旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

スピリットアイランド

2014年11月28日 | スケッチ
前回の下田スケッチ旅行では東急観光ホテルに連泊しましたが、ここはかって石原裕次郎と作詞家のなかにし礼が初めて出会ったホテルだということを後で知りました。

新婚旅行でここを訪れたなかにしがロビーに座って新婚カップルの品定めをしていた裕次郎の目に留まり、手招きされて近寄ると「お前は何をしているのか」と尋ねられたそうです。我々が泊まった時は年配客ばかりで新婚カップルは見当たりませんでしたが当時は新婚客が泊まる高級ホテルだったのでしょうか。

「シャンソンの訳詩をしています」と応えると「シャンソンなんか止めて作詞家になったらどうか。いい歌ができたら俺のところへ持って来い」と言われ、そこから二人の長い親交が始まりました。裕次郎が最後に歌った加藤登紀子作曲、なかにし礼作詞による「わが人生に悔いなし」は私もカラオケでよく歌います。

絵はバンフで買った絵葉書に載っていたスピリットアイランドです。実はここへは行っていませんがあまりにも素敵な風景でしたので絵葉書を元にスケッチしました。ここはバンフ国立公園に隣接するジャスパー国立公園内にある名勝地で、前回掲載した テンピークスをバックにしたモレーン湖同様、ここもカナダ紙幣の絵柄として採用されています。近いところなので是非行って見たいところでしたが残念ながらツアーの予定には入っていませんでした。


バンフスプリングスホテル

2014年11月21日 | スケッチ
カラオケで歌うことは健康法のひとつだと聞いてますます歌が好きになりました。歳をとって昔ほど張りのある声が出なくなりましたが、それでも最近歌った歌で96点のハイスコアを取りました。(その後97点を取った孫にあっさり抜かれましたが)まだ少し余裕があるので喉の調子がよくて自分に合った歌にめぐり合えばもっと上を目指せると思っています。

目標は小椋佳や80歳を超えてなお現役の菅原洋一です。70を越えた爺さんが愛だの恋だのを歌うのは傍から見れば滑稽かもしれませんが、本人はいたって真面目、歌の世界はまた別物です。

子供や孫たちなど若い人と一緒に歌う機会が多いので、最近は平原綾香の「ジュピター」、福山雅治の「squall」やフランス語で歌う「雪が降る」「オーシャンゼリゼー」やカーペンターズの「top of the world」にも挑戦しています。

絵は2日目に宿泊したバンフスプリングスホテル。バンフの森に囲まれて建っていました。前日泊まったシャトーレイクルイーズとともにカナダを代表するホテルのひとつです。


ヴァーミリオン湖

2014年11月14日 | スケッチ
しばらくの間ですが、息子家族が生まれた孫を連れて一緒に住むことになり、一挙に家族が6人になりました。二人だけの静かな生活が一変して、てんやわんやしています。車の運転と皿荒いとゴミ出しくらいしかできませんが、この歳になっても家族の役に立てるのは生きがいを感じます。
絵はヴァーミリオン湖。これもバンフ国立公園内にある氷河湖のひとつです。ヴァーミリオンとは絵の具の朱色のことですが、背後に聳えるランドル山が朝日を浴びて朱色に染まった姿を湖面に映すことからこんな名前が付きました。残念ながら我々は2日目の午後バスで通過しただけなので、朱色に染まった湖は見られませんでした。


赤いロッジ

2014年11月07日 | スケッチ
息子のところに男の子が生まれ、あわせて孫が4人となりました。生まれたのは今日午後。孫の顔を見届けてたった今、産院から戻ってきたところです。両親はフルタイムの共働きなので保育園への送迎など当分イクジイに忙しくなりそうです。
絵はボウ湖畔に建つ赤いロッジ。屋根の上にはカナダ国旗が翻っていました。こんなところに泊まってゆっくり絵が描けたらどんなにか至福の時間を過ごすことができたでしょう。予定が決められたツアーではそうはいきません。後ろ髪を引かれる思いで湖を後にしました。