桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・12・12

2011年12月13日 | Weblog
何から書き出そう、なんて考えることはない。今誰かから電話がかかってきて、時候の挨拶的に元気?と聞かれたら、いや元気じゃありません。凄く疲れてますとマジに答えてしまう。こんなに疲れたことって生まれて初めてみたいな気になっているのは、年をとって体力が弱っているからか?でも、そうはいうけど、スタッフのO君が休みの金曜日土曜日日曜日は、極端にいうと寝ている時間と何か食べている時間、それにバスかタクシーに乗っている以外はずっと立ちっぱなしの3日間だったような気がする。今日も朝9時過ぎに会場入りした主宰者にスピーカーから音がでないと電話で起こされ、食事もせずに店へ飛んで行く。マチネ開始は2時客いれは1時、その前に料理を準備しておかなくてはならないから焦って音響卓と格闘する。昨日は帰る時にちゃんと音が出ているのを確認しておいたから何故出ないのだかわからない。でも、とにかくやるしかない。機械オンチの俺にとっては地獄の試練。でも、30分後何とか音が出て安堵したのも束の間、料理の準備をしない内に地方から出てきたお客さんが店に入り始めて、2時の開演までにカレーライスが6人前、アラビアータペンネが3人前、タラモサラダが2人前など料理の他、ジンジャエールが15人、ビール、ワインなど昼間なのに60人近くの観客が次々にしてくれるオーダーを一人で捌く。2時に公演が始まって、漸く椅子に座ることができる。そして店に来る時に五反田のスーパーで買った弁当を食べる。気づいてみると、昨日もロクなものは食べてない。多分コンビニのおにぎりとパンだった気がするけど、思い出す程のものじゃない。駄目だ。こうしてバタバタしていると食生活が途端ひどくなる。食事後、数日さばっていたお金の計算をして銀行にいこうとしたら、一人のお客さんが気分が悪くなって倒れたので救急車を呼ぶ騒ぎが起こる。幸い命に別状がなくホッとしたが、あのまま銀行に出かけていたら経営者として責任を追求されることになったかもしれないとゾッとする。そんなアクシデントもあって終演時間が伸びて、次のソワレ公演の開場時間までに1時間しかなくなり、出演者たちも大変だったろうが、こっちも銀行は諦めて買い物と仕込みをその間にやる。そして夜は40人程度の観客数だったけどまた料理とドリンクのオーダーが重なっててんてこ舞いの一時間。でも、こういう時クタクタになった桃井章を癒してくれる天使たちが現われる。昨日のパーティでは幹事だったKさんの大学時代のオール24歳の女の子たち5人が最後まで洗い物を手伝ってくれつつ俺の相手をしてくれた。そして今日もT大卒の証券ウーマンで現在香港在住のF子ちゃんが1日に2回きてくれたり、広尾のS女子大時代から通ってくれているA子ちゃんが俺と同い年の母上ときてくれたり、12時近くにHさんときた専門学校生のM子ちゃんがこの店が気に入ったので今年中にもう一度きますと言って帰ってくれたりして、桃井の廻りは天使たちが一杯。年末になって突然襲ってきたこのとんでもない状況、そんないいことでもなくちゃやってられないよ。