桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・12・6

2011年12月07日 | Weblog
今日はO君も休みなので完全ひとり営業。9月に一ヶ月ひとりで営業した実績?があるとはいえ、あの時は経営難もあって自分で選んだことだった。でも、今回は違う。突然のことで覚悟がまだできていない。とにかくお客さんが一杯きて、料理を一杯頼まれても応じられるように予行演習する。でも、こんな時って演習は無駄に終わるのが世の中の常で、忘年会シーズンだというのに今日もお客さんは7時に女友達で社長秘書のSさん、ラジオドラマ作家兼若き女性実業家のSさんと婚約したばかりのRさん、カメラマンのKさんたち、TガスのTさんたち、女性スタッフは皆美人揃いの近所の制作会社のKさんたちの12人だけで、料理もSさんたちがオーダーしてくれただけだったので、がっかりするやらホッとするやら。2時に閉店、店の前からそのままタクシーに乗って帰るのがちょっと侘しく淋しく思えてしまって、ブラブラ歩いて近所の深夜スーパーへ。これも食べたい、あれも作りたいと取り止めもなく思いながら気づいてみたら殆どお客さんのいない店内を物色散策すること約一時間。多分不審舎と思われていたに違いない。3時半すぎに帰宅。夜中だというのにペペロンチーノを作って食べる。一昨日作った塩辛をいれてみると、オリーブオイルとニンニクとマッチしてグッ。以前読んだA・タブッキの「供述によるとペレイラは……」を再読しつつ眠る。