旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

ル パヴィヨン アンリキャトル

2008年06月28日 | 旅行記

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             (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

帰国前々日の金曜日、孫たちと寿司パ-ティをすることになり妻と娘の3人でサンジェルマン アン レ-のマルシェに出かけました。人口5万、RERのタ-ミナル駅がありパリまで20分の距離です。寿司ネタになりそうな魚介類と野菜と果物などをマルシェで買った後、2人と別れスケッチブックを持って町を散歩しました。

作曲家ドビュッシ-の生家は繁華街のど真ん中にあり、今はインフォメ-ションセンタ-になっています。そこで街の地図をゲットした後、シャト-があるテラス(高台)の端に建つアンリ4世の館をスケッチしました。画面の左側にパリが見えます。

フランス王制史上、最大の権勢を誇り、太陽王と謳われたルイ14世の生まれた館です。さぞ壮大な建物であろうと想像していたのですが意外に質素な感じでした。今はホテルレストランとして使用されていてレストランはミシュランで4つ星がついています。作家デュマはこのホテルに滞在して「三銃士」や「モンテ・クリスト伯」を書いたそうです。

テラスからはセ-ヌ川越しにエッフェル塔やモンマルトルの丘やデファンスの高層街が一望できます。ここに泊まってパリの夜景を眺めたらどんなにすてきだろうと思いました。


シャルトル大聖堂

2008年06月24日 | 旅行記

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  Au revoir.   Portez vous bien.       さようなら。  お元気で。                    Vous aussi.                 貴方のほうこそお元気で。             

と挨拶を交わして娘婿の両親とJさんにお別れしました。

ヴィリエ村を発ち100キロほど走ると車の前方にノ-トルダム大聖堂の尖塔が見えてきました。   

大聖堂近くの駐車場に車を駐め内部を見学しました。あいにく一部修理中でしたが教会の窓を飾るシャルトルブル-の ステンドグラスがすてきでした。

ここでトイレに行きたくなりましたが公衆トイレが全くありません。カフェもないので  やむなく近くの土産物屋の有料トイレに入りましたが、利用料が0.4ユ-ロ( 70円弱)もするのにはびっくりしました。観光客が多い所ですのでもう少し配慮があってもよいのではと思いました。

絵は「大聖堂が見える街角」です。

                  

  


バラ満開のフランス

2008年06月21日 | 旅行記

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    (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

夕刻、ヴィリエ村に着き、娘婿のご両親と2年ぶりの再会の挨拶を交わしました。

ヴィリエ村は小麦畑と牧場に囲まれた人口1000人ほどの小さな村です。別荘は農家を改造した質素なものですが裏には岩山をくりぬいた大きなカ-ヴがあります。

近くに住むジェラールさん(孫の曾祖父にあたります)を交えてキ-ルで乾杯した後、夕食をご馳走になりました。中でも手作りのラタトウ-ユとホワイトアスパラが秀逸でした。

翌朝は庭にある大きなサクランボの木の実を啄みにくる小鳥の鳴き声に目が覚めました。

私が絵を描いている間、孫たちはJさんの畑で苺摘みをした後、山羊の牧場で遊びました。Jさんは90歳近い高齢ですが畑仕事はもちろん、毎日料理や車の運転までするほどお元気です。第2次大戦中はレジスタンスの闘士でした。

フランスは今どこへ行ってもバラが満開です。石壁や塀に絡まって咲いている風景はそれだけで絵になります。この絵は村外れの農家を描いたものです。ここにも赤いツルバラが咲いていました。

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イルドフランスの旅

2008年06月18日 | 旅行記

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     (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

土日にはレンタカ-で娘婿の両親の別荘があるヴィリエ村へ一泊旅行に出かけました。気温20度。無風、快晴。絶好の旅行日和です。

途中、世界遺産となっている中世の街 、プロヴァンに立ち寄りました。街の入り口にある駐車場に車を駐め、近くの芝生の公園でお弁当を広げました。サンドイッチとゆで卵、ハム、野菜サラダ、それに鮭と梅干しの入った海苔巻きおにぎりです。孫たちは食欲旺盛。おにぎりを3個ずつ平らげました。ちなみに日本と同じジャポニカ米がパリで10キロ8000円ほどで買えます。こんな所でおにぎりを食べていると日本にいるような錯覚を覚えます。

街は高地と低地に分かれていて中世の歴史的建造物が多く残されています。一日ここに止まって絵を描いていたいのですが家族が一緒だとそうもいきません。スケッチポイントだけカメラに収めて街を後にしました。

絵は街の中心にある広場です。木組みの家が多く見られます。

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フランスの幼稚園その3

2008年06月11日 | 旅行記

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      (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

貸切バスに乗り幼稚園を後にしました。上の孫が通う学校の側を通り抜け、シャト-が建つ丘を上り、また下ってしばらく行った所に農園がありました。

温室内のお花を見たあと、それぞれが小さなポット二つに土を盛り、指で少し穴をあけ、ひまわりとマイス(とうもろこし)の種を蒔きました。子供達は土いじりに夢中になり、手も洋服も泥だらけ。汗びっしょり。

作業が終わり、先生が園児たちを農園の端に連れて行き、一列に並ばせました。どうするのか見ていると、園芸用の水遣りホースから一本のペットボトルに水を入れ、最前列の子に渡しました。喉が渇いた子供達はそれを次から次へと回してラッパ飲み。土いじりした手を洗うこともなく、皆の唾液が混じりあう。潔癖好きな日本のお母さんが見たら卒倒しそうな光景でした。

帰ってから園児を前にして、先生が「今日は7人のママと一人のパピー(おじいちゃん)のお陰で無事に帰って来れました」と話されました。

孫はこの飲み方が気に入ったのか家に帰ってからもペットボトルのラッパ飲みをしています。

この絵は農園に行く途中で見つけた家です。

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フランスの幼稚園その2

2008年06月11日 | 旅行記

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     (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

着いた翌々日、幼稚園で遠足があり、付き添いを頼まれていた娘が行けなくなり、私が代役をを勤めることになりました。当日の朝、娘から先生に話をして了解をもらいました。

朝礼が始まり、先生から子供達に今日の予定について説明があり,農園に行って土いじり(jardiner)をして花を植えます(planter)と言われましたので、状況はつかめました。

3歳児27人を先生と7人のママと私で面倒をみることになり、孫とKちゃんとCちゃんという二人の女の子の世話を担当することになりました。先生が心配するといけないので、最初にフランス語を少し話せますと言っておきました。

出かける前に、先生から名前入りのバッジを付けること、マントを着せること、トイレをさせる〔フランス語でオシッコのことをピピといいます ちなみに大の方はカカ)ことを頼まれました。前の二つは簡単ですが、トイレをさせるのは日本でもしたことのない初めての経験です。勇を決して他のママの後について可愛い便器が10個ほど並んでいるトイレに入り、なんとかさせました。先生から「Kと孫はコパン(恋人または仲のよい友達)だから一緒にしました」と言われました。

絵は幼稚園を少し過ぎたあたりの街角です。これもF2で約40分の早描きです。

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フランスの幼稚園その1

2008年06月10日 | 旅行記

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     (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

家に着くと玄関脇の小窓から孫の嬉しそうな笑顔が見えました。

二人の孫はここから毎日娘の運転する車で学校と幼稚園に通っています。また娘婿は別の車で会社まで通勤しています。この絵は幼稚園に行く途中にある豪邸です。この家の前の道からエッフェル塔が遠望できます。フランスでは宅地開発に対する規制が厳しく不動産は売り手市場となっています。


孫を訪ねて

2008年06月09日 | 旅行記

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    (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

5月下旬、フランスに住む孫達を訪ねて12日間の旅行をしてきました。

パリ夕刻着。スペイン出張帰りの娘婿の出迎えを受け、娘婿の運転する車で孫達が住むパリ西北20キロに位置するフルク市へ。途中、ジダンの活躍で有名なワ-ルドカップサッカ-場の横を通り19時過ぎに家に着きました。ちなみにフランスでは高速料金は無料です。

フルク市は人口4000人。ゴルフ場が市域の1/3を占め、日本的感覚からすると村といったほうが良いかもしれません。これから何回かに分けてフランス便りを書く予定です。

絵は家の近くの「カフェ 赤い十字架」です。交差点になっている道路の端に朱色の十字架があり、店の名前はそこから付けられたようです。F2の小さいスケッチブックに30分の早描きです

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フレンチレストラン

2008年06月06日 | 旅行記

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    (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

これは昨年描いた葉山の鐙摺にあるフレンチレストラン  「ラ マレ ド チャヤ」です。

ロケ-ション抜群で「ここで食事をしながら女性を口説いてものにできなかったら男じゃない」とネットに出ていました。先日墓参の帰り、大学の先生になった息子の嫁の就職祝いとお誕生日祝いをここでやりました。

年金暮らしの身には少しハイクラスでしたが思い出に残る一日となりました。

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灯台下暗し

2008年06月05日 | 旅行記

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     (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

旅に出てスケッチができれば最高ですが、スケッチだけならば遠くに行かなくても描くことが出来ます。東京近郷に住む私にとって東京はスケッチポイントの宝庫といってもいいくらいです。これは最近描いた聖橋です。御茶ノ水橋から描きましたがひっきりなしに人が通るので描くのに苦労しました