旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

旧ロシア領事館(函館大沼スケッチ)

2017年03月31日 | スケッチ
春場所は新横綱稀勢の里の逆転優勝で幕を閉じました。12連勝していた彼が13日目の日馬富士との対戦で左肩を強打。無理をして出場した14日目は鶴竜の寄りにあっさり土俵を割り相撲になりませんでした。「やはりモンゴルからやってきた相撲取りに比べて最近の若い関取はハングリー度が足りない。不甲斐ない。」と思いました。恐らく千秋楽は休場するだろうからこのまま照ノ富士が一敗を守って優勝するだろうと予想したのは私だけではないと思います。ところが翌日TVをつけると稀勢の里が怪我をおして出場するというのです。得意の左が使えない体では勝負にならないと思いました。それが本割と優勝決定戦での逆転勝利。改めて彼の強い精神力に感銘を受けました。ハングリー度が足りないと言った前言を訂正したいと思います。優勝インタービュでトツトツと涙を流しながら話す彼の謙虚な姿勢にも好感を持ちファンになりました。五月場所はしっかり体を治して立派な横綱としてこれからも末永く活躍してほしいと思います。

ところで正確に数えていませんが函館、大沼方面には10回近く来ています。スケッチポイントも多く、描きためた絵もかなりあるのでこれから何回かにわたってそれをUPしていきたいと思います。今日載せたのは平成19年に描いた旧ロシア領事館です。下った道の向こうに函館港が見えています。

祖光院にて

2017年03月24日 | スケッチ
気温が20度近くなりようやく春めいてきました。ようやくスケッチの季節の到来です。今までどちらかというと一人で絵を描きに行くことが多かったのですが、やはり絵の仲間と一緒に描くほうが楽しいので、この4月から新しい屋外スケッチのクラブに入ることにしました。どんな友達とどんな絵を描きあうことになるのか今から楽しみです。

絵は近所にあるお寺祖光院です。境内一面に咲く秋の彼岸花(2015年9月13日ブログ掲載)で有名な寺ですが、今は春、庭先に紅梅と白梅が並んで咲いていたので絵にしてみました。

サン マルタン 運河

2017年03月17日 | スケッチ
旅行最終日はオルセー美術館へ。ところが生憎の雨です。入場するため雨の中を並んで待っていると外国人(フランス人でない)らしい傘売りが盛んに買わないかと声をかけてきます。どうしようか迷っているとMさんが傘に入れてくれました。
オルセーは二度目なのでどこに何があるかはだいたいわかっています。ほぼ見終わって入口まで戻ると同行のSさんが再集合時間が迫っているのにシスレーの絵が見つからないとまごまごしています。慌てて彼女を連れて奥のエスカレーターに乗ってモネやセザンヌやルノアールなど印象派の作品がある最上階の奥へ案内しました。どこの美術館でもそうですが一番の見ものは奥にあるので奥から入口に向かって逆に見ながら降りて来るのがコツのようです。
絵はサンマルタン運河を行く観光船です。これもその後訪れた時に描いたものです。シスレーもこの運河をモチーフにして描いています。

パリへ

2017年03月10日 | スケッチ
一昨日、自宅近くを散歩中鶯の初鳴きを聴きました。まだ幼鳥なのか鳴き方はうまくありませんでしたが、春がもうそこまで来ているのを感じます。

再びスケッチ旅行に戻ります。8日目の朝10時半にパリへ向けて出発しました。パリ到着後、昼食とホテルへのチェックインを済ませてからモンマルトルの丘に建つサクレクール寺院を目指して歩きました。片道1時間のハイキングです。日記によると「ハイキングを終えてから近くのギャラリーラファイエットで妻に頼まれたマリアージュ フレールの紅茶を買った後、再びホテルに戻って夕食をとりました。更に夜はタクシーに分乗して「バトームーシュ」に乗船してセーヌ河クルーズ。就寝したのは午前一時。」とありますからこの日は忙しい一日だったようです。
若かったからできましたが今ではとても真似できません。もちろん絵を描く時間はありませんでした。

絵はその後何回かスケッチ旅行で訪れた時に描いたモンマルトルの丘の登り口にあるパン屋さん(右側)です。背後にサクレクール寺院の尖塔が見えています。敬愛する久納 隆司先生がほぼ同じ構図でここを描いているのを見て構図の作り方には自信を持ちました。


紅梅咲く

2017年03月03日 | スケッチ
ちょうど今頃、中国雲南地方の昆明、石林、羅平などを巡り、二つの世界遺産や見渡すかぎり一面に広がる菜の花畑を見てスケッチする旅行を予定していました。おそらく毎日一万歩以上、日によっては2万歩以上歩く旅です。膝痛を発症して歩ける自信がなかったのでキャンセルしましたが残念でなりません。

家の近くに大きなお屋敷があります。広大な庭園は松戸市が借り上げて市の公園や学校などの公共用地に植える花や樹木などを育てています。幸いなことに塀がなく立ち入り自由なので時間があればここに来てハーブ園や温室を見て回るのを楽しみにしています。
先日いつものように散歩中、白壁の家の傍らで紅梅が咲いているのを見付けました。周りはまだ冬枯れの景色でしたが、梅の周りだけは春が来たような華やかさがありました。