旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

すみだ北斎美術館界隈

2018年01月26日 | スケッチ
先日、所属するスケッチ会で東京両国のすみだ北斎美術館へスケッチに行きました。世界的女性建築家 妹島和世氏の設計により建てられた美術館です。オープンしてから一年あまり経過して今や東京の新名所になっています。
駅から10分あまりで到着しましたが、窓のない無機質なビルです。このモチーフを絵にするには少し色合いが足らないと思いました。周辺をロケハンすると公園のそばに花屋さんが店を出しているのを見付け絵に入れることにしました。それがこの絵で今年の描き初めになりました。スケッチを終えた後美術館に入り、北斎の絵を鑑賞して帰りました。


プーラの円形劇場

2018年01月20日 | スケッチ
イストラ半島はアドリア海をはさんでイタリアとは至近距離にあり、早くからローマ帝国の支配下にありました。絵はプ―ラを代表する建築物 ローマ時代の円形劇場 です。今もほとんどそのままの形で残っています。広場で剣闘士がライオンなどと戦う見世物は娯楽の少ない当時にあって最大の呼び物だったようで、このような円形劇場はローマのコロッセオをはじめとして、フランスのアルルやニーム、イギリスのチェスター、スペインのタラゴナなどあちこちに残っているようです。

イストラ半島へ

2018年01月11日 | スケッチ
旅行3日目、私たちはイストラ半島にある諸都市を巡りました。最初に訪れたのはプーラです。絵は旧市街の入り口に建つ門です。通りかかった人の背丈と比べてもわかるようにその大きいことに驚きました。上部は左側にある住宅の3階部分とほとんど同じ高さです。これは想像ですが長い槍を持って馬に跨った騎兵が通っても閊えることのないように建てられたのかなと思いました。こんな建築物が2000年経った今も残っていることに驚きを禁じえません。

オパティア港にて

2018年01月03日 | スケッチ
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
泊りがけでやってきた孫たちと楽しい正月を過ごしました。トランプやオセロゲームをしましたがその強いことに驚きました。オセロでは残念ながら一度も勝てませんでした。一緒に歌ったカラオケで若い人たちが歌う「海の声」「手紙~拝啓 15の君へ」を覚えました。

ブレッド湖を出発してポストイナ鍾乳洞を見学した後、クロアチアに入国。オパティアのアンバサダーホテルに2連泊しました。オパティアはクロアチアの貴婦人と呼ばれる高級リゾート地です。泊まった部屋がオーシャンビューとなっていて今まで利用したホテルの中でも最高レベルのホテルでした。玉に瑕はホールになっている階下のダンスバンドが奏でる大音量の音楽です。耳について眠れないのでいっそのこと踊りに行こうかと思ったくらいでした。
絵は朝食前にホテルの近くを散歩した時に見かけた風景です。右手の海岸沿いにヨットハーバーが見えます。沖合には大型フェリーが錨を下ろしていました。おそらく吃水が深く岸壁に接岸できないのでしょう。こうした港では観光客はフェリーから小型のボートに乗り換えて上陸、観光することになっているようです。