桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・12・28

2011年12月29日 | Weblog
ちょっと食欲がない。となると当然作る意欲もなくなる訳で、今日はミネストローネの缶詰を空けて、一緒にコンビーフも空けて、サラダを添えて、ニンニクバターライスを作って食べるのが精一杯。2時半に店。今日のイベントでは打楽器を使うので、振動音が上の店などにどの程度響くかチェックする。最大限に叩いても許容範囲内だと判断して銀行にいく。多分普通の会社は仕事納めということなのだろうかATMは混んでいるのに、会社と個人二冊の通帳に引き出しと預入、それに合計8軒の送金を繰り返す。時間が余ったので日本か東京で二番目に美味しい珈琲の店というのが売り文句の「BB」で二番目に美味しい珈琲を飲みつつ、「13階段」(高野和明)の続きを読んでいたら、数時間前は食欲がなかったのにこの時間には回復して空腹を覚えたので、乃木坂界隈で一番美味しい蕎麦屋「CH」で京都のネギ蕎麦を食べる。ホント美味。お汁も一滴も残さず飲んでしまった。5時に店に入って開店準備。今日はO君が来てくれたのだけど、風邪をひいて具合が悪そうに見えたし、イベントの観客数も30人以下と予想されたので、観客が入る前に帰って貰うことにする。でも、えてしてこういう日は忙しくなるもので、開演前にも料理のオーダーがかなりあった上に終わってからみんなして呑んで行ってくれたので慌てる。おまけにカウンターにも少し前までパリに在住していた映画監督のTさん、芸能関係を中心にルポルタージュを書き続けているIさん、今日で55回目の来店だと仰って今年を締め括った悠々セカンドライフのSさん、食品会社の経営者のAさんたち、日本の大学で教鞭をとりつつ執筆活動を続けるアメリカ人のJさん、彼女とももう30年近いつきあいにある大御所の脚本家Tさんたち、以前スタッフだったTちゃんの友達でいつもビールしか飲まないFさん、某国営放送局勤務のIさん、セカンドライフを演劇鑑賞にあてるSさん、法律事務所勤務のNさん、ほかにイチゲンが何組かいてかなりの忙しいで、嬉しい悲鳴。でも、今日は天使が現われなかったので、シンクから溢れ出ているグラスの山をみて、とても洗う元気はなくなって、明日だ、明日だと自分を納得させてそのまま逃げるように店をでてしまう。大晦日は営業しないので今年は後二日だ。何とかこのまま突っ切れたらいいんだけど。★年内は30日(金)まで営業、新年は10日(月)から営業します。