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旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

台湾南部風景

2012年02月28日 | 旅行記

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旅行3日目は高雄から台東を経由して花蓮までほとんど一日中バスに乗りました。台湾南部地方はキリスト教を信じる少数民族が多く住んでいる所です。所々に教会が建ち十字架の墓地が見られました。途中立ち寄った市場で、釈迦頭という名の果物を買い、(お釈迦さまの頭部に似ていることからそう呼ばれるそうです)ホテルに着いてから食べましたが、初めての味でなかなか美味でした。傷みやすいのでほとんど外国には輸出されていないとのことでした。

絵はバスの車窓からの風景です。このような椰子の林がどこまでも続いていて、その先に海が見えました。


澄清湖 

2012年02月22日 | 旅行記

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台北で自由時間があったので孫文を祀った国父記念館へ行きました。ところが途中で道がわからなくなり、出会った年配の女性に道を訊くと、きれいな日本語で答えてくれました。日本統治時代の経験がない若い人達は日本語が話せないようですが、それでも筆談でかなりカバーすることができるようです。以下は台湾でよく使われる言葉ですがおわかりになりますか。

1 機車 2 水泥 3 郵票 4 火車 5 開水 6 洗手間  7 早安 8 晩安 9 貴 10 便宣

答は 1 バイク 2 セメント 3 切手 4 鉄道 5 お湯 6 トイレ 7 おはよう 8 今晩は 9 値段が高い 10 安い です。

絵は2日目に訪れた高雄市の郊外にある人造湖 澄清湖 です。実はこの絵は6年前に来た時に描いた絵です。今ならもう少し別の描き方をするのですが敢えて載せました。 


竜虎塔

2012年02月18日 | 旅行記

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ならざき清春先生の軽井沢の雪景色を描くスケッチツアーから昨日帰ってきました。一度教えを請いたいと思っていた先生です。全てについて賛同したわけではありませんが、自分の足りなかったところを気づかされたところもあって、実りの多い教室でした。幸い2日間とも好天に恵まれ、浅間山がよく見えました。マイナス10度近い雪の中で3枚描きましたが、溶いた絵の具が凍るハップニングがありました。描いた絵は近日中に載せたいと思っています。

絵は高雄市の蓮池潬にある竜虎塔です。


延平郡王祠

2012年02月12日 | 旅行記

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旅行二日目、台中市を発ち北回帰線を超えて台南市を訪れました。絵は鄭成功を祀った延平郡王祠(開山王廟)と呼ばれているところです。

日本人を母に持つ鄭成功は台湾を占拠していたオランダ軍を駆逐したことで台湾の人達にとても人気がある英雄です。南国らしい明るさが一杯の所でした。


台湾一周旅行

2012年02月10日 | 旅行記

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ヴェトナム縦断の旅から昨日戻りました。現地で何枚か絵を描きました。その2ヶ月前の昨年末には台湾旅行をしました。そのとき旅行を御一緒した方に絵を載せる約束をしたのにまだ果たせないでいます。そんなわけで押せ押せの状態なので北海道でのスケッチを中断して台湾で描いた絵を駆け足で載せていきます。

絵は最初に訪れた台中市にある宝覚寺です。中国や台湾のお寺は屋根にそりがあるのが特徴のようです。境内に大きな布袋様の像がありました。


北海道伝統美術工芸村

2012年02月03日 | 旅行記

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市内から旭川大橋を渡り国道12号線を札幌方面へしばらく走ると、やがて右手前方の小高い丘(旭川市南ケ丘)の中腹にヨ-ロッパの古城を思わせるような建物が目に飛び込んできます。北海道伝統美術工芸村です。

久しぶりにペンを使って建物スケッチをしました。樹木は別として細かい直線的な建物はペンの方が合っているように思います。


神楽岡公園

2012年01月27日 | 旅行記

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滞在中は毎日のように孫を連れて神楽岡公園へ森林浴に行きました。真夏は30度を超える日もある旭川ですが、リスやキタキツネが住む森の中は木立が鬱蒼と茂っていて涼しく感じました。(盆地にある旭川は寒暖の差が大きく真冬の今日の最低温度はマイナス16度と出ていました)

絵はその公園にある池の畔です。ちょうどスイレンが咲いていました。


旭川の造り酒屋

2012年01月24日 | 旅行記

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絵は住んでいた旭川のマンションの筋向いに建つ、地酒「国士無双」の銘柄で知られる造り酒屋 高砂酒造です。醸造所に併設してお酒の販売店などもあり、市内遊覧バスが立ち寄る観光スポットとなっています。工場の外には醸造に使われると同じ水(大雪山の雪解け水だそうです)が蛇口から24時間流しっぱなしになっていましたので、滞在中はミネラルウォーターを買う必要がありませんでした。


暮れゆく就実の丘

2012年01月20日 | 旅行記

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旭川空港へは孫を連れてよく行きました。ここへ行く時はまず美味しいと評判のアイス工房 田村ファームで搾りたての牛乳で作ったアイスクリームを食べた後、花と緑に囲まれた空港の公園グリーンポートで発着する飛行機を見て遊び、最後に就実の丘を訪れるのが常でした。

絵はその就実の丘です。ガイドブックにはあまり載っていない所ですが、絵を描いた時は既に陽は西に傾きかけていて、木立や農家の建物の影が長く伸びていました。


美瑛の麦畑

2012年01月15日 | 旅行記

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美瑛は旭川に借りたマンションから車で20-30分の距離にありますので何度も訪れました。広大な風景が広がる富良野や美瑛には美術館や博物館も数多く建っています。

滞在中、写真家前田真三写真ギャラリー 拓真館や日本画の後藤純男美術館を訪れ、感銘を受けました。美瑛が全国的に有名になったのは前田さんが撮った写真のお蔭だそうです。

映画俳優の榎木孝明水彩美術館もあります。道の駅で彼の美術館の案内書を見ましたが絵にあまり魅力を感じませんでしたのでパスしました。北海道にはカクロクさんのような素晴らしい絵を描く方がいるのになんでこんな絵を集めて美術館にするのだろうかそれとも北海道の人達は有名映画スタ-に弱いのだろうかと思いました。(絵の評価は人それぞれですので異論もあると思いますが、少なくとも美瑛の風景は彼が描くペン画には向いていません)


草ロ-ル

2012年01月09日 | 旅行記

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いまや初夏の美瑛の風物詩となっている草ロール、別名麦稈ロ-ルです。(欧州の田園地帯でもよく見かけます)車輪の付いた大型機械が麦畑や牧草地の中を走り回り、麦や牧草を巻き取っていきます。やがて草ロ-ルが完成するとお尻からポンと畑の中に大きな塊を吐き出します。見ているとまるで大きな生き物が食事と排泄を繰り返しているようで飽きることなく眺めていました。

この草ロ-ルは発酵させた後、冬場の牛の餌として利用されるとのことでした。


ケンとメリーの木

2012年01月02日 | 旅行記

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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします.。  早いものでブログを始めてから5年目に入りました。正確には数えていませんが掲載した絵も200枚前後に達していると思います。いつも見て頂いている皆さんに感謝の気持ちで一杯です。

これから何回かにわたって昨夏過ごした北海道で描いた絵をUPしていきたいと思っています。今日掲載したのはケンとメリーの木です。日産スカイラインのCMに使用されてから有名になったポプラの木で、美瑛のランドマークといってもよいところです。手前に広がるのは蕎麦畑です。ちょうど蕎麦の白い花が咲いていました。今年の年賀状にした絵柄のひとつです。


北海道の秋(イメージ)

2011年12月28日 | 旅行記

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年明けから北海道で描いた絵を載せていく予定にしていますが、広大な北海道を小さなキャンバスにどう描くか悩んでいました。何か参考になるものがないか探していたところ、いいお手本が見つかりました。札幌在住のプロの水彩画家 酒井 芳元さんの水彩画です。彼は私と同じように絵のブログ「カクロクさんのブログ」http://kaku6.dtiblog.com/を毎日更新していますが、サイト「日本ブログ村」の水彩画部門の人気ブログランキングでダントツのトップを独走中です。一見の価値があります。(すごいことです)

掲載した絵は彼の絵を参考に、北海道をイメージして描きました。


旧吉田家住宅

2011年12月24日 | 旅行記

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先月中旬、自宅から車で30分の距離にある旧吉田家住宅へ英会話の友達と絵を描きに行きました。                                                     吉田家は平安時代から続く旧家で、ウインブルドンのダブルスで優勝したテニスの沢松和子さんの嫁ぎ先でもあります。現在、旧住宅は柏市の公園に指定されていて、隣接する豪邸にはテニスコートもあってテニススクールが開設されているようです。

絵は公園内にある晩秋の紅葉をバックにした茅葺家です。


フランスのお巡りさん

2011年12月19日 | 旅行記

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大震災直前の3月7日、東京近郷では時ならぬ雪に見舞われました。 雪景色を描く絶好のチャンスだと思って、先々週UPした同じ21世紀公園を訪れました。  ところが雪のため足場が悪く、描くところがなかなか決まりません。 やむなくバ-ドウオッチング小屋の中から描きましたが、ほとんど描き終えた頃になって係員が出てきて、 「ここは絵を描くところではありません。」 と叱られました。  「今日はあまり人が来ないし、遠慮して隅で小さくなって描いているのだからそう堅いことは言わないで。」 と思いましたが、相手も私に配慮して描き終えるまで待って声をかけてきたので仕方がないと諦め、残りは家で仕上げました。

こんなことがあって、10年前(2002年6月)にスケッチツアーでフランス ノルマンディのドゥービルの海岸に絵を描きに行った時のことを思い出しました。  映画「男と女」の舞台となったところです。  絵を一枚描き終えた後、添乗員さんが買ってきたサンドイッチや果物や飲み物などを砂浜に広げて皆でピクニックランチをとっていたところ、自転車に乗った二人連れの警官から 「セ タンティルディ」 (ここは観光地だから砂浜でお弁当を広げるのは禁止です。) と声がかかりました。  我々が食事をしているのはかなり前からわかっていたと思われますが、事情をよく知らない日本人です。 途中で止めさせるのは野暮だと思って食事を終えるころに声をかけてきたのです。  フランスのお巡りさんは粋な計らいをするものだと感心しました。

習いたてのフランス語がよく通じるのが楽しくて,機会を見つけてはおしゃべりしていたところ、絵の先生からもっと絵の方にも身を入れろとお叱りを受けました。