JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

海馬的?小噺

2012年08月29日 | つれづれ

 25日(土)『Twilight Special』河辺浩市トリオの宵
現場をご存知の方にはお馴染ですが、私たちの尊敬する大先輩
トロンボーンの河辺さんは、非常な知識人であり、なおかつ演奏の合間のお話が
群を抜いて面白いことでも有名です。
曲の解説や、オリジナルにまつわるエピソードもそうですが、関係のない昔話も
いろいろと飛び出します
河辺「東京大地震(=関東大震災)のときのことです。
ある若手俳優が吉原の女性に惚れ込んで、二人で駆け落ちを企てていた。
午後一時に待ち合わせをしたんだけれども、なんたって昼前に大地震が起きちゃった。
で、まてど暮らせど来ないから、しょうがないから関西のおじさんのところまで逃げて、
そんでもって、むりやり300円の(今なら何千万円?)お金を工面してもらって吉原へ
引き返してみたら、まあ焼け野原で、立て札が立っている。曰く『このたびの地震で
店を張ることは難しくなりましたので閉店、ついてはお女郎衆もみんな自由の身になって
国元へ帰りました』 さあ大変、彼女の地元は新潟だったてんでこれからまた新潟へ行って
手をついて「娘さんをください」って頼んだけれどもそれはならぬと言われて、
傷心の彼はまた東京に戻って・・・・・」
壮大な悲喜劇が延々と続くのですが、これはなんと、「アラカン」こと嵐寛壽郎の、
出世前の物語だったのです。 たまたま「鞍馬天狗」の話からね。

 でもねえ、このごろ私自身がMCで、
「これはボブ・ホープという人の奥さんが実は歌手で、80歳を過ぎてからレコーディングした
アルバムの中に入っていて・・・」と言うような解説をしても、
ボブ・ホープがピンとこない方も多かったりして、難儀な状況もしばしば
かといって、大好きなスタンダードのレパートリーには、こういうエピソードはつきものです。
どーすりゃいいんだ

 それはさておき、河辺トリオの次回『Twilight Special』は
10月20日(土)に決定いたしました

Two For The Road

2012年08月27日 | 生ジャズ

世界中を一緒に旅しよう
どこに行っても二人なら それはステキなデート
長い年月 こうして一緒に旅をしてきたね
数々の大切な想い出をちりばめて
僕たちの望むように生きてきた

夏には太陽が輝き
冬になれば夏に仕込んだワインを飲み・・・
君が一緒なら毎日がステキな一日になる
愛がある限り二人は一緒
ずっとずっと これから先もね

O.ヘプバーン、A.フィニ主演映画『いつも二人で』のテーマソング。
ヘンリー・マンシーニです。

 映画は大人の屈託に満ちていて、最後はそれなりのハッピーエンドと言えるのかも
しれないけれども、古いミュージカルや水戸黄門みたいにスカッとはしない。
でも、曲のほうは曲想だけでなにかグッとくるものがあって、プレイヤーにも
好まれます。

八月の富士

2012年08月21日 | つれづれ

 戻ってまいりました
昨日新幹線の中から撮った富士山です
永年往復していますが、こんな風にあっさりすっきり見えることは、
それほど多くありません。
「頭を雲の上に出し~~」って、唱歌の文句そのままですね。
富士山がキレイに見えると、それは吉兆なんだとか。

 まだまだ危険なほどのキビシイ残暑ですが、どうぞ健康で楽しい
夏の終わりになりますように

 ジャズバーエムズは、今夜から通常営業しております

Information

2012年08月15日 | Information

9月のスケジュールをアップしました

 袴塚さんのVocal Session&ソロ・ステージ(9/1土)
土井さんのクリニック(9/2日)
深澤さんと仲間たちのライブ『Y's Bar』(9/8土)
高浜さんのサマータイム〔繰上げ)ソロ・ステージ(9/15土)
小林洋さんの『パクリン楽団』(9/23日)
・・・週末のイベントもたくさんございます。
どうぞご確認くださいませ。

そんなワケで

2012年08月12日 | 季節

 改めまして残暑お見舞い申し上げます。
ジャズバーエムズは本日より20日(月)まで夏休みです

 
 どうぞ良い『お盆ウィーク』をお過ごしくださいませ。
お土産話をたくさん持って、元気にお会いできますように

お詫びと訂正

2012年08月12日 | 季節

 先日「立秋」についての記事に、「本来なら旧暦のはず」と書きましたが、
実は「二十四節気」は、ちゃんと旧暦(月の暦)に沿って、現在の太陽暦だと
この日になる、という変換がなされていました。つまり、現在の「8月7日」は、
旧暦の6月後半にあたり、
「立秋=この日を境に秋めいてくる」というおおよその目安として、
まったく正しい情報なのです。大変失礼いたしました
現代の都会では、暑さも昔のようでなく「残暑」は延々と続くのですが、
今年も8月8日から、ふと秋めいた風の吹く時間があって、なんだか
感心してしまった次第。
 明治の元勲がちゃんと整備してくれなかったなんて、お手討ちに遭って
しまいますね
 整備しきれなかった、というか太陽暦とまぜこぜで使われていて不便なのは、
例えば、忠臣蔵の討ち入り(にまつわる行事など)がクリスマス前に行われて
しまったり、(実際には一月の後半で、雪も積もるはず)ひな祭りは「桃の節句」
のはずなのに、ひと月半近く早いものですから、日本の桃ではなく、輸入ものを
使うしかなかったり、というような場合のことです。
 月の暦は、農耕民族の生活に則した知恵ですから、両方を意識すると、
もっともっと季節感を楽しめるのになあ、と、いつも考えます。

 ちなみに「立秋」は、その次の日からちょっと秋めく、という節目ですから、
当日は、実は暑さのピークと考えられるとか。 やっと峠が来て、
少しずつ蝉の声からトンボの姿へ・・・というところなのでしょう。

 この日を境に「処暑(8月23日あたり)」までのご挨拶には
「残暑お見舞い申し上げます」と書かなければいけません

8/5 演奏曲目リスト

2012年08月09日 | ステージから
私の歌った曲目だけですが、ご参考までに・・・
1st Stage
1. Orange Coloered Sky
2. Blame It On My Youth
3.Straighten Up And Fly Right
4.Loss Of Love(『ひまわり』のテーマ)
5.The Frim Fram Sauce

2nd Stage
1.Stella By Starlight
2.Two For The Road
3.Lover,Come Back To Me
4.I'm Glad There Is You
5.Too Close For Comfort

 解説等はまた別の機会に・・・

音の中で

2012年08月08日 | つれづれ

 8月5日(日)の『Twilight Special:贅沢ジャズバー』は、
オーディエンス、カウンター、ステージともに、ちょうどイメージ通りの
充実した時間と空間になりました。
 良い仕事をしてくださったバーテンダーの畑川氏、良い雰囲気を作り上げて下さった
オーディエンスの皆様に、改めてお礼申し上げます

 ステージのほうは、私たちとしてはかなり念入りな打ち合わせとリハをし、
その通りに実施しようと集中するあまり、なんだかうまく乗り切れなかった部分もありましたが・・・。
そういう感想をメールで送ったら、ミュージシャン諸氏曰く
「それがジャズなんやけどね
まさにライブは「生物(生きもの、ともナマモノとも読む)」です。
 オーディエンスに十分に楽しんでいただけたか、ということを第一に考えるならば、
どんなになってもプロはそのレベルの仕事はします。 でも、より以上の面白さや
普段ではできない仕掛けを上手く成功させて、もっと盛り上げてみたい(自分と共演者を)
という欲求は、やはり少なからずあって、これが「決まった」と思えるためには、
たくさんリハーサルをしてもダメ、素面で気合を入れてもダメ、お酒を飲んでも
やっぱりダメなときはダメで、ここらへんがなんとも不思議なところです。

 ともあれ、日常のように(もとより、ジャズバーというのは「非日常空間」ですが
さりげなくザックバランな演奏を楽しみ楽しんでいただく、ということのほかに、
たまにはいろいろなことにトライして、ちょっとグレードの高い一瞬を目指してみることも
やっぱり重要だな、とつくづく思った一夜でした

 影山としては珍しいフツーの報告&感想文でした

立秋のほおづきです

2012年08月08日 | 季節

 昨日は『立秋』でした。
お盆休みはこれからなんですけど、暦の上では秋になるワケです。
ただしこれは、もともとの月の暦にむりやり太陽暦(西洋の)を
あてはめたからそうなったので、月の暦(旧暦)でいくと、9月の半ばごろになるハズです。
それなら納得できるけど・・・・
明治の元勲たちも、維新後のさまざまな改革に忙しくて、そこまで手が回らなかった
のでしょう
 季節感をよりどころにしたい日本人としては、今になって、なんとも不便なことですね

 ジャズバーエムズの夏休み:8月11日(土)~20(月)とさせていただきます

今夜:8(水)袴塚淳(P)大津昌弘(B)
明日:9(木)江草啓介(P)和田弘志(B)
10(金)小林洋(P)酒井一郎(B)

 お休み前の一夕、ちょっと一息にお立ち寄りください



『贅沢ジャズバー』

2012年08月02日 | Information
今週日曜日 8月5日 16:30開場 17:00-19:30(2ステージ)
 影山ミキ(Vo)
 土井一郎(P)中村新太郎(B)力武誠(D)
\4,000(1drink) メニュー制限ナシ 追加:\1,000/1drinkにて

 今回カウンターを仕切ってくださるのは、コリドー街7丁目で
「Peat Reek」というバーを構える畑川能範氏
スコッチ・ウィスキーに大層詳しく、またさまざまなカクテルについても、
融通無碍な優れたバーテンダーですが、そういうことよりも何よりも、
優しい笑顔と、ときとしてひねりの効いたフォローの一言が傑出しています。(私見

 畑川さんに、存分に腕をふるっていただいて、皆さんにも楽しんでいただきたいのですが、
なにぶんエムズにあるお酒と果物と器具の範囲内(しかも売り切れ御免)でのお仕事、
いろいろと制約もあるところはご了承くださいませ
 

 お席はまだ数席空きがございます。
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