザートみたいに飲む、という感じ。
そこで



一番私の好みに合うスタイルを考案しました。
甘みを極力入れないジン・フィズを作って、底に「グリオッティン」という
美味しいサクランボのリキュール漬け(ブランデー&キルシュ)を沈め、
飾りはレモンとグリオッティン・チェリーにしました。こうすると、
甘さも最後までクドくなく、強さも「スリリング」というほどではなく、
蒸し暑い午後にぴったりの飲み物(のような気がする)になります


ただし、普通よりもレモンを多めに入れていますので、
酸っぱいのが得意な方の好みかな?

この時期のオススメとして、他に
★モヒート・銀座スタイル(ラム・ライム・シロップ・ミント)
★ミント・ジュレップ(バーボン・シロップ・ミント)
(=遅まきながら「ダービー・カクテル」)
それぞれ\1,300にて




+通りすがりのクラリネットのご参加あるかも



昼間はお暑うございます


夕方になるとちょっといい感じの風がわたり、「う~~ん、やっぱり
初夏って最高



そこで

今夜のオススメは「シンガポール・スリング」
言わずと知れた、サマセット・モームゆかりの、ラッフルズ・ホテルの作品です。
この度現地から、オリジナル・グラスと「スリングの素」が届きました。
写真は、左がオリジナル・グラスを使って指示通りに作ったもの。
パイナップル・ジュースで割ってあります。 右は銀座(エムズ)スタイル。
ジン・フィズに近い作り方で、「素」はサンライズ風に底に沈めてあります。
レモン・ジュースの分量が多く、パイナップル・ジュースは入っていません。
お好みでどちらでも


「素」は10人分以下しかありませんが、銀座スタイルのものは
いつでもお作りできます。この場合は、ジンの分量を操作できるので、
強く作ると「スリリング」になる恐れあり



日本語曲は普段、リクエストがないかぎりはやりませんが、
とにかく爽快なスウィングでスカッと週末を打ち上げましょう





『レブヒート』・・・ドライ過ぎないシェリーを、7UPで割ったもの。
でもね、万事がドライ志向な今日この頃ですからね

甘さの加減はお好みで調整します。
早い話が、=シェリー・ハイボールというわけ。
柑橘類を絞るのもお好みで





由緒正しい飲み会としても、盛り上がりたいと思います



出張帰りのお土産に、大分のかぼすドリンクをいただきました。
もちろん、なべ料理のお伴にも良いけれど、どうせなら・・・ということで、
ウォッカと合わせてみました

原液はとても酸っぱいけれど、シロップを入れずにトニックの甘味で飲むのがポイント

芳美さんも、カウンターの方々も「こりゃイケますね

「限定20杯で出しましょう


あと7杯分くらいしか残っていません



これは、金曜日の深夜、最終打ち合わせの際に、江崎氏が作ってくれた
金柑のカクテルです

お日様のぬくもりのように、金柑の香りがいっぱいに広がります

いつも思うことですけれど、ステキなカクテルを飲むときは、そこに小さな特別な世界が
出現しますね

生のフルーツをたっぷり使ったカクテルは最近の流行りですが、このお店は店頭のショーケースに
たくさんの果物を出していて、通りすがりの方が五百円玉を持って一個買いに来て、
それをかじりながら行ってしまったりします。

興味のある方は8丁目ソニー通り(日航ホテルの裏手)へどうぞ。
注:残念ですが、明日は金柑カクテルはご用意できません。
悪しからずご了承くださいませ。
