旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

城塞の街 ルクセンブルグ その1

2012年10月31日 | 旅行記

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やがてバスは険しい岩山の上にある城壁に囲まれた街に着きました。ルクセンブルグ大公国の首都ルクセンブルグ市旧市街です。面積は神奈川県くらいの小さな国ですが世界で最も裕福な国のひとつです。列強に囲まれ戦略上重要な位置にあったこの国は古くはローマ帝国その後もフランスやドイツなどからの侵略を受けて苦難の歴史を歩んできたようです。絵は天然の要塞となっている岩山の端にある城壁から下に広がる新市街を眺めたものです。


オルヴァル修道院

2012年10月25日 | 旅行記

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絵は朝ジェンバルを発って着いたアルデンヌ地方南部のオルヴァル(フランス語で黄金の谷を意味します)修道院です。修道院内部の見学もそこそこに皆は併設されているカフェに直行しました。ここで醸造されている世界的に有名なトラピストビールを飲むのが目的です。どうも今回の旅仲間はビールの国ベルギーを巡るとあって添乗員のOさんをはじめビール好きのメンバーが揃ったようです。

ところが私は朝からお腹の調子が悪く、大事をとってアルコールを控えることにしました。滅多にない機会を逃すのは悔しかったのですが、一人寂しくバスの中で小さなスケッチブックに絵を描いていました。


オルヴァル近郷の水辺

2012年10月19日 | 旅行記

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    (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

デッサンをするとき長い直線を引くことがよくあります。定規を利用すれば簡単ですがそれでは絵が死んでしまいます。水平線や舟のポール、電柱などをいかにそれらしく真っ直ぐ引けるかが絵の出来栄えを左右するといってもよいと思いますが先日NHKTV 「ためしてがってん・・・音のリズムと脳の関係」を見て合点がいきました。それによると「かけ声」が眠った能力を引き出すそうで真っ直ぐに線を引くには「スー」というかけ声とともに線を引くだけでよいとのことです。ちなみにゴルフで飛ばしたい時は「ガァァァー」というかけ声とともにドライバーを打つと20ヤード飛距離が伸びるとのこと。今はゴルフをしませんが昔ゴルフに夢中になっていた頃知っていればドラコン賞を貰えたかもしれません。

絵は6日目にジェンバルを発って訪れたオルヴァル近郷の水辺の風景です。


湖畔のベンチ

2012年10月13日 | 旅行記

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ジェンバルでは夕食まで少し時間があったので湖畔を散歩しました。我々の旅仲間の中に、ハネムーンカップルが一組いましたが、さすがに若い人は元気で、夫君はホテルに旅装を解くやいなや湖畔を一周するジョギングに挑戦していました。30分-40分ほどで一周できるとのことでした。

絵はその時の湖畔の風景です。対岸にはお金持ちの別荘が建ち並びます。両陛下もこのベンチにお座りになって暮れゆく湖をご覧になったのではないかと想像します。

イタリアの旅から今日帰りました。生憎風邪をひいて体調は万全ではありませんでしたが、細かいところまで気配りのできる素敵な添乗員さんに恵まれ、楽しく旅をすることができました。紅葉のドロミテや湖水地方を巡り、絵を何枚か描きましたので少し後になりますがいずれまた載せていきたいと思っています。


ジェンバルの シャトー デュ ラック 

2012年10月03日 | 旅行記

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      (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

5日目の夜はジェンバルのCHATEAU DU LACに泊りました。フランス語でシャトーは城、ラックは湖ですから、「湖畔の城ホテル」、とでも言うのでしょうか。フロントに天皇皇后両陛下のお写真(下)が飾ってましたので、もしかしてと思って尋ねるとやはりここに滞在されたとのことでした。

お写真に写った若々しい両陛下を見て、かなり昔のことかなと思ってネットで調べると、平成5年8月にベルギー国王の葬儀に参列された両陛下がその翌月招待を受けてベルギーを再訪しています。きっとこの時ジェンバルに来られたのだと推察します。絵(上)は我々も宿泊したそのホテルです。

明日から北イタリア10日間の旅に出かけます。秋のドロミテ渓谷や湖水地方で絵を描くのを楽しみにしています。しばらくコメントにお応えできないのをお許しください。

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