旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

サイゴン大教会

2013年01月30日 | 旅行記

Photo
昨年冬、ヴェトナムを縦断する6日間の旅に出かけました。早いものであれから1年になります。                                         昨年も日本は結構寒かったのですが、南国ヴェトナムは小春日和の快適な日々でした。長く続いた戦争の暗い影が残っているのではと案じていましたが、杞憂に終わりました。商店の店先に並ぶ商品も豊富で壊れた建物などは目に留まりませんでした。唯一奇異に思ったのは街や村で見かけるのは若い人達ばかりで、我々のような老人の姿をほとんど見かけなかったことです。戦争の犠牲になった人達が大勢いたのでしょう。

旅はホーチミンシティ(旧サイゴン)から始まりました。絵は最初に訪れたサイゴン大教会です。


フェルメールの街 デルフト その2

2013年01月24日 | 旅行記

2
デルフトの旧市街はどこを切り取っても絵になります。小さなフラットな街なので自転車さえあれば市内のどこへでも行くことが可能です。コメントにも書いたようにあと何日かここに滞在して絵を描くことができたなら、どんなにか至福の時間を過ごすことができたでしょう。

絵はフェルメールも見たであろうデルフトの東門付近の風景です。デルフトの見学を午前中で終え、後ろ髪を引かれる気持でスキポール空港発成田行きのKLM機で帰国の途につきました。


フェルメールの街 デルフト その1

2013年01月18日 | 旅行記

1
旅行最終日の11日目はオランダを離れ空路日本へ帰る日です。乗る予定の午後の便には少し間があるので、朝食後アムステルダムから40キロ離れたデルフトを訪れました。フェルメールの生まれた街として有名です。

ここではデルフト焼きの工房を見学後、旧市街を歩きました。絵はフェルメールが描いた数少ない風景画のひとつ「小道」の場所の近くです。絵の奥に見える橋を渡り左に行くと、数分で彼が描いたそのフォルデルスグラヒト19-20番地に行くことができます。


運河の街 アムステルダム

2013年01月12日 | 旅行記

Photo

今年も近くの公園の池に番いの白鳥がやってきて優雅な姿を見せています。子供の姿はありませんが数週間ここで羽根を休めてまた北の国に帰っていくのでしょう。このところ散歩に行ってそれを見るのが日課のようになっています。

9日目、10日目と二連泊したアムステルダムではゴッホ美術館や国立博物館やダイヤモンド工房などを見学しました。中でもアンネ・フランクがナチスの迫害から逃れるため1942年から二年間隠れていた家には衝撃を受けました。近くの西教会から流れてくるカリヨンの音が唯一慰めになったようですが、彼女が多感な少女時代をこんな狭い空間の中でどんな気持ちで過ごしていたのかと思うと胸がつまります。

絵は、今は博物館になっているアンネ・フランクの家から程遠くない運河の街アムステルダムの風景です。


ザーンセ・スカンスの風車

2013年01月06日 | 旅行記

Photo_2
 

明けましておめでとうございます。旧年中は拙い絵のブログにお付き合い頂いてありがとうがとうございます。今年もよろしくお願いします。

ミニSLをホールンで降りアムステルダムへ行く途中、ザーンセ・スカンスに立ち寄りました。ここはキンデルダイクと並ぶ二大風車の観光地です。

風車小屋の近くにオランダ名物の木靴とチーズを売る店があり、日本語を話す売り子さんがいたので聞いてみると、風車守と結婚してこちらに住んでいる日本女性で、観光シーズンだけこちらの売店でアルバイトをしているとのことでした。

この後旅行したトルコのカッパドキアでも、熱気球会社を経営するトルコ人男性と結婚して働いている日本女性を見ました。(毎朝3時ころから熱気球に乗る客の接待をする過酷な仕事です)観光に来て現地の人と結ばれるケースが増えているようです。