旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

天橋立

2010年02月28日 | 旅行記

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スケッチが目的とはいえ、安宿ばかりでは気が滅入るので、2泊目は少し上ランクのホテルに泊まりました。夕食はホテル内のレストランでのフレンチのフルコ-ス。それに朝食代宿泊料合わせて1萬2千円。デフレのお陰で宿泊料は全国的に下がっています。

絵はホテルからほど近い山から眺めた天橋立です。逆さになって見ると、天に架かる橋のように見えることからこの名が付いたそうです。      ここは、百人一首に出てくる小式部内侍の「大江山 いく野の道の 遠ければ まだ文もみず 天橋立」の歌で有名な古くからの景勝地で、松島、宮島とともに日本三景のひとつになっています。


小浜市郊外

2010年02月21日 | 旅行記

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小浜市郊外を走行中、絵のような風景に出会いました。広々とした牧場に赤い屋根の建物。前を走る電線がなければヨ-ロッパの風景と言っても誰も怪しまないと思います。

電線の話で思い出しましたが、娘が結婚してしばらくしてから、来日した娘婿の両親と娘夫婦を車に乗せて京都、奈良、それに私の故郷和歌山を4泊5日で案内したことがありました。このとき娘の義母から「街の中を電線が張り巡らされている風景を見るとアジアに来たと感じる。」と言われました。フランスでは電線の地中化が進んでいるのでそう感じるのでしょう。

東名高速を走っているとき、義父から「ケ ス ク セ?」(あれは何ですか)と尋ねられ、指さす方を見ると、ラブホテルがありました。フランス語で何と答えてよいかわからず、運転を誤りそうになりました。


熊川宿 その2

2010年02月14日 | 旅行記

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敦賀市内を走りながら、ホテルに入る前に夕食を食べる所を探しました。駐車場に車が満杯のお蕎麦屋さんを発見。通り過ぎてしまってからバックしました。

地元の人がよく行くところは駐車場を見れば一目瞭然です。知らない街で美味しい店を見付けるのはこの方法に限ります。この林そば店は有名人もよく行く所のようで、ここで食べた越前おろしそばは予想通り絶品でした。

絵は先週に続いて熊川宿。ここはかって若狭湾で水揚げされた鯖を大原八瀬を経由して京都まで運ぶ鯖街道随一の宿場街だったところです。


熊川宿 その1

2010年02月07日 | 旅行記

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旅行初日は敦賀で泊まりました。この町に来るのは40年ぶり。会社勤めで大阪にいた私が、札幌転勤を命ぜられ、西宮の社宅から家族を車に乗せて、小樽行きのフェリ-に乗るため西国街道、鯖街道を通ってここを訪れて以来です。

絵はその鯖街道(若狭街道)の宿場街、熊川宿です。当然この街を通過したはずですが記憶にありません。朽木の里もこの近くです。恐らくこれから新しく始まる北海道での仕事と生活をどうするかで頭が一杯で、旅の途中の風景を愛でる余裕はなかったのだと思われます。

早春の頃で、下船した小樽から札幌まで夏タイヤで雪の札樽高速を走ったことは(これとは反対に)ヒヤヒヤしただけに、昨日のようによく覚えています。