旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

江差港

2017年08月31日 | スケッチ
バカンス休暇でフランスへ里帰りした娘家族から世話ができなくなった文鳥とインコの番を預かりました。毎朝鳥かごをきれいにして水と餌を取り替えるだけですが、留守にできなくて困っていました。数日前にパリから東京に戻った娘が鳥を受け取りに来たのでほっとしています。
フランスでは今年生まれた孫娘の姪が教会で洗礼を受けるとのことで孫娘はその子のゴッドマザー役(名付け親)を仰せつかりました。カトリックでは実親でない成人の女性信者が洗礼式に立ち会って霊魂上の親として保護する役割を担うそうで、この女性信者のことをゴッドマザーと呼ぶそうです。孫娘はまだ15歳なので成人と呼べるのかわかりませんが他に適任者がいなかったのかどうか。ちなみに男の子の場合は成人男性がその役割を果たすそうで映画にもなったゴッドファーザーが有名ですよね。

函館に滞在中、江差までレンタカーで出かけました。絵はその時描いた江差港です。かってはニシン漁業の基地となった街であり、北前船による大阪・堺との商取引が盛んに行われていたところです。
ここへ行く途中スピード違反の取り締まりに引っ掛かり罰金を払わされる羽目になりました。初めて走る道なので用心してゆっくり走っていました。猛スピードの地元のドライバーに何台も追い抜かれたほどです。何故彼らが捕まらなくて私が捕まるのか腹が立ちました。ほんの少しスピードオーバーしただけでしたがたまたま私が捕まったところ(事故なんて起こりそうもないところでした)がスピード規制が厳しいところのようでした。地元のドライバーはいつもここで取り締まりをやっているのがわかっているので捕まりません。
「こんな騙し討ちみたいなやり方では本当に悪質なドライバーを検挙できないではないか」とパトカーのおまわりさんに食って掛かりましたが違反は違反と言うだけです。このままでは腹の虫が収まらないので道警の本部長に文句を言いたいと言い残して後にしました。



風車のある風景

2017年08月24日 | スケッチ
私が所属するスケッチクラブでは8月18日から31日にかけてJR松戸駅構内のギャラリーでグループ展を開催しています。私も「モンマルトル界隈」(フランス)と「水の都ブルージュ」(ベルギー)の二点を出展していますのでお近くにおいでの折にご笑覧頂ければ幸いです。

先日、柏市あけぼの山農業公園へ行きました。写真を撮る家内のお目当ては一面に咲くひまわりとスイレンですが、私は花には興味がないのでスイレンの咲く池のほとりで風車を描きました。絵はその「風車のある風景」です。

日比谷公園の鶴の噴水 (横版)

2017年08月17日 | スケッチ
実は現場でスケッチしようとして愕然としたのですがよく見ると鶴のくちばしから出る水の噴き出し方が異常なのです。鶴の形は一見異常がないようですがくちばし付近が大きく割れて壊れているため水は勝手な方向に噴き出しています。

これでは趣がないので鶴が吐き出す水は昔の写真を借りて描くことにしました。昔の写真を見ると噴水がきれいなカーヴを描いて出ています。また台座には苔らしきものが生えていてその脇からも噴水が出ています。これも逆光でのスケッチです。

どうしてこんな無残なことになったのでしょう。私の推論ですがそれは厳冬期の凍結によるものだと思います。
この噴水は鶴から下がるツララが冬の風物詩になっていて冬季にも噴水を出しているようですが、そんな過酷な使用が長い年月とともに破壊を招いたのではないかと思うのです。古い歴史がある芸術作品がこんな見苦しい姿では可哀そうになります。製作者にも失礼です。日比谷公園といえば東京の表玄関のひとつ。3年後には東京オリンピックが開催されます。大勢の外国人も訪れることでしょう。
何とか修復して昔の優美な噴水を吐き出す鶴の姿に戻せないものでしょうか。凍結する時期には水を止めるとか、冬季にも使用するのであれば凍結を防止するため水を少し加熱して出すとかハイテクの日本ですからそんなに費用をかけずに修復できると思うのです。
小池さんの「ツルの一声」が待たれるところです。




日比谷公園の鶴の噴水 (縦版)

2017年08月08日 | スケッチ
先週の水曜日はスケッチクラブの定例会で日比谷公園へ絵を描きに出かけました。行く前から今日は鶴の噴水を逆光で描こうと決めていました。絵はその鶴の噴水です。日比谷公会堂近くにあるこの噴水は明治38年東京都から依頼されて東京美術学校(現東京芸大)の津田、岡崎両先生が製作した日本で3番目に古い噴水だそうです。暗いバックに噴水の水しぶきが映える効果を意識しました。幸い東京はここ数日涼しい日が続いていましたので気持ちよくスケッチすることが出来ました。

訪れたい人気NO1の坂 八幡坂

2017年08月04日 | スケッチ
絵は八幡坂です。先週UPした旧イギリス領事館や先々週UPした元町カトリック教会からもほど近いこの坂は、日本の坂の中で一度は訪れたい人気NO1の坂となっています。

ネットによると人気の秘密はいずれも訪れた人たちの感想によるものですが

「海と空へ一直線 真っすぐに函館湾へと伸びた270メートルの一本道の眺めは壮観」とか
「下からの眺めも絶景で青々とした函館山がまぶしい。何度も前後を振り返り、函館を双方から満喫したい」とか
「夜になると街灯に照らされた石畳がセピア色に輝き、昼でも夜でも景色が素晴らしい」とか
「雨上がりのぬれた路面や、遠くに見える船のライトアップが幻想的」とか
書かれていました。

函館は坂が多い街でこの坂と並行して海に伸びる基坂や二十間坂なども観光名所となっているようです。