旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

星の砂の浜(竹富島)

2015年12月25日 | スケッチ
星の形をした星の砂があることを知ったのは小柳ルミコが歌う「星の砂」の歌を聴いてからです。彼女のCDが発売されたのは1977年です。一度この目で実物を見たいと思いながら40年もの年月が流れました。
星の砂は有孔虫の殻が乾燥したものだそうです。体のつくりは原始的で、糸状の管を殻から出して食物を採り、海面を漂いながら生きています。有孔虫が死んだ後、海底に溜まった殻が浜に打ち上げられてサラサラに乾燥して星の砂になるそうです。記念に星の砂を少し集めて小さなビニール袋に入れました。かすかに西表島が見えていました。

由布島の水牛車

2015年12月18日 | スケッチ
クルーズ後、由布島に向かいました。由布島は周囲約2.1Km、海抜1.5mというとても小さな島です。西表島の間には約400mの遠浅の海があるだけですから、あわせてひとつの島といってもいいくらい。絵にあるような水牛車に乗って島に渡りました。所要時間は15分ほどでしたが、潮風を感じながらのんびりと水牛車に揺られていると、とてものどかな気分になります。御者が沖縄三味線を弾きながら安里屋ユンタを歌ってくれました。

仲間川クルーズ その2

2015年12月07日 | スケッチ
西表島には日本のマングローブの70%が、そしてその半分が仲間川流域に分布していると言われています。マングローブにはたくさんの種類があり、このあたりでよく見かけるのはヒルギやマヤブシキという木だそうです。波あたりのない遠浅で海水の混じる汽水域に生えるのが特徴ですが、根を生やした泥質の中は酸素が不足がちになるため呼吸根といわれる地表に顔を出す根を発達させているようです。
いずれにしても日本とは思えないほとんど手付かずの自然がここにあり、大いに絵心を刺激させられました。

仲間川クルーズ

2015年12月04日 | スケッチ
石垣島に泊まった翌日、船に乗り西表島に向かいました。絵は今回の旅行のハイライト 仲間川クルーズです。両岸にマングローブが生い茂る小さな川をモーターボートでクルージングしましたが、ここだけ見ているとまるでアマゾンの熱帯雨林にいるような錯覚を覚えました。残念だったのはこの島に棲むというイリオモテヤマネコに会えなかったことです。