旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

プリンスエドワード島の灯台

2016年09月30日 | スケッチ
1912年4月14日、タイタニック号が氷山に衝突して沈みました。映画にもなった有名な事件です。そのときタイタニック号からの救難信号を一番先に受けたのがこの島の灯台だそうです。遭難現場から最も近かったからだと思いますが、こんな小さな島になんと40以上もの灯台があるそうです。それも可愛らしい小さな灯台が多くて灯台を巡る観光ツアーもあるとのこと。
ツアーで訪れたコープヘッド灯台では結婚式のグループが近くの砂浜で写真撮影をしていました。
絵になる灯台を探していたところ、観光パンフレットに載っているのを見付けました。絵はその写真を元に描いた灯台のひとつ(名前は聞き漏らしました)です。この島特有の鉄分を含んだ赤茶けた砂が浜辺を洗っていました。こんなに灯台が多いと今見えているのがどの灯台なのかわからなくなるのではと他人事ながら心配になりました。

ダルベイ・バイザ・シー

2016年09月23日 | スケッチ
キャベンディッシュ滞在中、ロブスターのランチとダルベイ・バイザ・シーホテル他を見学するオプショナルツアーがありました。ランチとホテルを外から見るだけの半日ツアーで18000円。少し高いと思いましたが二度と経験できないことなので思い切って参加しました。

参加したのは13人。全体の1/3です。バスでノースラスティコに移動して大きなロブスターの看板が出ているレストラン「フィッシャーマンズ・ワーフ・ロブスター・サパーズ」で腹ごしらえをしました。こんな大きなロブスターを食べるのは初めての経験です。ザリガニの親分みたいなものですが、イセエビよりやや大味の感じがしました。
昔はたくさん取れて肥料にしたこともあった(北海道のニシンと同じですね)そうですが、今は高級品で地元の人達も母の日など特別の日にしか食べないそうです。

絵は食後に訪れた高級ホテル ダルベイ・バイザ・シーホテル です。物語ではホワイトサンドホテルとして登場しますが英国のウイリアム王子とキャサリン妃が新婚旅行で訪れたことでも有名です。

ケンジントン駅

2016年09月16日 | スケッチ
長年使ってきたADSLが廃止になるというので慌ててモバイルワンに変更しましたが容量が小さくてわずか1週間で容量オーバー。容量を超えても使えないことはないのですが、スピードが極端に落ちて使いものになりません。仕方なく光に変更しましたが月々の使用料がUPする他に工事料や一ヶ月で解約したモバイルワンの違約金など思わぬ物入りとなりました。

孤児院にいたアンがもらわれ先となったカスバート家を訪ねるため、初めてPEI(プリンスエドワード島)に来てPEI横断鉄道に乗って降り立ったのがブライトリバー駅です。そのモデルとなったのはモンゴメリーがシャーロットタウンに行くときによく利用したこのケンジントン駅です。今は廃線となって駅だけがパブとして利用されていました。
農作業を助けてほしかったマシューとマリラは男の子をもらおうと思っていました。ところが行き違いがあって駅にいたのが女の子だったので孤児院に返そうとしますが、可愛くて聡明なアンの魅力に負けてそのまま育てることになりました。

石盤事件があったワンルームスクール

2016年09月06日 | スケッチ
自分が赤毛であることをとても気にしていたアンは学校で初めて会った級友ギルバート・プライスから髪の毛を引っ張られ「にんじん」「にんじん」とからかわれます。怒ったアンは石盤で彼の頭を思いきり殴りつけ、石盤は粉々に壊れてしまいます。これが有名な石盤事件です。けんかで始まった二人の出会いでしたが、その後成人した二人は恋に落ち結婚することになります。
絵はその学校です。生徒の数が少ないので年齢が異なる子供たちがひとつの教室で学んでいました。ここにも赤い道がありました。

キャベンディシュ村の教会

2016年09月02日 | スケッチ
著者ルーシー・モード・モンゴメリーの夫ユーアン・マクドナルドは教会の牧師をしていました。またモンゴメリー自身も祖父が局長を勤める郵便局で働いていて、祖父の死後はその仕事を引き継いでいます。そんなこともあって物語では教会や郵便局がよく登場します。絵はキャベンディシュ村(物語ではアヴォンリー村となっています)にあるその教会です。右端に少し見えるのは郵便局です。ここも早朝の散歩で訪れたところです。