旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

モーツアルトの生家

2014年07月25日 | 旅行記

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      (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

モーツアルトは1756年に生まれてから25歳になるまでここザルツブルグに住んでいました。

絵は旧市街のゲトライデ通りにあるモーツアルトの生家です。外壁が黄色に塗られているビルの4階、メダイオン飾り(円形の台に描かれた絵画や彫刻)の窓があるところがその住居です。現在博物館になっています。

私も大好きなモーツアルトですが、いまや空港もザルツブルグ・ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト空港と名付けられるほどで、音楽を愛する世界の人々にとっていわば巡礼地となっているようです。

午後はここからバスでミュンヘンへ向かい空路帰国の途につきました。


ホーエンザルツブルグ城遠望

2014年07月18日 | 旅行記

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旅行8日目、ウィ-ンを発ちザルツブルグを訪れました。この街に来るのは2回目です。ここでは映画サウンドオブミュージックの中でマリアと子供たちがドレミの歌を歌ったミラベル庭園などを訪れました。

昔、娘とユーレイルパス(周遊券)を使って旅行したとき、ハルシュタットへ行くローカル線に乗り換えるべきところを間違ってザルツブルグ行きの急行電車に乗ってしまってここでUターンした思い出の街でもあります。

ザルツブルグのザルツは「塩」、ブルクは「砦」を意味しますが、その名の通りこの街は塩によって栄えたところといわれています。中世の時代、塩は金と比較されるほど貴重だったそうで、この地方で豊富に産出される岩塩を製塩してザルツァハ川を通じて欧州各地に送られていたとのことです。

絵はザルツブルグの街。背後にそびえるのはホーエンザルツブルグ城です。


メルク修道院

2014年07月11日 | 旅行記

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絵はドナウ川を見下ろす岩山の上に築かれた壮大なベネディクト派のメルク修道院です。

1770年4月、母の元を離れフランスへ嫁ぐマリーアントワネットは旅の最初の夜をこの修道院で過ごしました。

ウイーンから100キロ余り、我々はバスに乗って1時間ちょっとで到着しましたが、ヴァッハウ渓谷沿いの道を馬車に乗ってやってきた彼女にとって、一日の旅程としてはここまで来るのが限度だったのでしょう。夫君の待つフランス コンピエーニュへの旅は23泊24日かかったと言われています。

泊まった日の夜は彼女を慰めるため盛大なオペラが上演されたそうです。


カールス教会

2014年07月04日 | 旅行記

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旅行6日目、ブダペストを後にしてウィーンへ向かいました。ウィーンではクラシックコンサートを楽しんだり、美術史美術館やシェーンブルン宮殿などの見学をしました。

絵はライトアップされたカールス教会です。教会近くのケルントナー通りは娘と落ち合うためのホテルを捜して重いトランクを引きずりながら1時間近く歩き回ったところです。10年以上昔のことになりますが、娘がフランスで挙式することになり先方のご両親への挨拶や結婚式の打ち合わせを兼ねて娘と二人だけでオーストリア、スイスとフランスを旅行したことがありました。やっとホテルを探し当てたものの、パリからサベナ航空(今はないベルギーの航空会社)でやってくるはずの娘がなかなか到着しないのでやきもきしました。(ブログ2008年12月17日掲載参照)