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小浜市郊外を走行中、絵のような風景に出会いました。広々とした牧場に赤い屋根の建物。前を走る電線がなければヨ-ロッパの風景と言っても誰も怪しまないと思います。
電線の話で思い出しましたが、娘が結婚してしばらくしてから、来日した娘婿の両親と娘夫婦を車に乗せて京都、奈良、それに私の故郷和歌山を4泊5日で案内したことがありました。このとき娘の義母から「街の中を電線が張り巡らされている風景を見るとアジアに来たと感じる。」と言われました。フランスでは電線の地中化が進んでいるのでそう感じるのでしょう。
東名高速を走っているとき、義父から「ケ ス ク セ?」(あれは何ですか)と尋ねられ、指さす方を見ると、ラブホテルがありました。フランス語で何と答えてよいかわからず、運転を誤りそうになりました。
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旅行初日は敦賀で泊まりました。この町に来るのは40年ぶり。会社勤めで大阪にいた私が、札幌転勤を命ぜられ、西宮の社宅から家族を車に乗せて、小樽行きのフェリ-に乗るため西国街道、鯖街道を通ってここを訪れて以来です。
絵はその鯖街道(若狭街道)の宿場街、熊川宿です。当然この街を通過したはずですが記憶にありません。朽木の里もこの近くです。恐らくこれから新しく始まる北海道での仕事と生活をどうするかで頭が一杯で、旅の途中の風景を愛でる余裕はなかったのだと思われます。
早春の頃で、下船した小樽から札幌まで夏タイヤで雪の札樽高速を走ったことは(これとは反対に)ヒヤヒヤしただけに、昨日のようによく覚えています。