旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

隠れ家的幻想空間 香雪園 その3

2017年10月26日 | スケッチ
ここを訪れたのは夕方で、ちょうど紅葉した木々に夕日が差しこんできたときでした。木々の影が長く伸びていています。このチャンスを逃す手はありません。あっという間に陽は西に沈んでしまいますので時間との勝負です。デッサンだけして後は撮った写真を元に描きました。

3月末に旧ロシア領事館の絵をアップロードして以来時々寄り道しながら長く続いた函館シリーズもこれが最後の絵になりましたのでここで一区切りとしたいと思います。

隠れ家的幻想空間 香雪園 その2

2017年10月19日 | スケッチ
函館には何度も来ているのに今までこんな素敵なところがあるのを知りませんでした。記事のタイトル「隠れ家的幻想空間」というネーミングはもらった観光パンフレットに載っていたものですが、私にとってまさに隠れ家的な存在でした。
岩船家は商売繁盛の恩返しのため公衆トイレや芝生広場をつくってこの公園を市民に無料開放しました。13ヘクタールを超える園内は、書院造風の園亭や池などからなる純和風の園亭や滝などがあり市民の憩いの場所となっています。
香雪園という名は、大正時代に来函した浄土宗知恩院の貫主に「雪の中に梅香る園」という意味で名付けられました。


隠れ家的幻想空間 香雪園 その1

2017年10月14日 | スケッチ
昨年のちょうど今頃、函館 湯の川にある香雪園を訪れました。たまたまこの時泊まった宿から近いことがわかり、時間つぶしに寄ってみようくらいの気持ちだったのですが期待以上の素敵な公園でした。この公園は行商から身を興して北海道内で有数の呉服商となった岩船峯次郎により明治35年に造園された道内では珍しい日本庭園です。絵はその岩船氏の別荘です。

昨夜遅く道東をレンタカーで巡る4日間の旅から戻りました。紅葉のベストシーズンだったこともあり絵になる景色がたくさんありましたが掲載はかなり先になりそうです。描きたい風景がたくさんありながら、絵筆は遅々として進まず、気持ちだけが空回りしています。



函館ベイエリア その2

2017年10月05日 | スケッチ
何度も函館を行き来してすみません。前にも述べたように函館には何度も来ているのでどの絵が先だったか前後関係がわからなくなっています。
この絵もいつ描いたのか記憶がはっきりしません。最後に訪れたのは昨年のちょうど今頃ですがその時描いた記憶はありませんのでかなり前のことになります。
ここに来るアクセスも昔と違って格段に良くなりました。青函連絡船に乗って一日がかりで着いた時代もありましたが今は海底トンネルが通り、新幹線や航空機であっという間に着いてしまいます。

絵は先々週に引き続いて赤煉瓦倉庫のあるベイエリアの風景、背後に見えるのは函館山です。