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映画『出口のない海』のチケットを買ったことで、身のまわりにいろんな変化が起こっています。本屋でまず『人間魚雷 回天 命の尊さ…』ザメディシオン を見つけたことで、平生の阿多田交流館に行くことになったこともその一つです。
そこで8月18日に自決した橋口大尉の残した遺品を目にしたことでいろんな思いを新たにしました。大津島基地、光基地、平生基地と転任を重ねて幾多の仲間の死を目にしてきて、自分だけが生を続けることができなかったことを、どう考えたらいいのか。問題をつきつけられました。
コンビニで偶然見つけた『特攻の島』佐藤秀峰 芳文社 というコミックでまた考えがひとつ変わってきました。今まで活字で見ていたいろんな人物が実名でコミックに登場してきます。視覚メディアに乗ることによって、突然一人ひとりが動き出したように見えてきました。
佐藤秀峰という漫画家は、『ブラックジャックによろしく』や『海猿』といったテーマ性の強い題材を用いる漫画家なので、この『特攻の島』が今後どのように使われていくのか、注意深く見ていく必要があると思います。
エキセントリックな描き方ではあるけど、リアルな見方ができるという面では一度読まれることも勧めます。
さらに本屋で『出口のない海』横山秀夫 講談社文庫 を見つけました。大学の軍事演習で肩をこわした甲子園優勝投手が、主人公になっていて、若き学生の夢と恋を交えながら、戦争にまきこまれていく様子が描かれています。
そこには、無駄と思われる死をいかに自分の中で納得させていくのかが描かれています。最初に紹介した『特攻の島』とは少しテーマが違っているのかとも思われます。
職場でもあれこれ話しているので、同僚の先生が回天に関わるいろんな本を持ってきてくれました。また大津島の回天記念館の館長とも知り合いということもあって7月31日に回天記念館に自己研修で行くことになりました。どなたか一緒に行く方がありましたら、コメントに載せておいてください。
夕方の5時から翌朝5時までかかる撮影でしたが、思い出に残りました。もちろん子どもたちも徹夜です。うちの子どもたちも居眠りしながらがんばりました。そういう意味でもぜひ見てほしい映画です。