旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

オビドス旧市街

2011年03月31日 | 旅行記

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1歳になる孫を放射能から守るため、郷里の和歌山へ15日間の逃避行をしました。行った当初は水もケ-スで買えるほど余裕がありましたが、帰るころには家族につき2Lのペットボトル2本までしか買えなくなりました。自宅も気にかかりますし,用事もありますのでいつまでもいるわけにはいきません。昨日福島原発から200キロに位置する我が家へ帰ってきました。今後どのように事態が推移していくのか心配です。

そんなわけで2回にわたってブログを中断しましたが、更新が無かったにも関わらず、毎日20件を超えるアクセスがありうれしくなりました。

絵はオビドスの旧市街。10分も歩けば街をひと巡りできるほどの小さな村です。


オビドスのプチホテル

2011年03月14日 | 旅行記

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      (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

三日前、東日本で巨大地震が発生しました。震源地の三陸沖から数百キロ離れた我が家でも激しく揺れ、棚からグラスやコ-ヒ-カップが落ちて割れたり、冷蔵庫の上に置いた電子レンジが床に落下して壊れました。原発がストップして電力が供給不足になったため、私の住む街でも数週間にわたって停電が予定されています。さっそく今日は延7時間20分の停電があります。好むと好まざるとにかかわらず、今は原子力なしには生きて行けない時代であることを再認識させられました。こんな非常時に、呑気にブログを書くのは気がひけるのですが、暗いニュ-スばかりで憂鬱な気分になっているのを変えたいと思って、停電の合間を利用してUPすることにしました。

旅行会社から送られてきた案内によるとこの5月に服部久美子先生と行くポルトガルスケッチ旅行が企画されています。ポルトガルスケッチというと必ず行くのが、ここオビドスとポルト。服部先生のツアーでもここに二連泊することになっているようです。

絵はオビドスの中心部にあるプチホテル。我々はほんの1時間ちょっとしか滞在しませんでしたが、スケッチツアーではこんなホテルに泊って終日絵が描けるのかと思うとちょっぴり羨ましくなりました。


谷間の真珠と呼ばれる街オビドス

2011年03月07日 | 旅行記

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旅行5日目、城壁に囲まれた小さな村、オビドスを訪れました。ここは谷間の真珠と呼ばれる中世の村で、歴代の王妃が好んで住んだところです。支配者が女性だったせいか、街の雰囲気がどことなく華やかな感じがしました。

着いたときはちょうどクリスマスシ-ズン。街の劇場でクリスマスのイベントがあるらしく、サンタの服装をしたかわいい幼稚園児たちが大勢来ていました。

絵は城壁の上からの眺めです。画面後方に見えるのは王妃の居城があったところです。