JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

今年もお世話になりました

2011年12月30日 | つれづれ

 年の瀬のみに歌うことにしている"What are you doing,New Year's Eve?"
(大晦日、君は誰と過ごしているの?)
今年は3日間歌うことができました。

 いろいろなことを感じ、考えさせられた2011年でしたが・・・
新しい年になっても「物事を丁寧に考える」ことを、日々辛抱強く続けて行きたいと
思います。

 小さくても何かできることを、一歩でも先へ、そして楽しい大切な時間を
少しでもたくさんご一緒できますように・・・
人生で、他に望むことはそんなにないような気がします。

 本当に一年間ありがとうございました。
お体大切に、良い年末年始になりますように

 ジャズバーエムズは1/4(水)まで、冬休みです

顛末?

2011年12月28日 | エピソード

 パクリン合奏団の記念すべき第10回パフォーマンスにお出かけいただき
ありがとうございました
 当日朝10時までかかった洋さんのアレンジには、実は至る所
クリスマス・ソングのエッセンスがちりばめられていました
 そしてマスター氏です
サンタの扮装ならぬ、白いバーコートに威儀を正した本格派に楽団も
リハーサル中から目がハートマーク
演奏が終わってから、あんなにたくさんのマティーニの注文が来ようとは
実はみなさんカクテル好きだったりして
 本当に楽しいクリスマスの集いになりました

 さて、本日28日で、今年の営業はおしまいです
土井一郎(P)中村新太郎(B)お馴染のクリニック・お師匠さんズペアに
濃厚なパフォーマンスで締めくくっていただきましょう

今回のパクリンは・・・

2011年12月23日 | Information

なんと10回目
プロデューサー:小林洋さんは
「まだまだ先は長いよ」とため息交じりですが・・・
でも、スタンダード曲集の古典「1001」の「A」から始まってすべての曲を演奏しながら
「L」までたどり着きました1年と9カ月ほどかかっていますね

 今回も洋さんのぼやき節、失礼MCを聴きながらの室内楽的空間となりますが、
特筆すべきはカウンターに「ナゾのマスター」が出現すること
当日現場にいらした方しか目撃できないのが残念
銀座8丁目にお店を構える、ブログに時々登場する「マティーニ党」です。
 メニューはいつものライブ仕様ですが、もし、彼の特製カクテルを飲みたくなった方には
\1,000にて「これが銀座だ」カクテルも提供してくださるそうですよ
 ちょっと趣の変わったエムズをお楽しみあれ

注:当日(25日)はクリスマスですが、プロデユーサーの意向により、
クリスマスソングはあえて演奏いたしません。
注2:マスターはサンタの扮装はしていません。(似合いそうだけど

今度は柚子だ!

2011年12月21日 | 季節

 冬至(明日)の恒例
影山の実家の庭からまいりました
 ご存知かと思いますが、柚子のような植物は、自分の体の力を守るために
一年おきにしかたくさんの実をつけない、という事実があります。
まったく実のならない年もあるくらい。昨年は200個以上の収穫でしたが
今年は5~60個だったそうで、そこは瀬戸内らしく、ちょっと気候的にユルイのでしょうね。
今、エムズにはいい香りが立ち込めています。
「柚子フィズ」もちろん抜群ですが、今日と明日、いらしてくださった方には
お望みとあれば、「柚子湯」用にお持ち帰りいただけます。
今年の冬も健康に過ごせますように

 どういうわけか、夏至と冬至の担当は深澤芳美さん
きっと月のめぐりに深くかかわっている方なのでしょう。
冬至イヴの今夜も、彼女のソロです。

諸々インフォメーション

2011年12月19日 | Information
12月25日(日)
「小林洋&His パクリン合奏団」
おかげさまでご予約満席になりました
当日は、クリスマスソングなし!のライブですが、これもまた一興

ジャズバーエムズは12/29(木)~1/4(水)冬休みとさせていただきます。

2012年一月のスケジュールをアップいたしました。
お気づきと思いますが、月曜日は月末30日のみの営業です。
 そのかわり、と言ってはオカシイですが、土曜日の夕方に、ミニ・ライブを行います。
14日北島直樹(P)ソロ、
28日「Bossa Nova Night」by 関はるよ(Vo)(共演ミュージシャンは近々アップいたします。)

 この2日間は16:30~19:30の営業で、2ステージを行います。
\3,000(1drink)追加は\500/杯にて。
「CandleLive」と同じ要領です。 ご予約は3名様以上でなければ不要ですが、時間の間違いがございませんよう、ご注意くださいませ。

1月21日(土)やはり16:30~19:30
エムズで初めての「Vocal Session」を企画しようと思います。
これはクリニックと違って、趣味としてプロの伴奏で歌いたい方、発表会などを控えて
声慣らし、ステージ慣れをしたい方々のための場です。
演奏者は 袴塚淳(P) (ベーシスト未定)
\3,000(1drink) 定員5名以上10名以内として一般のご予約を受け付けます。
初めての企画ですので、集まりのおぼつかない場合には延期などもあり得ますことを
ご了承くださいませ。
 ご予約・お問い合わせは平日18:30~ジャズバーエムズ03-3574-5508
またはサイト内[Contact]からのメールにて。
1月10日(月)を閉め切りとさせていただきます。
アクセスお待ちしております。

島便り

2011年12月14日 | 季節

 今年も届きました
瀬戸内海 井口島 瀬戸田町の一押しみかん『いしじ』
粒はとっても小さいけれど、皮に張りがあってそれはそれは甘い
 そのまま食べるのが一番ですが、絞ってカクテルにも
同じ瀬戸田の青レモンを少し加えて バランスを取ります

 今週いらしてくださった方はつかみ取りお持ち帰り放題
でも、売り切れは早いかも

迎え酒というよりも・・・

2011年12月13日 | バーカウンター

 さて、月食の夜に・・・
件のマスター(とにかくマティーニ党)が作ってくれたのは『ギブソン』
私のオーダーに、急いでカクテルオニオンを仕入れにご近所へ。
ちょうど夕食時にお醤油がなくって、隣で少々借りてくるノリで
 ドライ・ジンとドライ・ベルモットを丁寧にステアして、
カクテルピンに刺したオニオンを沈めます。 マティーニのオリーブをオニオンに
しただけじゃん、と思いますが、違うのよ
 もともとのレシピは、(マティーニもそうなのですが)近頃の流行りと違ってジンと
ベルモットの割合が3:1とか、せいぜい5:1とか。つまり、やや甘口。
これがまた妙に飲みやすいのです。 マティーニだとキツ過ぎるけど、
これならなんかイケそう、という方も。(某ピアニスト)
オニオンが2個ついていると、なんだか得した気分、とも。

 氷を砕かない優しいシェイクで作ってくれた別のバーテンダー氏は、
「二つのオニオンは、ステキな女性の二本の足の表現で、『小股の切れ上がった』
カクテルとも呼ばれております」などとほざいて、失礼のたまっておりました。

 この夜は、満月にちなんで?オニオンは1個。
気分良く月見酒のつもりの私の傍らで、多めに作った分を、隣のカクテル好きのお客様と自分用に小さいグラスに注ぎ分け、味見しているマスター。
二人同時に「う~~っキク~~
そりゃ、ここんちではどう手加減したってお酒が多いもの
客「昨日も朝方まで飲んでたんですよ。グッと飲んだら迎え酒になるかな、って。」
私「これだとさしずめ『返り討ち』に遭いますね
マスター「それ、いただきます

 もし、エムズで女将が作るとしたら・・・
ん~~、レシピはまだひみつ。

月の話

2011年12月12日 | つれづれ

 真冬の満月、そして皆既月食。
土曜日の東京地方はかちりと晴れ渡り、天体ファンもそうでない普通の人も
不思議な美しい眺めを夜通し満喫できました。
折しもエムズでは、「月専門家」の講座と月の曲によるライブが催され
(貸切だったのが残念
私が曲の前にする解説の、月についての真相も明らかになったりして
秋の月とはまた違った趣の、月見の一夜となりました。

 月と季節の暦のお話はこちら
 
 エムズの営業を終えたあと、8丁目のバーへ。
マスターもカメラ片手に10分おきに外へ出て撮影に夢中。
向かいのバーにいた人たちも呼び出して、銀座で月見酒。
 歩いて帰る間中、陰ってゆく満月とお友達。
道行く人々もみ~んな上を向いています。アブナイ
満月は、月の出から月の入りまでを見られて、しかも月食がほとんどてっぺんで
起こったので、ビルの間からでも、しっかり見届けることができたのでした。

マスターの作ってくれたキラー・カクテル?については次回に。


ハタラキモノ発音塾

2011年12月09日 | つれづれ
 "Walking My Baby Back Home"
 たぶん高校生くらいの男の子が、ダンスパーティーで遅くなって、
フクロウが見ている田舎道を、相方の女の子を野を越え畑を越えて
家まで送っていく情景。途中で木陰で一休み、イチャイチャしちゃう・・
・・で、ネクタイ直して髪をなでつけて・・・というようなお話。

私のお気に入りですが、どう見ても男の子の歌です。
で、お客様から聞いたところによると、ある男性歌手が
「ワーキンマイベイビーバックホーム」と歌っていてがっくりした、
とのこと。 
「たぶんとても働き者なんでしょう」と答えておきました。

 aとoは、字面を見てローマ字読みをしてしまう人がとても多いようです。
ところが多くの場合、逆の発音なんですね。
「wonder/ wander」なんてわかりやすい例です。
「watch」「was」などは「ワッチ」「ワズ」と言っている人が多いのですが、
カタカナ表記になると時計は「ウォッチ」ですよね。

 さらに困るのが、「ア」にしろ「オ」にしろ、日本語の一種類しかない
発音とは違っているのです。口をどんなふうに開けるか、口腔のどの部分で
息を吐くかによって、 何種類もの聞こえ方があります。
「どうせ日本人しか聴いてないし、聴いても細部はわからないか、
気にしていないんだからいいじゃん」と言われますが、それはチガウ
気にしてないはずの人でも、「なんだかジャングリッシュだなあ
とiうことは歴然とわかるのですね。
 さらに、英語風に聴かせたいと思うあまり、かなり訛った発音(主として子音)をまねる、
という勘違い。これは聴いていると肩に力が入って苦しくなります。


 一口では説明は難しいですが、歌う中で、聴きやすくキレイで間違っていない発音をする、
というのはコツがいります。
発声とも連動しています
 興味をお持ちの方は、「ヴォーカル・クリニック」(PreSessionClinic)
にアクセスくださいませ。               講師:影山

冬の始まり

2011年12月05日 | 季節

 12月1日(木)2日(金)と冷たい雨模様となり、「まさに師走」の寒さを感じましたが、
昨夜のち帆ちゃんライブが終わって外に出ると、ふんわりおぼろな上弦の月、
今朝は「カキ~ン」と音のする真っ青な冬晴れです。

 「8周年記念2日目」の金曜日、「シャンパンで乾杯するために、気合で風邪を直した
芳美さんと、「メールで芳美さんの風邪がうつった?」大津さん、知ってる方も
初めての方も、息がぴったりなのか、そうでないのか微妙な掛け合いの大盛り上がりに
引き込まれ、楽しい週末ライブになりました

 本日12月5日(月)は、メンテナンスのため、臨時にお休みをいただきます。

 明日(12月6日(火))から本当の『9年目』
「ふゆ」という言葉は「増える」に通じるそうです。
これまで疲弊してきた魂が、力を蓄えて細胞分裂し、新たに生まれ変わる季節、
その再生の瞬間が「はる」(=新春)というわけです。

 音楽とくつろぎの、小さな喜びの瞬間を日々繰り返し積み重ねて、
「いつもそこにある」心のスタンダードに育って行けたら、と思います。

9年目もどうぞよろしくお願い申し上げます。 女将敬白