旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

オン フルールの古い船溜まり

2017年01月27日 | スケッチ
コメントにも書きましたようにオン フルールの古い船溜まりで絵を描いているとき自転車に画材道具一切を積んだ地元の絵かきさんに出会いました。歳のころ60歳前後でしょうか。これから友達と絵を描きに行くと言ってどこかへ出かけていきました。
この古い船溜まりは印象派の画家たちがよくモチーフにしたところです。絵に見えるカラフルなテントのほとんどはフルイ・ド・メール(生牡蠣などの海の幸)を食べさせるお店です。絵を描いた後、スケッチの仲間たちとここで採れたての生蠣をお腹をこわさないか少し心配しながら食べました。

オンフルールの木造教会

2017年01月20日 | スケッチ
サント・カトリーヌ教会
モネが描く同教会
翌日は映画「男と女」の舞台となったリゾート地ドゥービルを経由してオンフルールへ移動しました。宿に荷物を預けたのち先生の案内で旧市街を散策しながらスケッチポイントを探しました。この町はかってはフランス有数の港町として栄えたところですが今はその栄光を対岸のル アーブルに譲っています。絵は古い船溜まりの近くに建つサント・カトリーヌ教会です。木造としてはフランス最古にして最大のこの教会はモネも描きました。

ガイヤール城からの眺望

2017年01月14日 | スケッチ
コメントにも書きましたように年末から足をおかしくしています。レントゲンを撮ると膝の関節が磨り減っていて、変形性膝関節症との診断。幸い左足なので車の運転には支障はないのですが階段の上り下りには一苦労です。原因は地元の老人クラブでの囲碁。畳の上に長時間座っているのは体によくないとわかっていながら碁敵がいるのでちょっと夢中になりすぎました。痛いからと足を使わないのもいけないとのことなので、天気のよい日には近所を散歩することにしたいと思っています。先生から「体重を減らせ」と言われましたが70キロや80キロもあればともかく65キロしかなく、減りしろが少ないので困っています。 春になって外でスケッチできればいいのですが。

ジベルニーを後にしてまたバスに乗って30分ほどでセーヌ河畔の街レザンドリーに着きました。ここでちょうどお昼となり、街中のレストランで昼食となりました。日記によると「添乗員の奥田さんが英語ができないウエイトレスに飲み物の注文が通じないで困っているのを見て助太刀」とありました。

絵は絵葉書にもよく出てくるビュースポット、丘の上に建つ古城ガイヤール城からの眺めです。下に流れるのはセーヌ川。セーヌの語源「蛇行するもの」がよくわかるところです。

ジベルニーのモネの庭園

2017年01月06日 | スケッチ

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年は息子家族と娘家族が揃ってやってきました。総勢10人です。孫たちとカラオケをしたりトランプ遊びをして過ごしましたが賑やかな正月になりました。駐車場には車が三台も入らないのでやむなく私の車だけ路駐しましたが駐車違反に引っかからないか心配しました。

日記によると「ルーアンのホテルを発ちモネが描いた大聖堂を横目で見ながらモネの館があるジベルニーへ出発。約1時間で到着しました。モネが住んだ館と庭園を一通り見終わったあと、出口のベンチに腰掛けて館と入場を待って並ぶ人達を描く。」とあります。この時はまだ緑を描くのが苦手で建物がないと絵が描けない頃なのでモネの館を入れて絵にしようと思ったようです。隣に座った犬を連れた老人と「こちらにお住まいですか」「住むのにいいところですね」などとりとめのない会話したことも書かれていました。
絵は庭にある睡蓮の池です。彼の連作 睡蓮 はここで描かれました。