旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

ナイアガラ瀑布

2015年01月30日 | スケッチ

モントリオールから列車で5時間かけて着いたトロントには日系二世の父の従兄弟が住んでいました。私が大学生になったばかりの頃、花嫁探しのために来日、首尾よく花嫁を見つけてカナダへ帰る彼を羽田空港まで見送りました。
日本語がとても上手でその後も交際は続きました。筑波で科学万博が開催されたとき、我が家に泊まった彼と一緒に万博や東京ディズニーランドに一緒に行った思い出もあります。彼からカナダに来れば観光案内すると誘われていながらとうとう果たせませんでした。
絵は昼食をとった高層ビルのレストランの窓から見た世界三大瀑布のひとつナイアガラ瀑布、左側の白い部分は滝から上がる水飛沫です。ここでは観光船 霧の乙女号 に乗って滝を観光しました。日本の滝とは一回りも二回りもスケールの大きさが違います。その迫力に圧倒されました。


大陸横断鉄道の車窓から その2

2015年01月23日 | スケッチ
先々週から先週にかけて4人の孫が次から次へとA香港型のインフルエンザに感染しました。娘のところの二人は大きいので4 -5日後に学校に戻りましたが、まだ幼い息子のところはたいへんでした。5歳になる兄が保育所からウイルスを貰ってきたのが一週間前。熱が40度近くになりました。お医者さんから「弟を至急隔離しなさい」と言われ、我が家で下の子を預かりましたが時すでに遅し。高熱が出たのでつれていくと、すでにインフルエンザに罹っていることがわかりました。
先生が書いてくれた処方箋を調剤薬局に持って行ったところ、タミフルは生後2ヶ月の赤ちゃんには出せませんと断られました。このままでは手遅れになってしまうのですぐに紹介状を書いてもらって救急病院へ向かいました。
そこで手当てを受けることができましたが、まだ血管が細いので点滴を受ける注射針を入れるのがたいへんでした。抵抗力のない乳児の場合、一歩間違えば命の危険があります。
先生に診ていただいたとき、高熱にもかかわらず愛想笑いを浮かべながら私に「おじいちゃん心配しないで。僕頑張るよ。」と一生懸命に話しかけてくる孫をみて、とても愛おしく涙がこぼれそうになりました。どうなることかと思いましたが今日、先生から完治したとの結果を頂きほっとしています。

絵はこれも車窓から眺めたカナダの風景です。広い自然の中に農家らしき家がぽつんとありました。



大陸横断鉄道の車窓から その1

2015年01月16日 | スケッチ
11時51分発の大陸横断鉄道でモントリオールを後にしました。遠く西海岸のバンクーバーまで続く長い鉄道です。モントリオールとトロント間といえば日本で比較すれば東海道線の東京と大阪間のような人口が最も集まっているところのはずですが流石は広い国カナダです。こんな鉄道沿線にも絵のような池塘が残されていて、車窓からの風景は見飽きることがありませんでした。昼食に出された幕ノ内弁当は久しぶりの日本食で美味しく頂きました。

マギル大学キャンパス

2015年01月09日 | スケッチ
先日、日本晴れの天気に誘われて散歩に出かけました。いつものコースを歩いているとき、大きなお屋敷の庭にロウバイが黄色い花を付けているのを見つけました。寒い日が続いて春はまだまだ先と思っていましたが、ついそこまで来ているのかと嬉しくなりました。

旅行6日目にはモントリオールを訪れました。ここには娘婿がMBAを取ったカナダで最も歴史のあるマギル大学があります。残念ながらツアーの予定には入っていませんでしたが、何とかして行くチャンスはないものかと思っていました。泊まった デルタセンターヴィルホテル が大学通りに面しているので、もしかしたらと思ってフロントで聞くと歩いて10分くらいで行けることがわかりました。絵は朝食前に見学に行ったそのマギル大学のキャンパスです。

 

シュガー シャック

2015年01月02日 | スケッチ
明けまして おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
娘家族が泊りがけでスキーへ行くことになり、暮れから正月三が日にかけて番いの文鳥を預かる羽目になりました。南国の鳥なので摂氏10度以下になると死んでしまうと脅され、夜もエアコンをつけっぱなしにしながら添い寝をして寝ています。保育園が休みに入って息子のところの孫の送迎もなくなりほっとしていましたがとんだ正月となりました。


ケベックシティからバスでモントリオールへ向かう途中、メープルシロップを作っている所に立ち寄りました。絵はシュガーシャックと呼ばれる砂糖小屋、周囲の紅葉した木々は全てサトウカエデの林です。カナダで最大のメープルシロップの産地ケベック州では、木に小穴を開けて採取した樹液をこのような小屋の中で煮詰めて造られています。雪の上にメープルシロップを流しかけ、棒に巻きつけてそのまま食べるカナダ版イモ飴みたいなメープルタフィーが面白く、おかわりしました。
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