ニュージーランドから戻りました。天候と旅仲間に恵まれ、楽しい旅でした。絵はもう少し時間がかかりますがいずれUPします。
出雲、蒜山旅行に戻ります。
絵は旅行の最初に訪れた島根県安芸市にある足立美術館の日本庭園です。面積5万坪「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つに分かれていて、国内はもとより海外でも評価が高い庭園です。
またここには130点におよぶ横山大観の作品が展示されています。大観は西洋画の画法を取り入れた新たな画風の研究を重ね、やがて線描を大胆に抑えた没線描法の絵画を次々に発表しました。「朦朧体」と称された彼の画風は当初、曖昧でぼんやりとしていて勢いに欠けるとして画壇の守旧派から猛烈な批判を浴びたそうです。
デッサンした線を絵の中に残すか残さないかという問題は絵描きにとって永遠のテーマでもあるようです。色味で描く油絵の場合は問題になりませんが、水彩画や日本画ではデッサンした線を残すかどうかによって絵が異なってきます。ペン画のようにわざとデッサンした線を強調する描き方もあります。私も今まで悩んできましたが、大観のような巨人もこの問題に悩んでいたことを知ってなんとなく親しい気持ちになりました。
出雲、蒜山旅行に戻ります。
絵は旅行の最初に訪れた島根県安芸市にある足立美術館の日本庭園です。面積5万坪「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つに分かれていて、国内はもとより海外でも評価が高い庭園です。
またここには130点におよぶ横山大観の作品が展示されています。大観は西洋画の画法を取り入れた新たな画風の研究を重ね、やがて線描を大胆に抑えた没線描法の絵画を次々に発表しました。「朦朧体」と称された彼の画風は当初、曖昧でぼんやりとしていて勢いに欠けるとして画壇の守旧派から猛烈な批判を浴びたそうです。
デッサンした線を絵の中に残すか残さないかという問題は絵描きにとって永遠のテーマでもあるようです。色味で描く油絵の場合は問題になりませんが、水彩画や日本画ではデッサンした線を残すかどうかによって絵が異なってきます。ペン画のようにわざとデッサンした線を強調する描き方もあります。私も今まで悩んできましたが、大観のような巨人もこの問題に悩んでいたことを知ってなんとなく親しい気持ちになりました。