JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

お花見帰りに来てください!

2007年03月31日 | Information

 今夜(31日)のエムズは営業しています。
高浜和英(P)酒井一郎(B)八城邦義(Dr)トリオ
「3周年パーティー」以来の登場です。

 演奏も歌もトークもスピード感&スウィング感満載
ぜひ、年度末のお疲れを癒しに、お花見がてらお出かけくださいませ。


何が雑音か?:番外編

2007年03月31日 | エピソード

 業者の場合・・・演奏中「チワ~、配達です!」はいかにもマズイですね。
配達の前に電話ください。(ブログで言ってもしょうがない!)
でも、一瞬ですが、スターになれます(だから、ここで言っても
しょうがないって

 お客様の場合・・・エムズの入り口は、幸か不幸かカウンターから見て、
ステージの下手にあるので、新たに入って来られたお客様は一瞬注目を
浴びる、という場合があります。以前、苦情を呈した記事で「演奏中に
断りも会釈もなく、いきなり帰るのだけはヤメテ」と
書いたことがありますが、逆に入っていらっしゃる場合はこの限りでは
ありません。演奏中だろうと構わないのです。演奏時間も、その場の
事情で多少はズレることがありますし。
 でも、ウブなお客様は、扉の外で「あ、演奏中だ」と思い、
曲が終わるまで息を殺して入るのを待っていてくださったことも
ありました。



何が「雑音」か?:カウンター編

2007年03月31日 | エピソード

 早い時間のステージ、お客様は2,3人、私もミュージシャンも
思い切り曲に集中できるこんなときのバラードは、お客様のほうが
「咳をしたり席を立ったりできない」緊張感があります。(メイワク?
 バーテンダー五味さんも、カクテルを作るシェイカーやブレンダーの音、
それからオーブントースターの「チ~~ン!」という音を立てるのを、
曲の切れ目まで待っています。

 これがワイワイガヤガヤしていて、賑やかな演奏の間だったら、
シェイカーを振る音もライブらしい雰囲気に混ざっていい感じなのですが・・・
すべてはタイミングですね。

 テーブル席のお客様たちが全員静かに聴き入っていたとき、飲み物の
注文もたくさん入っていて氷が足りなくなった五味さん、冷凍庫の底から
大きな氷の塊を思い切り引っ張り上げると「ガガガ~ッ」とスゴい音

客席全員が思わずカウンターを振り向き、顔を上げた五味さん
「わっ!」と驚いて、全員大爆笑・・・なんてこともありました。

 音も会話も演奏と同じ。うまいタイミングで発したものは心地よく
溶け込み、ズレているものは誰かに不快感を与える、または笑いを取る・・・
ということでしょうか?

季節感のないリクエスト(よくあるケース)

2007年03月29日 | 客席から

私「何かリクエストはございますか?」 
あるお客様「私のテーマ曲と言えば“枯葉”なんですが
私「ええ?冬が終わって、やっと春になるという今、
“枯葉”ですかあ?
そのお客様「そーですねえ・・・じゃ、季節モノは
お任せしますよ」
私「かしこまりました
別のお客様「影山さん!ぜひぜひ“サマータイム”お願いします!
私「・・・・

 ええい!面倒だ!まとめてやっちまえ!(失礼)
てなことで、ふたつともお届けいたしました。


 だって、初めてジャズライブに来た、とか、
初めてのリクエストで、昔聴いたアルバムの中の知っている曲と
いえば・・・という場合には、どうしてもポピュラーな曲に
なりますよね。演奏家の間では“スーパー・スタンダード”
別名“耳タコ・シリーズ”とも呼ばれています。
でもね、こういう曲の数々を、一回一回気持ちも新たにお届けするのも
プロの大事な仕事ですし、そういう演奏の中で、自分にも新しい発見が
あったりします。その日のピアニスト・ベーシストの気分やアイデアで、
ちょっとヒネリを加えてみたり・・・ライブの面白さですね。

笑うべきか!?

2007年03月29日 | たまには言わせて

初めてみえた初老の紳士:カウンターで機嫌よくおしゃべりして
いらっしゃいましたが、歌が終わって挨拶に行くと
「イヤ、素晴らしい!ウマイですねえ。背中で聴いていても
引き込まれますね
私「ありがとうございます
紳士「プロだったことあるんですか?」
私「今現在プロですが?
紳士「いえ、あのう、デビューしたとか、レコードを出したとか?」


 こういう場合、非常に説明に困ります。ミュージシャンとか
歌手というのは、国家資格でもなんでもないので、その技術で
お金をもらって仕事をして、生業をたてていればプロだ、とは言えます。
が、一般の方々の多くは、楽器店でその人のCDを売っている、とか、
テレビの番組に出ている、とかいう事実がないと、ホンモノのプロでは
ないのではないか、と思っていらっしゃるようです。
特に、スタンダードの曲をやっている場合(つまり、自分のために
書かれたオリジナル曲ではない)、一人前の職業歌手だ、というのは、
業界と現場の仲間うちでのみ認められている、とも言えますね。
ですが、これは実は、どこの業界でもそうではないでしょうか?
何を作っていても、何を売っていても、その需要のない人々にとっては、
何のプロだかわからないのですから。


 もうひとつ、演奏をしたりお酒を作ったりする職人としての
プロのレベルについて、一般の方々は、自分の耳と目で判断する習慣を
お持ちになりません。ジャズボーカル新人賞をもらった、とか、
カクテル・コンペティションで1位になった、とかいう実績がないと
“モグリ”なのではないかとさえ疑っていらっしゃるフシがあります。


 肩書きや評論家の意見ではなく、自分の聴覚と味覚を信じましょう。

現場で味わったお酒がおいしければ、サーブしてくれた人は
プロのバーテンダーだし、聴いて気分がよければ、演奏者は
優れたプロです。

The Good Life

2007年03月29日 | 生ジャズ

楽しいことばかりの生活は ある意味理想的に見える
ほんとうは悲しみを感じていてもそれに目を向けることをせず
恋愛ごっこをしているだけで 真実の愛をつかむことはできない
自分の気持ちに正直にならなくちゃ

未知なるものに目を向け 心を開くこと
それがほんとうの意味での良き人生の始まり
たとえひとりで立ち向かい 傷つくことが恐くても

忘れないでいて ボクはずっと君を求めているよ
不思議に思ったり 迷うときがあるかもしれないけれど・・・

さあ 目覚めよう
かりそめの楽しい生活にサヨナラをして
ほんとうの人生に乗り出すんだよ


どんな人種?(ミュージシャンって・・・)

2007年03月28日 | ステージから
 昨夜の最終ステージは、何故かシンミリ系のリクエストと、
例によって連想ゲーム的選曲のせいで、じっくり歌い上げる曲ばかり。
客席もしいんと聴き入ります。

'The Good Life'
ちょっと涙したりしかける方もいたのに、
ジャンボ「えっと、近所の“安くて良いスーパー”の歌?」
マサカ?
私「せっかくいいムードだったのに、ダイナシじゃん!」
ジャンボ「えっ?ダイナ・ショア?」
もーええっちゅうねん!

'A Song For You'
私「これはカレン・カーペンターが亡くなったときに聴いた覚えが
ありまして・・」語っている間、静かなイントロに
'Rainy Days And Mondays'を織り交ぜる袴塚さん

ジャンボ「火曜日なのにさ~~
私「・・・ミュージシャンって、さりげなくオチをつけたい、
ダジャレ好きが多いもんですから、客席には解説しなきゃいけないし、
後ろで誰かがダジャレ言ってる(または弾いてる)のを
聞き落とさないで突っ込んであげないと悲しまれるので、
現場の歌手はなかなか大変なんです。」

 そんなワケで、多くの場合100%曲に浸りきることができないのですが、
それもまたジャズっぽくて(エムズっぽくて)いいのではないか、と
思っております・・・


Lover, Come Back To Me

2007年03月27日 | 生ジャズ

あなたは行ってしまった 私は黙ってそれを見送った
お互いを縛っていた何かをほどいてあげたの
あなたを忘れ 過去を忘れたいと思ったけれど
出逢った夜の魔法が 今でも心の中にある
それは永遠に忘れることができないのかもしれない

空は高く青く 月は新しく
私たちの恋も生まれたてだった
焦がれるこの心が歌う 「帰って来て」

人生にあなたが現れて 愛の日々が始まった
愛は終わりを告げ あなたは去って行った
傷ついた心が叫ぶ 「どこにいるの?」

あなたの仕草のひとつひとつを覚えている
ふたりで歩いたすべての道を 今はひとりで歩いている
寂しくて つらくてたまらない 

空は青く 夜は冷たく
月は何度も新しくなるけれど 愛は過去のものになってしまった
私は今もあなたを待ち続け 心は歌い続ける 「帰って来て」


エムズ・スペシャル

2007年03月26日 | Information

 今週31日(土)は、
「ホーム・パーティー風トリオの一夜」です!
高浜和英(P)酒井一郎(B)八城邦義(Dr)

 久々のオールディーズ・ナンバーもやるかも・・・
リクエスト・コーナーもあるかも・・・

 ご予約・お問い合わせ・リクエストは、
: 3574-5508:エムズ
またはメール:info@jazzbar-ems.com
でどうぞ。
私もトリオも楽しみにしております。