

リハビリ中の光井さんに代わり、テナーの広津誠さん、
オランダ演奏旅行中の花岡さんに代わり、鈴木直樹さん。
こちらはクラリネットとソプラノサックスを持っています。

私「花岡さんの代わりを務めるのは大変です。まず、
曲を決めなければならないし、次にテンポを出さなければ
ならないし・・・」
洋「直樹くん、譜面回収して

」
直樹「あっ!ハイハイ!

」急いで回収中
私「それに歌手が隣でしゃべっているときには、合いの手も
入れなければなりません。ねっ?

」
直樹「あっ!はいっ!

」(あっち向いたりこっち向いたり)
私「それでは"I'm Getting Sentimental Over You'

君と会うまでボクはセンチになったことはなかったけど・・」
客席から声あり。「尺貫法の時代の恋人じゃ、“センチ”には
なれないね。一寸五分とかさ

」
私「確かにこの曲ができた時代の日本じゃムリですね。
でも、尺貫法を知らなければ、シャレにならないし。
もしもし、直樹くん?

」
直樹「???

」
皆「ああ、やっぱりムリだ」
演奏以外にこんなにいろいろ対応しなければならないなんて、
トラ(=エキストラ=業界では代理助っ人のこと)は楽じゃないね。

もっとも、オールスターズとそのファンが特別なのですが。