旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

葡萄酒運搬船

2011年01月31日 | 旅行記

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10年近く絵を描いています。長い老後をどう過ごすかと思っていましたが、この趣味を選んで本当に良かったと思います。お蔭さまで退屈することもなくなりました。

絵といっても千差万別ですが、私の場合透明水彩で描く風景画です。静物画や人物画はあまり描きません。ペンかダ-マトグラフで線描きしたのに淡く色付けしていますが使う紙はF2からF4まで。これ以上大きいのは使いません。屋外で描く場合も持ち運びが便利ですし、描きためたのを整理するにはクリアファイルがあればOK。でも一番のメリットはスキャナ-に入れてパソコンに取り込むためにはF4がぎりぎりの大きさだからです。

絵はドウロ川に浮かぶ葡萄酒運搬船、背後に見えるのはポルト市街です。ポルトは人口約30万。リスボンの300キロ北に位置し、ポルトガルの国名の元になった街として有名です。


ポルト夕景

2011年01月24日 | 旅行記

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トマ-ルを発ち、バスで4時間かけて訪れたポルトは既に夕方でした。夏ならば夜10時ころまで明るい欧州ですが、時は冬。日の入りは早くなります。

絵はポルト歴史地区にあるサン フランシスコ教会近くからの眺め「ポルト夕景」です。横からの夕日を浴びてドウロ川や建物などが黄色く染まり車などの影が長く伸びていました。


トマ-ル

2011年01月17日 | 旅行記

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    (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

昨年末にポルトガル8日間の旅をしました。出発の前日、添乗員さんから欧州は寒波で寒い上に、最近は雨が多いので雨具を忘れないようとの電話がありました。おまけに風邪をひいて体調は最悪です。夕方5時には暗くなりますし、こんな寒いときに行っては外でスケッチすることもできません。もっと季節のいい時にと思いましたが、サンチャゴ デ コンポステ-ラ大聖堂のヤコブの門をどうしても通りたいと相方が言い張るので根負けしました。

絵は旅行初日に訪れたトマ-ルの、昼食を取ったレストランからの眺めです。街の後方に見えるのは、世界遺産キリスト教修道院です。雨の予想が外れて天気は快晴。暖かくて小春日和でした。

旅の記憶が鮮明なうちにUPしたいので予定を変更しました。遠野についてはこの後載せる予定です。


ペレシュ城

2011年01月10日 | 旅行記

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ブランを発ち、シナイアへ向かいました.絵はカロル一世により、夏の離宮として1875年に建てられたペレシュ城です。欧州でも指折りの美しく壮麗な城ですが、観光開発が遅れているためノイシュバンシュタイン城ほど知名度が高くありません。

この日は旅行最終日。シナイアの見学を午前中で終え、首都のブカレストであの悪名高いチャウシェスクが最後に演説した旧共産党本部やグロテスクな国民の館などを見学しました。

泊ったホテルの隣にあるス-パ-カルフ-ル(日本にもある仏系の大型ス-パ-)でジェロビタ-ルという名の皺とりクリ-ムが安価で買えるというという情報が伝わり、女性客の眼の色が変わりました。夕食もそこそこに大勢の旅仲間が売り場に殺到したため、あっという間に売り切れたとのことです。いつまでも美しくありたいという女性の執念に驚きました。

最後にひと騒動ありましたがこうして旅が終わりました。


ブラン城

2011年01月03日 | 旅行記

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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。早いもので2008年5月から始めたブログも今年で4年目に入り、掲載した絵も100枚を超えました。こんなに続くとは予想してませんでしたが、見て頂いている方がいる限り継続したいと思っています。

旅行6日目、ブラショフを発ち、ブランへ向かいました。絵は「ブラン城の見える街角」です。この城はドラキュラの城として有名です。行ったときは8月。花が一杯の家々を見ていると長閑で平和な光景ですが、中世の時代にはこの城を拠点にして、オスマントルコとの間で熾烈な戦いが繰り広げられていました。