旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

足立美術館の庭

2015年03月27日 | スケッチ
ニュージーランドから戻りました。天候と旅仲間に恵まれ、楽しい旅でした。絵はもう少し時間がかかりますがいずれUPします。

出雲、蒜山旅行に戻ります。
絵は旅行の最初に訪れた島根県安芸市にある足立美術館の日本庭園です。面積5万坪「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つに分かれていて、国内はもとより海外でも評価が高い庭園です。
またここには130点におよぶ横山大観の作品が展示されています。大観は西洋画の画法を取り入れた新たな画風の研究を重ね、やがて線描を大胆に抑えた没線描法の絵画を次々に発表しました。「朦朧体」と称された彼の画風は当初、曖昧でぼんやりとしていて勢いに欠けるとして画壇の守旧派から猛烈な批判を浴びたそうです。

デッサンした線を絵の中に残すか残さないかという問題は絵描きにとって永遠のテーマでもあるようです。色味で描く油絵の場合は問題になりませんが、水彩画や日本画ではデッサンした線を残すかどうかによって絵が異なってきます。ペン画のようにわざとデッサンした線を強調する描き方もあります。私も今まで悩んできましたが、大観のような巨人もこの問題に悩んでいたことを知ってなんとなく親しい気持ちになりました。

相浜漁港にて

2015年03月13日 | スケッチ
お昼近くになりお腹が空いたので調べておいた相浜亭へ向かいました。、少し早い11時過ぎに着きましたが既に先客がいました。外観は粗末なバラックですが有名人もよくやってくる知る人ぞ知る食堂です。
歳をわきまえず「腹いっぺい定食」というのを注文しましたがその安いこと。ご飯とわかめの味噌汁にカレイの煮魚、魚と野菜の天ぷら、ブリの刺身、ヒジキ煮、なめろう等ボリューム満点の魚尽くしの料理で税込み1000円ぽっきりでした。
都内のレストランで食べれば恐らくこの2倍以上はするでしょう。漁協直営の食堂だからこそできることです。
ネット記事を付しておきましたのでこちらにおいでの時は是非お寄りください。但し土日は車をとめるところもないほど混雑するので平日がお勧めです。
http://ogui.blog92.fc2.com/blog-entry-458.html 相浜亭(0470-28-2345)でも検索可能です。
絵はその相浜漁港近くの風景です。遠く海を隔てて富士山が見えました。

私事ですが16日から秋のニュージーランドへ旅行しますのでしばらくブログはお休みします。

野島崎灯台遠望

2015年03月06日 | スケッチ
コメントにも書きましたように、この日は温度が20度近い汗ばむほどの陽気でしたが、風が強い日でした。海岸沿いに小さな公園がありそこから灯台を見ることができます。海は少し荒れ岩に砕けた波が白い水飛沫をあげていて、椰子の木の葉が風にあおられてゆれていました。絵はそこで描いた一枚です。