旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

ヴェニス大運河

2010年05月26日 | 旅行記

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ロ-マのホテルから投函した息子夫婦宛の葉書が二ヶ月経ってやっと届きました。届かないよりはましですが、とっくに日本に帰って来ているので今頃届いても何の感慨もありません。そういえば、昨年アルゼンチンを旅行した娘夫婦からの航空便が三ヶ月経って届いたことがありました。郵便物は出せばすぐ届くものと思っていましたが、国によっては事情が異なるようです。

絵は大運河。これも旅の写真集から描いたものです。


ヴェニス夕景

2010年05月22日 | 旅行記

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先日旅行会社から送られてきた案内を見ると、この5月に相次いでイタリアスケッチ旅行が企画されています。「服部久美子先生と行く東リヴィエラ海岸とトスカ-ナ紀行」 「鈴木新先生と行く春のトスカ-ナ丘の上の村々」 「久納隆司先生と行く陽光きらめく南イタリアスケッチ」など。三人の先生方はかって私が教えて頂いた先生ばかりで、今でも展覧会などでお会いすると、私の名前を覚えていて声をかけてくださるほど親しくして頂いています。

絵を趣味とする仲間が一緒に行くスケッチツア-は、同じ所に連泊しながらゆっくり絵を描くことができるので、私も何回か参加したことがあり、それはそれで楽しいのですが、問題は費用です。たいてい一人部屋を取ることになるのでオイルチャ-ジ込みで約50万円ほど。年金暮らしの身の上ではそう簡単に参加できません。

絵はヴェニス夕景。晴れた日の夕方の写真を見て描きました。対岸はサン・ジョルジョ・マッジョ-レ教会です。


霧のヴェニス 

2010年05月17日 | 旅行記

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旅行7日目は世界遺産ヴェニスを訪れました。私が一番期待していた最も絵になる街です。市全域が島になっていて、本土から長い橋を渡って市内に入ります。

絵はサン・マルコ広場近くのゴンドラ乗り場からの眺めです。海霧のため対岸にあるサン・マリア・ド・サル-テ教会がシルエットのようになっていました。私の絵とは比べものになりませんが平山郁夫の欧州写生絵巻の中に霧の日のゴンドラを描いたのを見たことがあります。


フィレンツェ

2010年05月12日 | 旅行記

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我が家の東隣の中学校のユ-カリ林に今年も鶯がやって来て朝からいい声を聞かせています。この辺りはカラスが多いし、少し暑くなってきているのであまりいい環境ではありませんが、毎年3月頃から鳴き始めます。ユ-カリは姉妹都市の豪州ホワイトホ-ス市から贈られたものですが、鶯との相性がよいのでしょうか。コアラならわかりますが。

絵はフィレンツェのランドマ-ク「ドゥオ-モの見える広場」です。中央の塔はジョットの鐘楼、左の建物は洗礼堂です。


トスカ-ナの農家

2010年05月07日 | 旅行記

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旅行6日目、ロ-マを発ちフィレンツェに向けて高速道を北上、あと少しで到着する手前のサ-ビスエリアでトイレ休憩しました。

旅仲間は併設の土産物店に入りましたが、買い物には全く興味がないので外に出ると、絵のような風景が見えました。人家の後ろには小高い丘が広がっています。倉庫のように見える大きな建物には収穫したトスカ-ナ特産のオリ-ブか小麦を貯蔵しているのでしょうか。


コロッセオ

2010年05月02日 | 旅行記

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イタリアの小さな村々を舞台に、そこに住む村人達の家族愛に包まれた日常生活を紹介する「小さな村の物語」(BS日テレ)は、私の好きな番組です。オ-プニングとエンディングに流れるテ-マ音楽も、長閑なイタリアの田舎らしい感じがして癒やされています。

先日放映された中に、ある村では夫に先立たれた女性達が死ぬまで喪服を着通すという話がありました。ロ-マカトリックのお膝元の国ですからその影響もあるのかもしれませんが「夫との思い出の中に生きる」というのはなかなかできることではありません。夫婦の間に深い愛情の交流があったればこそだと思うのです。

「イタリアの女性は若いときはきれいでも、年を取ると太って見られなくなる」という人がいますが、体型よりハ-トの方がどれだけ大切なことか。 そういえば若くしてヒデと死別した後も一人で生きているロザンナさんもイタリア人ですヨネ。

絵はコロッセオ。内部を見学するために入り口に並ぶ人達と比べると、建物の大きさがわかります。